【アイスリボン】IW19王座前哨戦でテクラがつくしに勝利!週プロ表紙&新人賞コンビが凱旋!1.30 蕨「アイスリボン1096」

アイスリボン1096
2021年1月30日(土)アイスリボン道場
開場13:35/開始14:00
観衆:60人(満員札止め)

◆第1試合 シングルマッチ10分1本勝負
○藤田あかね(8分50秒 ギブアップ)Yappy×
※変形キャメルクラッチ

重量級の体と体がぶつかり合うあかねvsYappyの初シングルマッチ。あえてYappyのぶ厚い尻に狙いをつけたあかねが、Yappyをうつ伏せにしての尻への張り手、エルボーを放つが、Yappyは余裕の表情で受けて立つ。タックル合戦でもあかねと互角のぶつかり合いをみせたYappyはあかねの顔面に尻爆弾を叩き込んでいく。あかねはレフェリーの世羅をスイングしてYappyの尻に顔面をぶつけたり、倒れたYappyに世羅を飛ばしてダブルニーを叩き込ませるなど、頭脳作戦をみせると、Yappyの猛攻をしのぎ、最後はフロントチョークスリーパーから反転しての変形キャメルクラッチでギブアップを奪った。

試合後、Yappyは「今日は私のお尻の力を見せてあげました。ビッグアスの力を見せました。嬉しいですね~。あかねさんのチョップは痛かった。アイスリボンで一番のチョップですね。名古屋では私の一番可愛い後輩の奈青ちゃんと百火涼乱との初対決です。頑張ります。」と語り、あかねは「意外にも初シングルということで、今までタッグとかでは結構当たってたんですけど、負けてもずっとヘラヘラしてるし、正直、当たっててもこっちの気持ちが盛り上がることはあまりなかったんですけど、今日初めて試合して楽しいと思いました。ケツは本当にやべぇなと。ただ、ケツの力だけに頼ってるので、そこはまだ負けたくないと思います。明日はJoint Armyとフランクシスターズのユニット対決。向こうにチェリーさんが入ったんですけど、何もベルトがない2つのユニットの対抗戦ということで、これに勝たないとフランクはまた一時期みたいに暗黒時代が訪れると思うので、名古屋は第二、第三の故郷なんで、負けるわけにはいかないんで、明日は絶対勝ちたいと思います。」と語った。

◆第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負
○松屋うの(8分49秒 牛とじ)トトロさつき×
※もう1人は星いぶき

チェリーが加わり、さらに気合が入る『Joint Army』のリーダーうのがトトロ、いぶきとのトライアングル戦に臨んだ。最後に入場してきたうのを急襲したトトロといぶきは序盤は2人がかりでうのを攻め込んでいく。コーナーでの踏みつけやエプロン付近での背中乗りではレフェリーのもちも加勢するなど、いきなり追い込まれたうのだが、いぶきがトトロを裏切り、試合は三つ巴の戦いへ。スリーパーの仕掛け合い、スクールボーイの決め合いと目まぐるしい攻防を制したのはうの。いぶきを抱え上げてカミカゼを狙うトトロに正面からドロップキックを叩き込んだうのは、結果的にバックフリップでいぶきを後方に落としたトトロを、うのが牛とじで丸め込み、きっちりとカウント3を奪い乱戦を制した。
試合後、いぶきは「今日は久しぶりの3WAYでした。3WAYは難しいなって思ったんで、もっと勉強して3WAYが出来るように頑張りたいと思います。明日名古屋はつっかさんつくしさんハムさん自分とRebel&Enemyの4人との対決なんですけど、自分はRebel&Enemyの4人も大好きだしハム子以外はみんな大好きなんですけど、そこで色んなことを学んだり、明日は勉強になるような試合であればいいなと思います。ハム子はどうでもいいです。」と語り、勝利したうのは「先日の後楽園ホール大会で、トライアングルに挑戦したんですけど、ベルトは獲れませんでした。そして今日もまたトライアングル組ませて頂いたということで、ちょっと縁があるのかなと。トライアングルのベルトにまた気持ちを切り替えて挑戦していきたいなと、今日勝ったので改めてそう思いました。明日は新星ジョイアミvsフランクシスターズですね。フランクはパワーが溢れてますけど、こっちはチェリーさんが加わって、自分たちもさらに柔術の関節技を磨いて明日は関節技をバキバキに仕掛けていきたいと思います。なので、(もちとあかねに向かって)よぉ~くストレッチしておいてください。」と語った。

