【新日本】内藤がデスティーノで後藤から勝利で3連勝!SANADA戦に向け「次の長岡で俺に敗れ、早々と『G1 CLIMAX』脱落することこそ、今のSANADAにはもしかしたら必要なことなのかもしれない」<9.29後楽園>

新日本プロレスは29日、東京・後楽園ホールにて『G1 CLIMAX 30』Bブロック公式戦を開催した。

メインイベントで二冠王者・内藤哲也(2勝0敗)と後藤洋央紀(1勝1敗)が対戦。

 

内藤はテーピングがされている右肩を攻める。

後藤が場外へプランチャを見舞う。

GTWを炸裂させると雄叫びを上げる後藤。

お互いに大技を出し合う激しい展開を、内藤がデスティーノで後藤を沈めて開幕から3連勝となった。

内藤は試合後にマイクで「次に、Bブロック、内藤哲也の公式戦を東京のお客さまにお見せできるのは、来月の両国国技館。しばらく時間が空いてしまいますが、いま、三連勝中の内藤の連勝が、いったいどこまで続くのか、最終的に何勝何敗で両国に戻ってくるのか。みなさま、いろいろ考えながら、トランキーアセらずに、そして楽しみにお待ちください」とコメントすると最後はファンは声が出せない状況ではあるが「デ・ハ・ポン!」で大会を締めた。

また、バックステージでは、開幕から3連敗の次戦の相手SANADAに向けて「次の長岡で俺に敗れ、早々と『G1 CLIMAX』脱落することこそ、今のSANADAにはもしかしたら必要なことなのかもしれない」と引導を渡すことを宣言した。

レック Presents G1 CLIMAX 30
日時:2020年9月29日(火) 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール

第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦
×後藤 洋央紀(1勝2敗=2点)
vs
○内藤 哲也(3勝0敗=6点)
21分58秒 デスティーノ→片エビ固め

 

<バックステージ>

内藤「(※2本のベルトを引きずりながら現れ、床に2本を並べるとその前に片膝をついて)後藤! 後藤。試合タイム見てみろよ。えぇ!? 棚橋よりも、ザック・セイバーよりも、一番楽に、一番短い時間で勝っちまったよ。後藤、これが今のオマエの実力だよ。頑張っても、20分台前半しか俺と試合ができない、結局その程度の相手だよ。(※体を起こしながら)でもさぁ、でも、俺は後藤洋央紀っていうレスラーはさぁ、素晴らしいものを持ってるレスラーだと思うよ。それは素直に、そう思ってるよ。だからこそもったいないと思ってるし、だからこそ札幌で言ったじゃん。『滝修行でもしてこい』って。あの頃みたいに、また滝修行でもしてくればよかったのにね。そしたら今日、何かが変わったかもしれないよ。でもそれすらしてこなかった後藤、まぁ結果は、予想通りの結果だよね。

さぁ、いよいよ次は、一番楽しみにしてたSANADAとのシングルマッチ。彼は今日、負けてしまったんでしょ? また負けてしまったの? 彼は0勝3敗? 対する俺は3勝0敗。よく皆様考えてよ。よく考えてよ。俺がもし、今日チケットを買って後楽園ホールに来ていたら。もし俺がファンで、長岡のチケットを買っていたら。もし俺がファンで、今新日本プロレス・ワールドを見ていたら。『長岡はSANADAが勝つかな』って予想するでしょう。俺がプロレスファンだったら、間違いなく予想するよ。『3連敗のSANADAが内藤にも負けて、ここで早々と脱落がほぼほぼ決定する、そんな状況にはならないでしょう』。俺もそう予想するよ。もしプロレスファンだったらね。たださぁ、今のSANADAにそういう甘さはいらないよ。次の長岡で俺に敗れ、早々と『G1 CLIMAX』脱落することこそ、今のSANADAにはもしかしたら必要なことなのかもしれない。ここで悔しさを味わうことこそ、将来のSANADAに役に立つのかもしれない。だからこそ俺は全力で、長岡、皆様の予想通りにはいかない結末を、皆様にお見せしますよ。長岡は、SANADAの準地元なんでしょう? SANADAの勝利を楽しみにチケットを握りしめてるお客様、いるかもしれないけどさぁ、残念ながら皆様の希望とは逆のエンディングを、長岡で、お見せしますよ。じゃぁ、次は明後日、蒼アーレ長岡のメインイベントで、お会いしましょう! アディオス!(※2本のベルトを引きずりながら立ち去る)」

後藤「(※右腕をかばうようにしてインタビュースペースに到着すると、片膝をつく)二冠王者、さすがの強さだな。俺の夢が、俺の目標が、どれだけ険しいのか思い知らされたよ。だがな、その目標が高ければ高いほど、面白いってもんだろ。俺の『G1』、まだまだこれからだ。(※立ち上がって控室に向かいながら)次だ、次だ!」

 

(写真提供:新日本プロレス)

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