【新日本】『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』<2.10広島大会>試合後バックステージコメント全文掲載

第4試合 30分1本勝負
本間 朋晃 ×
飯伏 幸太
vs
内藤 哲也 〇
SANADA
(11分02秒  デスティーノ→片エビ固め)

■第4試合■

内藤「俺のホームであるここ広島で、皆様の予想通り、皆様の理想通り、デスティーノお見せすることができましたよ。相手チームに本間がいると、こんなにも簡単に計算ができるなんて、本間に感謝だね。明日も、対角線に本間がいるんでしょ? ということは、明日もここ広島のお客様に、デスティーノ、お見せできるってことだね。ところで、ところで、辻、辻、今日なんかコメントは残した? “55,000いいね”目指してるんでしょ? 今、“25,000いいね”? ということは、あと“30,000いいね”だよ。あと“30,000いいね”。まあこっからどうやって増やすかね? 辻は何か考えてるのかな? 早くしないと、時間切れになっちまうぜ。明日も広島大会があるんだ。明日一気に“30,000いいね”アップできるような試合、そしてコメントを残してくれることを、俺が楽しみにしてるよ。じゃあ、また明日も、俺のホームであるここ広島で、またお会いしましょう。アディオス」

SANADA「誰のためでも、何のためでもなく、明日は自分のために、まぶしいくらい輝いてやるよ」

本間「(コメントスペースにたどりつくなり崩れ落ち、フロアに顔を突っ伏したままで)内藤、俺のこと、じゃまくせえか? じゃまくせえか? でも俺は、何回負けても、何回負けても立ち上がる。明日、明日、明日、明日、絶対お前から取る。(※立ち上がりながら)よく言うだろ、『終わりよければすべてよし』ってな。明日絶対お前に……ピンフォール……必ず!」

飯伏「(※右肩にIWGPインターコンチネンタル、左肩にIWGPヘビー級のベルトを掛けて)もう明日、シングル(対決)を待つのみ。ちょっと、もうリング上で言ってしまったけど、あれが本当に、僕のすべて。このシリーズで本当に、本当に、楽しみたかった。そして、実際に楽しかった。今日はもっともっと楽しみたいと思った。だから明日シングルで、決着をつけよう。俺はまだまだ足りないよ、こんなんじゃ。とりあえず明日勝って、夢を叶えるから」

 

▼第5試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合
<第88代チャンピオンチーム><チャレンジャーチーム>
タンガ・ロア 〇
タマ・トンガ
vs
ザック・セイバーJr.
タイチ ×
(29分08秒  反則)
※チャンピオンチームが初防衛に成功

■第5試合■

タマ「(※アゴをさすりながら引き揚げてきて)アイアンフィンガーの力はすげえ……」

ロア「まず最初に、今日2月10日は親父(キング・ハク)の誕生日だ。パパベアー、誕生日おめでとう。二つ目に、タイチ、俺たちは何をかけて闘ってるんだ? これ、ベルトだろ? アイアンフィンガーじゃないだろ? タイチ、一体全体あれは何だ? お前は正真正銘のバカなのか? 自分のせいで負けたってわかってるのか? どうやらお前はタマの心理戦に見事に乗せられてしまったようだな」

タマ「アイアンフィンガーは俺の物でもあるのに……。何か聞こえてこないか? ン、俺だけか?」

ザック「(※肩をすくめ、両手を広げて)一体何が起きてるのか、俺には訳がわからない。まるでデイヴィッド・リンチの映画の世界の中にいるかのようだった。アイアンフィンガーは呪われている。普段の俺なら気の利いたコメントをしてるところだが、今日はもう言葉にできない。悪夢が起きてしまった。ベルトを取り戻せなかったことは悔しいが、タイチを責めるつもりはない。やっぱりG.o.Dはクソ野郎だし、いつまでも勝つためにズルを繰り返してる。タイチがアイアンフィンガーを使ってしまった気持ちも理解できる。残念ながら今日は勝利のZIMAはなしだ。いつになったらG.o.Dからベルトを取り返せるんだ?イライラする。

