【ガンプロ】渡瀬瑞基が元パンクラス王者・和田拓也を退け、SOG王座初V!3・28新木場で勝村周一朗、石井慧介、進祐哉、PSYCHOで次期挑戦者決定Tへ

 ガンバレ☆プロレスが3月7日、東京・新木場1stRINGで『ガールフレンド・エクスペリエンス2026』を開催した。2・22高島平区民館で望月成晃(ドラゴンゲート)からスピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座を奪還した渡瀬瑞基が元ウェルター・キング・オブ・パンクラシストの和田拓也の挑戦を退け初防衛に成功。次期挑戦者には勝村周一朗、石井慧介、進祐哉、PSYCHOの4選手が名乗りを挙げ、3・28新木場で挑戦者決定トーナメントが行われることになった。

 和田はこれが3度目の同王座への挑戦で、プロレスルールでの戦いにも順応し満を持してのチャレンジとなった。和田はアキレス腱固め、アンクルホールドなどで徹底した足関節攻めで、2024年12月に右アキレス腱断裂の大ケガを負った渡瀬は悶絶。それでも渡瀬はダイビング・フットスタンプ、ドロップキックで反撃も、和田はロコモーション式ノーザンライト・スープレックス。

 渡瀬がエルボーを繰り出せば、和田はミドルキックで対抗し、エルボーの打ち合いに。渡瀬が投げ捨てジャーマンを見舞えば、和田は投げ捨てドラゴン・スープレックスで返した。和田はアンクルホールドで締め上げ、バックドロップ、アサルトポイントとつなぐもカウントは2。渡瀬は垂直落下式ブレーンバスターをカウント1で返されると、ヒジのサポーターを外してベアエルボー。2発目をかわした和田は腕十字を狙うも、渡瀬は抱え上げてマットに叩きつけた。渡瀬がベアエルボーもカウントは2。ならばとヴェネチアンを決めて、粘る和田にトドメを刺した。

 試合後、渡瀬は「キング・オブ・パンクラシスト、和田拓也のプロレス愛にロマンを感じたよ。今までパンクラスの和田さんとして見て来たけど、俺が間違ってた。あんたはプロレスラー和田拓也だ。怖かったです。何回も寝る前、シミュレーションして、俺の頭のなかでは腕だったけど、足をこんなにやられて。頭のなかでは結構負けてたけど、あきらめなければ勝てるんだって。超えたわけじゃないかもしれないけど、今日は俺の勝ちです。ありがとうございました」と和田を称えた。和田は「3度やってダメで、あきらめなくていいんだったら、また明日から練習して実績つくって、4度目やるからな。渡瀬、ありがとう。強かった」と返して、2人は抱擁を交わした。

 ここで、この日、「RIZIN」有明アリーナで“盟友”所英男のセコンドを終えて、会場入りした勝村が「タッグのベルトもいいなと思ったけど、今の試合を見たらやりたくなっちゃった。渡瀬とはシングルやったことないんで、そのベルトかけてどうですか?」と発言。渡瀬が「どうですか?」と観客に問うと、場内から万雷の拍手が…。三島通義社長は「このカードだったら、(4・29)後楽園ホールでしょ」と断を下そうとしたが、石井が割って入って「三島さん、気が早いです。後楽園ホールへのこだわりは俺が一番もってる。前回まだ後楽園のメインで勝てなかったけど、また後楽園のメイン狙ってんだよ。俺にやらせろよ」と待ったをかけた。続けて、石井とのシングル戦実現をアピールしている進がリングインして「俺とシングルじゃねぇの? なんなら俺が石井倒して…」と言うと、今大会で試合のなかったPSYCHOまで現れ無言でアピール。

 この事態に三島社長が「皆さん、シングルを狙ってるということでいいでしょうか? 大会数もないので、4WAYで決めちゃいましょうか? 次回の3月28日で、いいですか?」と言うと、セコンドのHARUKAZEから「トーナメント!」の声が…。三島社長が「4WAY、トーナメント、どっちがいいですか? お客さん」と問うと、ファンは圧倒的にトーナメントを支持。三島社長は「3月28日、新木場。この4人でトーナメントやって、勝者が4月29日、後楽園で渡瀬のシングルベルトに挑戦するということで。カードは考えます」と決断。すると石井と進が「ここだよ!」と互いに対戦を主張したため、1回戦は石井vs進、勝村vs PSYCHOの組み合わせに決定した。

 これを聞いた渡瀬は「後楽園のメインでタイトルマッチ決定ですか。後楽園のメイン、俺で決定ですか? その前に米国でタイトルマッチやるぞ!」と言い出した。これまた渡瀬恒例の会社に未報告だったようで、三島社長は「頑張ってくれてることには感謝してますけど、あんまり知らないところで勝手な動きしないでください。タイトルマッチやって、ベルトなかったらシャレにならないんで!」と頭を抱えた。

