急逝の木村花選手の母親・木村響子さん「どうか楽しく元気な花を心に置いてあげてください」恩師でありプロデューサーのロッシー小川が「花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子」とその死を嘆く
23日に亡くなった木村花選手について嘆きの声が絶えない…
国会でもネット上での誹謗中傷に関して法整備を望む声が上がっており、社会的に今回の件を形骸化させることなく、同じ被害を繰り返さないようにと望む声が高まっている。
そんな中、木村花選手の母親である木村響子さんのTweetに注目が集まっている。
木村花 を
応援してくれたかた
仲良くしてくれたかた
愛してくれたかた守ってあげれなくて ごめんなさい
辛い想いをさせて ごめんなさいあなたが辛いと 花も辛いから
どうか楽しく元気な花を
心に置いてあげてください花が伝えたかったことを
カタチにするために
もっと 強くなります— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020
「あなたが辛いと 花も辛いから
どうか楽しく元気な花を
心に置いてあげてください」
これに対しネット上のコメントでは
「花ちゃんは本当に素晴らしい女性であり見事な戦士でした。どうかお母様もご自愛ください。」
「娘さんはあなたの子として生まれてきたことを本当に幸せに思っています。」
「あなたの娘さん、花さんは大変立派なプロレスラーです。下手すると響子さんより強いプロレスラーに成長したのかもしれません。」
「いちプロレスファンとしては、木村花という唯一無二の素晴らしい女性・素晴らしいプロレスラーを育ててくださった事に感謝しかありません。」
等々の感謝・励ましの声が1,500件近く届いている。
この声をしっかりと受け止めて、どうか読者諸氏も辛さに負けず楽しく元気な姿を心において欲しい…
繰り返されるネットリンチの連鎖をなんとか止めていきたい。誹謗中傷する者は許されないが、中傷した者をまたネットの“数の暴力”で一方的に叩くのでは、同じことの繰り返しになってしまうことを懸念する。ネガティブループに陥ることなく故人の笑顔に思いを馳せたい。
一方で木村響子さんはマスコミへの注意喚起もつぶやいている。
マスコミの皆様へ
警察や スターダム事務所に
詳細を問い合わせるのは おやめください お仕事に詳細がでてしまいます死者のプライバシーを
どうか尊重してあげてくださいギリギリのところで 闘っているひとたちの背中をおさないでください
もう誰ひとりも傷つけないでください
— 木村響子 (@kimurarock) May 24, 2020
我々は勿論、ファンの皆様もどうか警察や選手・スターダム事務所へ詳細を問い合わせることは控えて欲しい。この言葉も非常に重い。
また木村花をスターダムのリングにあげた恩師であり、スターダムのエグゼクティブ・プロデューサーであるロッシー小川はこう嘆いている。
木村花が永眠しました。花は勝ち気そうで実はナイーブな女の子でした。きっともっともっとプロレスがやりたかっただろう。ジュリアとの対決はまだまだ見せたかった。
私の誕生日には「まだまだ自粛が続くので、今度小川さん邸でご飯作らせて下さい!一緒に食べたいです✨」というLINEをくれた。合掌! pic.twitter.com/gNUKd8vSYk
— ロッシー小川 (@rossystardom) May 23, 2020
木村花は勝ち気そうで、実はナイーブな女の子であった。未来への希望を述べていたレスラーの深い悲しみを忘れることはできない。
花に送られたコメント、写真、映像を見るにつけ涙が込み上げてくる。心は強いと自負する私だが、歳を重ねると涙腺がもろくなってしまったようだ。
花は飼っていた子猫をカゴに入れ事務所のドア外にそっと置いて旅立ってしまった。この子猫は花の形見のようだ。だから一層、可愛くも愛おしくも見える。 pic.twitter.com/jBn1EBknSF— ロッシー小川 (@rossystardom) May 24, 2020
ロッシー小川自身も木村花のコメントや写真、映像を見る度に涙を止められないうちの1人だ。
木村花が飼っていた子猫はスターダム事務所のドア外にカゴに入れてあったとのこと。
木村花の形見の子猫も大事にして欲しい。
関係各社の痛み、悲しみがついえることはない…この悲しみを無駄にせず、将来のある選手・タレントの未来を守る礎にしていきたい。