俺とタイチのタッグはまるで結婚生活のようで、良くなったと思った次の瞬間には悪くなって、アップダウンが激しい。お互いのためにも少し休んだ方がいいと思う。チームを解消するって意味じゃなく、少しタッグ戦線から離れよう。ちょうど『NEW JAPAN CUP』が待ち構えているしな。俺は元々シングルプレーヤーだってみんな忘れてないよな? テッカーズ(テクニック)では誰も俺には及ばない。これからは『NEW JAPAN CUP』に全神経を集中させていく。とにかく、アイアンフィンガーがタイチの元にようやく戻ってきて良かった。ベルトはあきらめてないし、いつか必ず取り戻そう。でも今は、ちょっと気持ちを整理する時間をくれ」

※タイチはノーコメント

 

▼第6試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
<第88代チャンピオン>
高橋 ヒロム 〇
vs
<チャレンジャー>
SHO ×
(35分38秒  TIME BOMB II→片エビ固め)
※チャンピオンが初防衛に成功

■第6試合■

ヒロム「(※右手一本でテーブルの上にベルトを立てて置いて、へたり込むようにイスに座る。祝杯用に用意されていたZIMAを手に取り)これは、これは、伝説のお酒じゃないですか。(※1本手に取って)ちょっと待ってください。(※ZIMAの栓を開けようとするが、左手が利かないので開けられない。そこで)開けて。開けて。開けて、開けて……。(※スタッフの1人が栓を開けてあげると、『乾杯』と言ってから一口飲んで)ああーーーー! 効くーーーー! なに聞きたいですか? 頭が回らないんで、質問していただけるとありがたいと思います」

--初防衛おめでとうございます。

ヒロム「ありがとうございます」

--SHO選手(と)のものすごい気持ちのぶつかり合いだったと思いますが、闘ってみてSHO選手の思いはどのように感じましたか?

ヒロム「思いねえ……当たり前なんだよ。最強を目指す? IWGPジュニアのベルトが欲しい? そんなの当たり前なんだ。当たり前のことが、どれだけ大事か。SHOはよく理解してるよ。チャンピオンとして、言わせてもらえるなら、最高の対戦相手、最高の防衛戦の相手だった。なんか、前哨戦長えなあって最初思ったけど、タイトルマッチが近づくにつれて、だんだん寂しい思いをしてきたよ。まあ、明日も、まだ闘えるんだろ? 明日のカード、(対戦相手に)SHOいるよね? でも、なんか違う。前哨戦とはもう違う。そういう闘いじゃないところで、SHOはどれだけ見せれるか。SHOが大事なのは、そういうところなんだよ。『BEST OF THE SUPER Jr.』(公式戦での)シングルマッチ、結果残しました。そのあとは? いつもそうだ。俺がSHOにアドバイスを送るなら、そういうところだ。ただ、変わったよ。『SUPER Jr.』のあともガンガンやってた。その気持ちが伝わった。だから俺だって、対戦相手としてあいつを選んだんだ。ただ俺が、リーグ戦の1試合(に)負けたからSHOを選んだんじゃない。そのあとSHOはどう動くのか、楽しみ見てた。このあとだよ。このあとSHOがどうやって動くか。それが一番大事なんだ。ま、言わなくてもよくわかってるだろ。そんなこと、俺がもういちいち言うような相手じゃないな。悪かった。訂正するよ」

--そして試合の直後には次の挑戦者(としてファンタズモが名乗りをあげました)。これはチャンピオンとしての宿命というか……。

ヒロム「そうだね。どんな、どんな形であれ、あれが挑戦表明の、あいつなりのやり方なんだろ。まあ、なかなかイライラさせてくれる挑戦表明の仕方だな。でも悪くないよ。BUSHIさんが助けに来てくれて、そしたらなぜが石森もやってきた。だったら俺が言うのは一つだろ。IWGPジュニア王者、そしてIWGPジュニアタッグ、2冠を狙う、それは当たり前の話。(※目の前にあるIWGPジュニアのベルトを手に取って)このベルトに挑戦させてやるかわりに、交換条件としてIWGPジュニアタッグ、俺とBUSHIさんで挑戦させてもらう。それがでいいなら、やろうぜ、ファンタズモ。(※ベルトをテーブルに置こうとしたが滑り落ちかけて)おおっと、おっとおおっと……。おおっと、危ない危ない。おおっ、イキがいいわ。いい試合したあと、イキがいいんだ。元気元気、元気いっぱい……この元気が大事。世界中にそれが俺、足りてないと思うんだ。元気ってすごく大事な言葉。俺はすごく好きだね。元気いっぱいな子、俺は好きだな……。だから……(※うまくテーブルのベルトが置けず)ちょっと、テンション上がりすぎだよ。俺よりテンション高いじゃない。ちょっとどうしたの、今日? そんな動いちゃって。もうビックリする。もう! かわいいんだから……。(※もう一口ZIMAを飲んで)いやあ……。