 それでもめげない渡瀬は「米国で必ず守って、後楽園ホールにベルト持ってきて、タイトルマッチやるよ。俺あんなワダタクさん(和田)、初めて見たよ。かっこよかったよな? 次の後楽園の挑戦者はあの4人のなかの誰かかもしれないけど、あの人はまた上がってくると思うし。今日出てた中島翔子、すげぇじゃん。あの人が来たっていいんだよ。俺がもっともっとおもしろくしていくぞ!」と締めくくった。

 バックステージで渡瀬は「頭のなかでずっと勝てなかったんです。何をどう描いても極められたんです…。みんなの声援がなかったら耐えられなかったかもしれない。腕を攻めてくると思って対策したんですけど、アキレス腱だったんです。切ったほうの。でも、あの人のプロレスのロマンを感じました。どんどん価値を上げていきますよ。(次はトーナメント優勝者だが?)俺からしたら順番でいいですよ。全員とやるつもりでいるんで、誰が来てもいいです。米国でも防衛戦やっちゃいましょう。リスク負わないと得るものも少ない。後楽園でベルトがないかもしれない。でも、それを乗り越えたとき、もっと価値のあるベルトになると思うんで…」とコメント。

 3度目の正直がならなかった和田は「うまくいかない。3度目獲れなかった。それも俺の人生。また目標ができた。ファンのみんながやっていいと言うなら、4度目、実績つくってやっていくしかない。冷静にいこうと思ったけど、あいつが感情出してくるから珍しく感情が出た。ああいう相手とやるのもいいなって思った。次は獲りたいね」と前を向いた。

 次期挑戦者決定トーナメントに出場が決まった勝村は「渡瀬と俺で決まりかなと思ったけど、トーナメント初戦やって、決勝やって、渡瀬とやらなきゃいけないから面倒くさいなと思って。セミが終わったとき、迷ったんです。進とタッグのベルトいこうかなって。でもメイン見てから決めようと思って。誰もいかないから、いっちゃえと思って。面倒くさいけど3回勝てばいいだけなんで。久しぶりに本気出そうかなと思ってます。(RIZINで刺激を?)所は同世代で負けちゃったんですけど、これから上っていく20代の子とやり合ってたんで。俺も負けてられないなって思いました。PSYCHOは去年シングルやって勝ってるんで、苦手意識はない。トーナメントは格闘技のときからやり慣れてるんで、うまく2試合やることを考えながら1回戦は勝てたらいいなと思います」と話した。

 石井は「渡瀬VS勝村になりそうになって、黙って見てようと思ったけど、後楽園のメインとなると自分は譲れない。トーナメント勝てば、後楽園メインが巡って来るんで。前回7度目の後楽園メインでダメだったんで、8度目は常に意識してたんで。進とは向こうも意識してるけど、こっちも意識してるんで。進を倒して勢いをつけます」、進は「当初の目標だった石井とのシングルマッチ。ベルトが見える展開になったんで一石二鳥。(1日2試合勝たなければならないが?)慣れてるんで大丈夫です」と意気込んだ。

 また、大会終了後、25周年イヤーに突入した大家健がガンバレ☆集会を開き、「凱旋試合とかやったけど、まだ富山に恩返しができていない」と言うと、富山出身の小路晃、冨永真一郎が現れて3人が決起。3・28新木場でこの3人で富山トリオを結成することを宣言した。大家は4・29後楽園では25周年記念試合第1弾として、先頃、TTTのベルトをかけて戦ったガッツ石島と組み、昨年11月にシングルのタイトルマッチで対戦した望月、中津良太のコンビと対戦することが決まった。

ガンバレ☆プロレス『ガールフレンド・エクスペリエンス2026』
3月7日(土)東京・新木場1stRING(18時) 観衆143人

第1試合 シングルマッチ 20分 1本勝負
〇今成夢人(10分23秒、逆エビ固め) 元島仙多郎●

第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
大家健&○小路晃&鈴木心(10分13秒、片エビ固め) 趙雲子龍●&トランザム★ヒロシ & Chika
※STO

第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負
◯入江茂弘(12分37秒、片エビ固め) 川上翔大●
※AUF DIE FRESSE

第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
〇中島翔子(16分18秒、ノーザンライト・スープレックスホールド) YuuRI●

セミファイナル タッグマッチ 30分1本勝負
勝村周一朗&〇進祐哉(11分31秒、クロス・フェースロック) 石井慧介&冨永真一郎●

メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分1本勝負
<王者>○渡瀬瑞基(16分8秒、片エビ固め)和田拓也●<挑戦者>
※ヴェネチアン。第10代王者が初防衛に成功。

〈写真提供:ガンバレ☆プロレス〉

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