◆第3試合 タッグマッチ15分1本勝負
世羅りさ&×春輝つくし(12分20秒 体固め)テクラ○&鈴季すず
※直伝ラ・マヒストラルを切り返し

2・23横浜リボンでIW19王座戦を行うことが決定したつくしとテクラ。1・27P’sParty第65戦に続いての前哨戦だ。試合はつくしvsテクラでスタート。序盤から激しくスピーディーな攻防をみせた両選手はタイトル戦に向けて早くもエンジン全開。また、11・23横浜リボン以来の世羅vsすずの百火涼乱対決では、世羅がジャイアント・スイングを宣言したところ、すずがこれを本気で拒否。世羅に高角度2点土下座するなど、本気で嫌がるなど、意外な弱点を露呈。中盤ではテクラとすずのブリッジ状態でのダブル毒蜘蛛ポーズを決め、世羅&つくしを驚かせるシーンも見られたが、試合で最も勢いをみせたのはテクラ。つくしに対してはもちろん、世羅に対しても真っ向から挑むと、最後は標的であるつくしのでんでんむしをしのぎ、続けて繰り出してきた直伝ラ・マヒストラルを切り返して固めると、そのまま強引にカウント3を奪取。前哨戦で直接、つくしを撃破した。敗れたつくしは「まさかテクラちゃんに負けるとは思ってなかったです。前に日本に来た時よりも凄く強くなってるなと思って、今日もそれを感じました。最近はずっとベルトを追う側だったので、追われる感覚を忘れてしまってるな~と感じたので、気を引き締めて、2月23日を迎えたいと思います。」と改めて気を引き締め、テクラは「楽しい~。マジ楽しいよ~。今日はつくしから初めて1、2、3、右肩には赤いベルト(WUW王座)を左肩には青いベルト(IW19王座)。つくし、私にその青いベルトは似合うでしょ?明日は真白とのシングル、楽しみます。」とニヤリ。また世羅が「明日はすずちゃんと組むんですよ。今日は対戦ということで、明日に向けて対戦して心を近づけておこうと思ったんですけど、凄いジャイアントスイング嫌がるね。なんなの?そんなに回るの嫌いかい?アトラクション苦手系?あんなの言われたらやりたくなるじゃないですか。明日は組むんでやらないですけど、ちょっとどこかでやります。覚悟しておいてください。私と当たる度に怯えてください。」と語ると、すずは「テクラちゃんと久しぶりのタッグ。毒蜘蛛連係が決まってよかったなと思います。そして、自分はNGナシと散々言っておりますが、ジャイアントスイングだけはNGなんですよ。これだけは勘弁してください。すいません。明日は世羅さんがYappyをジャイアントスイングで回すところを影で見ている係をします。」と語った。

