【新日本】『NJC』鈴木に勝利したKENTAがコメント「高山さんが見て喜んでくれる試合だったらいいな」<3.13名古屋>試合後バックステージコメント全文掲載

新日本プロレスは3月13日(土)、愛知県体育館で『NEW JAPAN CUP 2021』第7戦を開催した。

今大会は『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦として、後藤洋央紀vs鷹木信悟、鈴木みのるvsKENTAの公式戦2試合含め、計6試合が行われた。

『NEW JAPAN CUP 2021』3回戦に勝ち進んだ鷹木は試合後バックステージで「客は『いい試合だった』とか言うかもしんねえけど、俺たちプレーヤーは、勝たなきゃ意味がねえんだよ。だから今日は、なんとしても負けわけにはいかんと思った。」とコメント。

セミで鈴木みのるに勝利したKENTAは試合後バックステージで「いや、きつかったな、正直。効いたわ。効いた……。もうすごい効いた。でも、勝ったのは俺。負けたのはミズキ(鈴木みのる)。それが事実だから。高山(善廣)さんが見て喜んでくれる試合だったらいいな。」と闘病中の高山の名前を出した。

※試合後、各選手のバックステージコメントを全文掲載。

『NEW JAPAN CUP 2021』
日時:2021年3月13日(土) 16:00開場 18:00開始
会場:愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)
観衆:1,591人

▼第1試合 20分1本勝負
ゲイブリエル・キッド ×
辻 陽太
デビッド・フィンレー
vs
矢野 通
石井 智宏
YOSHI-HASHI 〇
11分17秒  変型バタフライロック

◆試合後バックステージコメント

YOSHI-HASHI「デビッド(フィンレー)には、あいつには(リング上でも)言ったけど、明日の尼崎も明後日の後楽園も、もちろん俺が勝つぞ、オイ。ただ、ヤングライオン以来のシングル(マッチ=2016年7.25福島、結果はYOSHI-HASHIの勝利)、楽しみにしてるよ。だが、勝つのは俺だから」

※矢野&石井はノーコメント

辻「俺は約1カ月前、内藤哲也と闘うために、あるプロジェクトを始めた。(Twitterで)5.5万人(の“いいね”を集めた時点)で内藤さんとシングルマッチを組んでほしいというお願いだ。結果的に会社には断られたけど、俺は自分のアカウントで勝手に始めた。締め切りはそう、内藤さんが『終わり』って言うまで。ただそれじゃ、俺は内藤さんのいいなりのままだ。だから決めた。今のままじゃ間延びしてしまってるし、このままじゃラチが明かない。だから3月の21日、『NEW JAPAN CUP』の決勝戦(が行われる仙台大会)、俺はそこで内藤さんとのシングルマッチを実現させたい。だから、“5.5万人いいねプロジェクト”を3月20日試合終了後までを締め切りとする。あと1週間だ。今約3万人。あと1週間で2.5万人だ。必ず内藤さんとのシングルマッチを実現させてやる」

ゲイブリエル「アアッ! ハーッ! 全然ダメだ。こないだはザック・セイバーJr.相手に17分間も闘い、いい勝負を見せられたのに。これでまた一歩下がってしまった。単純に俺はまだまだ力が足りない。先週に比べて後退してしまっている。シバタさん、お願いです。もっと厳しく指導して下さい。もうこれ以上は後退できない。LA DOJOと日本の移動で忙しいのはわかってます。彼らと同じように厳しく指導していただき、どこが悪いのか指導してください。(日本に)戻って来て、もっと自分のトレーニングに付き合ってください。アリガト……」

フィンレー「ゲイブ(リエル)の焦る気持ち、俺はよくわかるよ。あいつはパンデミックが起きてからずっと日本に留まってトレーニングを続けている。つらいだろうけど、一度も弱音を吐いたことがない。あいつも気持ちの強さはすごいよ。あいつには明るい未来が待っているだろう。結果を残せなくてイラ立つ気持ちは痛いほどわかる。でも、あともう少しで結果が付いてくるだろう。それはそうと、(『NEW JAPAN CUP』)2回戦が日に日に近づいてきてるなか、明日はとうとうインパクト世界タッグ王座戦だ。次はみんなの前で腰にベルトを巻いている姿を披露できることを願ってる。そしてYOSHI-HASHI戦だけど……こないだも言ったように、今回YOSHI-HASHIには俺の踏み台になってもらうしかない。だからといって、YOSHI-HASHIを下に見てるとかそんなんじゃない。

