【編集長コラム】「レスラーと猛獣使い」

今年4月1日より、自転車保険の加入が東京都、奈良県、愛媛県でも義務化された。新型コロナウィルス感染拡大問題に隠れてあまり話題になっていないが、大事な決定だ。

これより前に、神奈川県、埼玉県、長野県、大阪府などでは既に決まっていた。自転車を利用する者は、順守しなければならない。

電動ママチャリで都内を疾走している宮本裕向は「自分も自転車に子どもたちを乗せていたので、いつも安全運転を心がけている」と明言。イクメンらしい心構えで日々、過ごしている。

自転車保険をきっかけに、保険について調べて行くと「危険な職業・職種」という告知義務があるそうだ。危険な職業、職種といえば、知り合いの獣医さんは、勤務していたサファリパークで象の鼻に叩かれ「腰骨を折る大怪我をした」とぼやいていた。以来、大きな動物や猛獣は怖くなり、犬猫・動物病院を開業したという。

教師の友人は「生徒に刺されたこともあるし、保護者には吊るし上げられるし、女子生徒を狙った痴漢やストーカーは撃退しなくちゃいけないし、結構危ない仕事。そのうち危険な職業に認定されてしまうかも」と深刻な顔だった。

獣医さんや先生も、意外な危険に囲まれているが、保険の「危険な職業、職種」には、プロボクサー、力士、猛獣取扱者などと並んで「プロレスラー」の文字が書かれていた。しかも注釈に「レフェリー含む」とあった。

「プロレスラーは常に危険と隣り合わせの職業」は常識だろうが、こうやって改めて文字で見ると、心に突き刺さる。

全日本プロレスの石川修司は「プロレスラーが危険な職業というのは、レスラー自身は忘れがち。でも、こういうのを見ると、改めて危ない仕事だと再認識した」と、自分自身に言い聞かせていた。ジェイク・リーは「これをどう捉えて行動するか、何より一番大事な気がする」と、いつも通り冷静な大人の対応だ。

DDTのHARASHIMAは「怪我しないように心がけてはいるが、レスラーは危険といえば危険だからね。そうそう、自分も自転車保険、入らなきゃ」と、いつも通り常識人らしい返事をくれた。

大日本プロレスの野村卓矢は「さすがに猛獣使いの方が危ない気がするが・・・考えるいいキッカケになった。気を引き締める」とシッカリしている。同じく大日本の兵頭彰は「常に危険と隣り合わせ。気をつける」とタイツの紐をしめなおした様子。デスマッチもある団体なので、危険という思いは強く抱いているようだ。

金剛に電撃加入の征矢学、BASARAの木高イサミの二人は「レフェリーも含むんだって!?」と、思わぬところに引っかかっていた。

ノアの清宮海斗は「猛獣使いと同じ? レスラーは猛獣と言われてもおかしくないから」と、年齢の割にはキモが据わっている。

いずれにしても、命がけでリングに上がるプロレスラーに、さらにリスペクトの想いが強くなった。これからも、どうか怪我のないように、頑張ってほしい。

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