【プロレスのある風景 Vol.49|榎本タイキ】

『流星番長』と『方舟の天才』が繰り広げた最高の第1試合

最後の更新から3ヶ月も経ってしまいました。すみません。。

コロナウィルスの影響で各団体も今は完全に自粛状態。それでもやっと緊急事態宣言も緩和され、興行開催の兆しが見えてきた感じです。

きっと次に会場で生観戦できる日が来たら、ただプロレスが観られる喜び以上の何かを感じるような気がして今からとても楽しみです。

今日は僕が観てきたプロレスの中で『ベストワン第1試合』だと思っている試合のことを書いてみようと思います。それは2001年3月2日 両国国技館、プロレスリングZERO-ONE(現ZERO1)旗揚げ戦にて先陣を飾った星川尚浩選手vs丸藤正道選手の試合です。

プロレスの第一試合はメインイベントと同じくらい、その興行が成功するかどうかの舵を握る大切なもの。この日は錚々たるビッグカードが組まれる中、それらを喰ってしまうほどの好勝負をこの両者が冒頭からいきなり繰り広げました。

のちに星川選手は試合中の事故で「急性硬膜下血腫」という重症を負ってしまいます。それでも懸命のリハビリで回復し2013年7月17日、自身のデビュー20周年記念大会で丸藤選手と再戦。

車椅子でリングまでやってきて自らの足でリングに立ち丸藤選手と対峙。張り手だけの攻撃でしたが一発一発に気持ちがこもっていました。

そして丸藤選手から3カウントを奪います。この試合は今もYouTubeで観られます。

フルコスチュームで一レスラーとして正々堂々と闘った丸藤選手も本当に素晴らしかった。号泣必死の感動試合なので、ぜひハンカチ片手に検索・視聴してみてください。

星川選手はもちろん今もZERO1のプロレスラーです。皆さんの思い出の第1試合はなんですか?

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