彼はまた強くなった。それに2016年の『G1(CLIMAX)』で、YOSHI-HASHIがケニー・オメガに勝ってみんなの期待を良い意味で裏切ってくれたことは、今でもよく覚えてる。だから、十分警戒して挑まないといけない。でも、忘れないでくれよ。俺だって優勝目指して闘ってるんだ。俺もゲイブと同じだ。ニュージャパンのリングに上がって6年目なるけど、まだまだ納得いく結果を残せてない。でもこの『NEW JAPAN CUP』を優勝して、一気にトップ戦線に躍り出てやるぞ。YOSHI-HASHI、本気でかかってきてくれよ。でも俺は、そのYOSHI-HASHIに勝った上で、さらに上に進んで、優勝決定戦まで突き進む。そして最後に優勝の栄冠を手にするのさ」

 

▼第2試合 20分1本勝負
DOUKI ×
タイチ
ザック・セイバーJr.
vs
グレート-O-カーン 〇
ジェフ・コブ
ウィル・オスプレイ
7分51秒  エリミネーター→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

オスプレイ「(※右腕を押さえながら)ヤバイな、ドクターに診てもらった方がいいかもしれない。ザックはさも自分が賢いと思ってやがる。俺を”脳なしビリー”だか“ワンカー”“トーリー”とかふざけたあだ名で呼んでくる。“トーリー”ってそもそも何のことかさっぱりわからない(かつて存在したイギリスの保守党)。別にお前の好きに呼べばいいけど、前回お前が負けて俺にブリティッシュヘビー級のベルトを奪られたことは忘れるなよ。ザック、俺の腕を壊そうとしてきたが、ダメージは全くくらってないぞ。もしかしてお前は前より弱くなったんじゃないか? 今のお前はファンから注目を浴びることばかりに気を取られてないか? その証拠に、1回戦ではヤングライオン相手に17分もかかってる。俺はかつてのIWGPヘビー級王者を13分で片付けたぞ。俺は新日本のリングの中心に立つキングピンだが、ザック、お前は何度もチャンスをもらっていたのに、一度もトップに立てていない。明日、どこの会場だか知らないが、どこだっていい。そこでお前をぶっ潰して、この俺が史上最高のブリティッシュヘビー級王者だとわからせてやる。そして『NEW JAPAN CUP』を制覇し、誰も否定できないほど世界最高のレスラーだってことを世界に証明する」

ジェフ「今の新日本マットはすごい“カオス”な状態だな。いやいや、オカダが所属してるあのクソユニットのことを言ってるんじゃないぞ。最近のニュージャパンマットは何でもありの無法地帯だ。俺が『NEW JAPAN CUP』で敗退に追いやられたのだって、全てはBULLET CLUBの介入のせいだ。そして今日は、ザックがオスプレイを襲撃し、腕を壊そうとしてきた。このままじゃダメだ。このハチェットとUNITED EMPIREがニュージャパンを立て直す時が来たようだな……」

O-カーン「余とジェフ・コブの『NEW JAPAN CUP』支配は、かなわなくなってしまったが問題はないな。どのみち、『NEW JAPAN CUP』を支配するのは、連合帝国の同盟者の誰かだ。われらが“キングピン”がザックを処刑し、『NEW JAPAN CUP』を支配する。よく見ておけ、帝国の逆襲を」

ザック「今の俺は、風力原動機並みにパワーであふれてる。俺は再生可能エネルギーを支持してるから、自分を化石燃料とは呼ばないぞ。ところで“脳なしビリー”よ、久しぶりじゃないか。新しい友達ができたのか? それは結構だが、今でも相変わらずバカであるのは同じだ。てか、俺はニュージャパンでは誰よりもお前のことをよく知ってるし、何度もお前を倒してきた。前より10キロも大きくなったそうだが、その分、(ダフトパンクのHarder, Better, Faster, Strongerを真似して)“BIGGER, STRONGER, FASTER, STUPIDER!”。 バカはいつまでたってもバカだ。オスプレイが最後に本を読んだのは一体いつのことだろうか? 1回戦ではヤングライオン相手に17分と少々時間はかかってしまったが、結果的にいいウォームアップになった。おかげで準備バッチリだ。俺には賢さとテッカーズ(テクニック)があるから、あいつが身体をデカくしたところで何の問題でもない。楽しみだな。ヤングライオンの17分よりもっと短い、5分でオスプレイを片付けてやる」

タイチ「(※控室に向かうザックの後姿を見送り)今までよ、プロレス界、いろんな軍団いろんなユニット、まあ生まれてきたな、長い歴史の中で。その中で、一番お前らつまんねえ。なにがやりてえのか、さっぱりわかんねえ軍団だよ。今までで一番な。なにがやりてえんだ、お前ら? ハゲと、デブと、テメエの女連れて売名行為か? それしか能がねえのか、お前ら? なにがやりてえんだ、お前ら? 全然結果も出さないでよ。どうせ明日も、ザックにやられて終わりだ。やめちまった方がいいんじゃないのか? 一番つまんねえぞ」

※DOUKIはノーコメント

 

