【DDT】6.27(土)上野勇希&吉村直巳の持つKO-Dタッグ王座に挑戦する遠藤哲哉&島谷常寛がタイトル奪取へ思いを語る

DDTプロレスリングは6月27日新宿大会を開催。ノーチラス(上野勇希&吉村直巳)の持つKO-Dタッグ王座挑戦に向けてトレーニングに余念がない遠藤哲哉と島谷常寛をトレーニング場所であるボディプラント六本木で、デッドリフト、アンダーグリップ・チンニング、アンダーグリップ・ベンドロウ、ワンバンド・ダンベルロウ、ワイドアンダーグリップラットプル、デッドシュラッグ、クランチをこなした後にタイトル奪取へ思いを語った。




――トレーニングを2人でやるようになったのは?

島谷 僕がデビューしてからちょっと経ったぐらいで見てもらうぐらいの感じだったんですけど、毎日一緒にガッチリやるようになったのは僕がDDTを退団してからですね。
遠藤 コイツの時間が増えたからやりやすくはなりました。

――毎日やってるんですか?
遠藤 呼んだら来るので。
島谷 フットワーク軽いので。それで強くなるならいきますよ。

――どれぐらいやるんですか?
遠藤 一日2時間ぐらいですね。そこそこ長いほうだと思います。

――なぜ2人でやろうと?
遠藤 限界が来たときに補助してもらえるし、フォームの確認でお互い動画を撮影しながらやるんですよ。鏡だけだと正面しか見れないので、後ろからや横からチェックするために2人でやったほういがより質の高いトレーニングができる。
島谷 それだったら誰でもいいですよね。僕は遠藤さんに絶対的な信頼があるので。この人から教われば体を変えられるだろうと。

――そもそも肉体改造したかったんですね。
島谷 変えようと思ったのが今年に入ってからあって。遠藤さんの体を見ればわかるじゃないですか。

――17kg痩せたというのは文春オンラインで語られた境遇からではなく、トレーニングの成果もあったということなんですね。
島谷 悪いような痩せ方はしてないし、実際力も落ちてないですしね。
遠藤 見た目だけじゃなくて、中身、筋肉の質は落とさずに。我々の仕事はプロレスなので、プロレスのパフォーマンスをあげるための体づくりというのを意識しながらやってますね。

――立花誠吾選手と「WRESTLE PETER PAN」で試合をしたときは?
島谷 体の動きは全然違いましたね。ただ違いすぎて自分の体をコントロールできなかったです。
遠藤 それはあるあるですね。
島谷 これは試合が終わったあとに一番思いましたね。「これ変わっているわ」って。
遠藤 ノブ自身が思っていた能力を大幅に超えていたから、頭の中の動きと体がリンクしなかったわけです。

――試合をこなしながら頭と体の動きをリンクしなければいけないと思うのですが。
島谷 まだ立花戦とこの間の6人タッグですからね。6人タッグの時も間があったのでイメージして臨んで負けはしたんですけど、まだまだイケる、動けるとは思いました。

――今回、遠藤選手はKO-Dタッグ王座挑戦でトレーニングパートナーである島谷選手を抜擢したわけですが。
遠藤 普段からトレーニングも見ているし、「WRESTLE PETER PAN」の動きを見て、コイツの持っている力はこんなもんじゃないなと。もちろんあの試合もいい試合だったんです。ただ、俺と組めばもっと良さを引き出せると思って。

――島谷選手は指名されたときどう思いました?
島谷 まさか指名されると思わなくて。あの状況、あの空気が読めないというマイクがあったら、あの中にいた人間ならリンダマンだと思うじゃないですか。そりゃあの状況でマイク持ったら動揺して名前を噛みますよ。噛まないヤツいないでしょ?

――現王者チームはかつての後輩2人になります。
島谷 なんて言うんですかね。自分のしたことのないような経験を積んでいると思うんですけど、自分は自分で自信を持ってやってるので。あの2人のしてない経験をしているつもりではいるし、あくまで対等に見てます。
遠藤 いろいろ経験している人間は違いますね。
島谷 あの2人に対して劣等感とか持ってないですよ。僕は僕にしかできないことをやっているし。

――DDTを退団して、フリーになってDDTのタイトルに挑戦するというのは?
島谷 DDTにいたときの目標を口にはしていなかったんですけど、DAMNATIONでタイトルを獲るというのは心の中にあって。文春オンラインに載ったことで、またDDTに出るきっかけは掴んだので、あとは結果ですよね。

――レギュラー参戦決定しているかもわからないですし。
島谷 だからベルトを獲れば先が見えるんじゃないかなと思います。

――遠藤選手は今の島谷選手をどう見てますか?
遠藤 図太いなという感じですね。去年自分から辞めると言っておいて「レギュラー参戦させろ!」って図太い以外の言葉が出てこない。悪い意味じゃなくてね。その図太さがリング上のパフォーマンスにつながっているから、DDT辞める前よりもイキイキしているし、数試合しか見てないけど、好きなことやれているんじゃないかな。

――遠藤選手はノーチラスについては?
遠藤 自分で考えるということをしてないなと。上からの指示を待っているだけ。

――KO-Dタッグ王座を巻いているので、実力・ポテンシャルはあると思うのですが。
遠藤 ポテンシャルだけではプロレスは勝てませんからね。

――ノーチラスのチーム力があったとしても?
遠藤 正直ね。上野がいつどこ使ったときもこの前の鶴見青果市場での試合でも俺が勝っているので、ここでアイツらが余裕を見せているようじゃ、この試合は圧勝ですよ。

――余裕を見せている?
遠藤 まだオマエらはそういう立場じゃないと。

――顔が死んでいるという発言もされてましたが。
遠藤 何も感じないんですよね。勝ちたいという気持ちというか。

――気持ちの部分では島谷選手のほうが上回っている?
遠藤 そうですね。コイツはもう顔芸でプロレス界で飯を食ってきて。
島谷 顔芸とかやめてくださいよ。
遠藤 まあでも、自分をさらけ出すことにかけては今のプロレス界で上位だろうし。

――ノーチラスにないものを島谷選手は持っていると。
遠藤 まだ向こうはカッコつけたがっている。出してみろよと。YouTubeのライブ配信でチ●コ出してみろと。

――あれ(那須自然学校プロレス)はだって……。
遠藤 (遮って)さらけ出してみろと。

――KO-Dタッグ王座を獲れば二冠ですね。
遠藤 KO-Dタッグを獲って、この前落としたKO-D6人タッグも狙っていきたいですね。
島谷 ちょっと同じこと言わないでくださいよ。僕もこういう性格なんで次いっちゃいますね。
遠藤 全部獲って毎週防衛戦をやりたいですね。

【大会名】DDT TV SHOW!#8
【日時】2020年6月27日(土) 開場18:00 開始19:00
【会場】東京・新宿FACE

KO-Dタッグ選手権試合
<王者組>上野勇希&吉村直巳 vs 遠藤哲哉&島谷常寛<挑戦者組>
※第67代王者組5度目の防衛戦。

大会詳細
https://www.ddtpro.com/schedules/14118



上野勇希&吉村直巳へのインタビュー
https://proresu-today.com/archives/112890

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