【飯伏幸太スペシャルインタビュー】≪完全版≫②DDTデビューからオスカープロ、そして内藤、ケニー、オカダ、中邑、棚橋についてその胸中を激白!!
◆オスカープロモーション所属!
山口:芸能事務所でもオスカープロダクションに入っていらっしゃいますが、オファーが来たときはどうでした?
飯伏:最初の形としてはDDTがオスカーに所属して、単独の契約ではなかったんですが、オスカーと契約したという意識が出たのは、二団体契約が外れても個人で契約できた時ですね。うれしかったです。これはチャンスだなと思いましたね。
山口:個人が認められてオファーが来ているということですから、とても嬉しいですよね。
飯伏:メチャクチャ嬉しいですね。
山口:ドラマの役が来たらどうしよう、とか考えました?(笑)
飯伏:いろいろ考えましたけど、何でもやろうという思いです。実際、映画に出たことで、プロレスの表現力というか、表現の仕方ですごくプラスになった部分がありました。
山口:演技の練習はやりましたか?
飯伏:演技の練習はほとんどなかったです。撮りながらやりました。
山口:他のレスラーでも、武藤さんが映画「光る女」で主演されてましたね。
柴田:コケましたね(笑)
山口:昔のプロレスラーって意外と映画に出てますよね?
柴田:だいたいのレスラーはうまくいっていないですけどね。
山口:飯伏さんは新しい感覚の人だから、本格的に映画もいけるんじゃないかな、って気がするんですけど、やりたい俳優像ってあったりしますか?
飯伏:俳優をやって、それをどうにかプロレスにつなげたい、という感じしかありません。俳優単独で、ではないです。
山口:NHKの大河ドラマに、K-1に出ていた武田(幸三)さんが出演してましたよね。現役選手でああいうのをやったりというのも、面白いですよね。
飯伏:フリーなので、できる状態ではあります。
山口:飯伏さんってファンクラブ作ってないんですか?
飯伏:いろいろなところから声をかけられるんですが、あえて作っていないんです。ホームページも、ファンからすればあったほうがいいんだけど、ちょっと違うのかな、って感覚です。
山口:DDTと新日はプロレスのスタイルが違う部分があると思いますが、その違いを言葉にするとどうなりますか?
飯伏:うーん……全く違うんですけど、プロレスの中だけで言うと真逆です。プロレスのスタイルとして真逆ですね。DDTのほうはお客さんが求めているものを一番に出すプロレスですね、触れ合ったりとか。新日本プロレスは新日本プロレスを出して、どうだ、と勝負する場所です。どちらも僕は好きなので。
◆内藤哲也率いるロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンについて!
山口:もともとプロレスは幅広いですよね。これができるから2団体所属したという感じですよね。同世代の選手という部分では、飯伏さんから見たロス・インゴベルナブレスの内藤さんとはどういう感じですか?
飯伏:僕の中では、内藤さんは、数年前までは自分のほうがちょっと先を行っていた気がします。だけど今は、一気に内藤さんが先に行ってしまった。
柴田:行かれた感じある?
飯伏:この分を取り戻すための、「行ってくれている」って感じ。
柴田:簡単に追い抜きますよ、と。(笑)
飯伏:あとはどこで行くかというタイミングです。
山口:今の内藤さんとの絡みは見たいですね。飯伏さんとしても、今の内藤哲也は興味ある存在ですか?
飯伏:興味ありますね。
柴田:ロス・インゴのやり方って、飯伏さん大好きじゃない?
飯伏:どういう意味ですか?(笑) 入りたいってことですか?
柴田:スタイルというか、一線を引いていく感じは。
飯伏:好きですね。
山口:スイングしそうですよね。ああいう感じになる前から試合はスイングしていたと思うけど、ヒールとベビーの対立図式がはっきりして、余計面白い感じがします。
飯伏:たぶん噛み合うと思います。
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