▼第3試合 20分1本勝負
SHO ×
オカダ・カズチカ
永田 裕志
vs
BUSHI
内藤 哲也
SANADA 〇
11分43秒  Skull End

◆試合後バックステージコメント

永田「いいね。闘い連戦するっていうのは、ほんとにいいね。日本全国まわる。シリーズに参加できて、今まさに絶好調。SANADA、See you tomorrow」

※オカダ&SHOはノーコメント

※SANADA&内藤&BUSHIはノーコメント

 

▼第4試合 20分1本勝負
トーア・ヘナーレ ×
ジュース・ロビンソン
棚橋 弘至
vs
バッドラック・ファレ
“キング・オブ・ダークネス”EVIL 〇
ジェイ・ホワイト
11分41秒  EVIL→片エビ固め

◆試合後バックステージコメント

ジェイ「ボディーに左のフックを浴びてしまった。タナは体重が増えたこともあって、パンチ力も強烈になってるな。特に腹周りが大きくなってる。でもそのパンチでも、俺は全然耐えることができるさ。なあタナ、俺はお前のため、歴代王者のため、そしてファンのためを思って2つのベルトを復活させようとしてるんだ。タナ、俺を信じてくれ。俺はこの“NEW JayPAN CUP”を制覇し、あの頭がイカれたイブシを倒して、ベルトを2つに戻す。いまだに会社があいつの提案をすんなりと受け入れたことは信じられないが、過ぎたことは仕方ない。タナ、俺の提案をのんで、自らリングに寝そべってくれるよな? タナ、今日は手加減してやったが、この俺が本気を出したらお前なんて簡単にぶっ潰せるんだぞ! だから3月15日、コーラクエンホールでの一戦は、俺の提案通りリングに大の字になってくれ。最初からお前に勝てるチャンスはないんだから。お前、2回戦の相手が誰だかわかってるのか? “THE LAST ROCK N’ ROLLA!”、プロレス界で今もっとも注目を集める“KING SWTICH”、そしてMSGをたった1人で満員にしたジェイ・ホワイトなんだぞ! 俺はあの“暴君”イブシを倒し、ニュージャパンの救世主となる。タナ、全てはお前のためを思って言ってるんだ。わかるだろ? よく考えてくれ。ゲドーは俺の力を信じているから、こうして俺の横に立っているんだ。(※外道が自身が着ているジャンパーの前をはだけて、下に来ているTシャツの『STILL MY ERA』の文字を見せつける)そうだ、これは俺のREAL ERAだ! イブシによって壊されたニュージャパンの歴史を俺が再び復活させる。タナ、黙って提案を受け入れろ! リングに寝そべればすむ、それだけの話だ!」

外道「(※英語で)よく聞けよ、おデブ!」

ジェイ「そうだそうだ、おデブ……」

EVIL「矢野、おめえがよ、なにしてこようとよ、勝手にしろよ。すべて、この俺が飲み込んでやるからな。よく覚えとけ」

※ファレはノーコメント

ヘナーレ「また負けた。(『NEW JAPAN CUP』は)ジェイに敗れて1回戦敗退。でも今日、俺はあと一歩でEVILを倒していた。(※頭を抱えながら)こないだも言ったけど、俺に足りないのはなんだ?(※近くの扉のガラスを叩き割ろうとするが思いとどまり、そのまま無言で控室へ)」

棚橋「(※『ふう』と大きく息を吐いてから)ジェイは、俺より腹筋の溝が深いってことで、いい気分になってると思うよ。ウン。十分、油断させてやったよ。(前哨戦は)もう1試合あるけど。完全に俺の手のひら(の上)。俺の腹筋が完全に現れる日、その日をXデーとしよう。Xデーが来るまで、徐々に体を仕上げていくから。

その過程で立ち止まるわけにはいけないし、(立ち止まるわけには)いかないし。NEVERのベルト持って駆け上がるって誓ったから。ヨシッ。前哨戦あと1試合。たっぷり油断させてやりますよ。ヨシッ……(※カメラに向かって腹を膨らませてから軽く笑みを浮かべて控え室へ)」

ジュース「(顔馴染みの記者に向かって)ハシヅメ、いま何時だ?」

--7:30pmです。

ジュース「日本が(午後)7時30分ってことは、アメリカは今、(午前)5時30分だな。つまり、12時間後にはインパクトの『SACRIFICE』PPVが始まるということ。12時間後にはフィンジュースとGOOD BROTHERSが、インパクト世界タッグ王座を懸けて闘う。もう一度言うぞ。クレジットカードを手元に用意して、『IMPACT plus』を検索して登録してくれ。俺たちがあいつらを倒してベルトを獲る瞬間を、絶対に見逃すなよ。さて、フライト時間が迫ってるから急がないとな。ナッシュビルまでひとっ飛びだ!」

■次ページ『NEW JAPAN CUP 2021』2回戦に続く

<写真提供:新日本プロレス>

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