◆第4試合 タッグマッチ20分1本勝負
藤本つかさ&×真白優希(14分47秒 体固め)雪妃真矢○&宮城もち
※ブレーンバスター

週刊プロレスの表紙を飾った藤本が週プロのプロレスグランプリで新人賞を受賞した真白とのタッグで、道場マッチにICE×∞王者として凱旋した。その対角にはこれまでユニット抗争を繰り広げてきた雪妃ともちがタッグで並び立った。雪妃ともちのタッグは19年2・23『944』大会のメインでの藤本&つくし戦以来、1年11か月ぶり。試合は「絶好調です!」とアピールする真白が先発を買って出るが、これをもちがあっという間に蹴散らす。思わずカットに入った藤本が真白とダブルのエースクラッシャーを決めるが、再び真白が攻め込まれる。途中、もちがコーナーで控える雪妃に「あれを(渡して)!」と鞭を要求するも、雪妃が水を渡すと、「そうそう、試合中はのどが渇いて…じゃねえよ!」と見事なノリ突っ込みをみせたもちが「ムチを渡せ!」と声を荒げる場面もあり、雪妃ともちのタッグは誤爆で仲間割れすることもあったが、終盤はほぼスムーズに試合を進めていった。藤本が雪妃ともちを同士討ちにさせたり、レフェリーのいぶきを呼び込み、もちをブランコ式で対角に吹っ飛ばしたりと、気合の入った試合運びをみせるが、最後は真白が捕まってしまった。もちのヒップドロップ、雪妃のサッカーキックから、最後は必死にしがみつく雪妃を強引にブレーンバスターに決めた雪妃がカウント3を奪取。ユニットの枠を超えた雪妃&もちの越境タッグがきっちりと勝利をモノにした。

試合後、雪妃はさっさと引き揚げたが、座談会でもちは「率直に聞きます。ユキと私のタッグはどうでしたか?(会場から拍手が起こると)それはよかったと見ていいんですかね?一部噛み合わないところもございましたが、それがあったということは、今後、伸び代があるなという意味なんでしょうね。そういう意味では今後要所要所で組んでいきたいと思うんですけど、ユキさん、聞いてますかね?私がアレちょうだいって言ったら水ではない!鞭を持ってこい。そこんとこだけ覚えとけよ!ユキ!聞こえてるか!明日は心から信頼出来る2人とのタッグです。あかねが第二第三の地元と言うなら、私たちにとっての地元でもあるので、まあ泣かしてあげますよ。(うのに向かって)お腹鍛えとけよ。」と語った。

そして週プロタッグの2人は、真白が「今日は藤本さんが勝つと言ったのに、自分が負けてしまいました。負けて凄く悔しいです。自分ももっともっと強くなりたい。強くなりたいです!あ、新人賞獲りました~!!イェ~イ!!凄く、めちゃめちゃ嬉しいです。投票してくれた皆さん、ありがとうございます。今日は週プロタッグ、連係上手くいってましたよね?もう一回やりましょう!今日はハナマルです。明日は初めての名古屋大会です。テクラさんと初シングルで、言葉は通じないですけど、プロレスでは通じ合えると思うので、ビシバシやっていきたいと思います。」と満足気に語り会場をざわつかせると、藤本は「真白さん、新人賞を獲って凄く舞い上がっております。本日、真白優希はアイスリボンで初めてのメインイベントに立ったそうです。P’s Partyでは恐らくあるんですが、アイスリボンでは初めてということで、さらに舞い上がっております。でも、新人賞を獲ることでこんなにモチベーションが上がってくれた。私もこのベルトを獲って表紙になったことで凄くやる気に満ち溢れております。アイスリボンからたくさん、こういう賞だったり、表紙だったり、たくさん出て欲しいなと思います。そのためには、アイスの選手を表紙にすると週プロはめっちゃ売れるんだよね、こうなるために、皆さん是非是非コンビニに置いてありましたら、買い占めてください。そして2月20日、私は山下りなと初防衛戦が決まっております。雪妃がRebel&Enemyとして反逆者になったのは去年の2月なんです。ちょうど1年後に山下りなと初防衛戦ということで、風はひょっとしたらEnemyに吹いているのかもしれません。だけど、2021年は藤本つかさの年にするとアイスリボンの15周年イヤーを私が引っ張って行くと宣言したからには、初防衛戦で負けるわけにはいきません。皆さん、2月20日後楽園、そして、8.9横浜武道館、私は先を見据えているので、是非楽しみにしていてください。」と語った。

【エンディング】


エンディングでは大会前日の29日に誕生日を迎えた佐藤肇代表取締役社長を全員で祝福。佐藤社長は「57歳、学年で言うと58歳。老体に鞭打ちながら頑張っていきたいと思いますので、アイスリボン共々よろしくお願いします。」と語り、最後は選手と共に佐藤社長が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

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