--このシリーズを通してというところもあるかと思うですが、明日はメインで(IWGPヘビー級とIWGPインターコンチネンタルの)2冠戦があるというなかで、今日、ジュニアのタイトルマッチをSHO選手とメインで闘った。このあたり、ヒロム選手はどんな思いがあったのでしょうか?

ヒロム「大事なことなんじゃないの? シリーズの最終戦、2日間あるビッグマッチ。その1日目で、ジュニアのタイトルマッチがメインイベントで組まれたんだ。この意味、俺は理解してるよ。なあ、会社のみんなも言ってほしいんだろ? 俺に言ってほしいんじゃないか? な? 俺の新しい夢。東京ドームでIWGP(ジュニア)戦を(メインで)やる。言ってほしいんだろ? 何回でも言ってやる。そして俺は叶える。俺は夢を宣言して、叶える男だ。どうでしょう? どうでしょう? どうでしょう? どうでしょう? どうでしょう?」

--ありがとうございました。

ヒロム「いいんじゃないでしょうか。いいんじゃないでしょうか? ほら、これ見てるんでしょ? いろんな人が見てるんでしょ? 中継のほら、ライガーさんだったり棚橋さんだったり、見てるんでしょ? あとはそっちに占めてもらったらいいんじゃないですか。僕は休みますよ。腕も痛いしね。明日も試合なんで。明日も思い切りSHOとぶつかり合うのが、楽しみで仕方がない。それではありがとうございました」

SHO「(コメコメントスペースにたどり着くやボディーを押さえながら崩れ落ちるように両ヒザを着き、痛みをこらえながら声を振り絞るように)IWGPジュニア、そしてこの新日本ジュニア……感想、この一言。メッチャ楽しいな!

そして、やっぱりこの、新日本ジュニアの生態系のピラミッドの頂点に立つには、そんじょそこらのレスラーじゃなれねえな。俺にこれからできることは一つしかねえ。もっと、強くなることだ」

ファンタズモ「(※BULLET CLUBのTシャツに袖を通し、ネットキャップをかぶると、傍らにあったイスを引き寄せて座る)ヒロム、お前が何を言ったのか知らねえ! 俺は日本語は話さないんだよ! それにお前がどれだけ英語を理解してるのかも知らねえし、この場で改めてお前がわかるように言ってやろう。

(※足を上げてリングシューズを見せつけながら)俺のリングブーツはボクシングのシューズでサイズは12(インチ)。そして、ブーツの中にあるのは黒と赤のボーダーの靴下だ。そしてこの靴下の中にあるのはプロレス界最強のキックを繰り出す俺の脚だ。ヒロム、お前はまだ運よく1度もサドンデスを食らってないが、この技でお前からスリーカウントをとってこの俺様が次期IWGPジュニア王者になる。会社が望まなくても、そうなる。もう一度言っといてやる。俺はそのベルトを腰に巻くまで日本から離れない。

(※テレビカメラに向かって『TOO SWEET』とポーズをとる。そして引き揚げようとするが、祝杯用に用意されていたZIMAのボトルが目に入り、1本手にすると)おい、このZIMAはヒロムに用意されたものか?(ZIMAのボトルに触れ)オオ、冷えてんな! ヒロムにはキンキンに冷えたビールが用意されてんのか。俺の時は、生温かったけどな。さすが、やっぱりヒロムはニュージャパンのお気に入りだな。俺も1回首の骨を折って復帰すれば、会社から大事にしてもらえるのか? ンン?」

<写真提供:新日本プロレス>

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