【ハードヒット】鈴木みのると佐藤光留が40分超の大熱闘!12.31「大晦日変態祭り」

ハードヒットが12月31日、東京・新宿FACEでニコプロpresents佐藤光留デビュー21.8周年記念興行「大晦日変態祭り」を開催した。

全試合結果&大会リポートを下記に掲載。

ニコプロpresents佐藤光留デビュー21.8周年記念興行「大晦日変態祭り」
日時:2021年12月31日(金)
開場:21時00分 開始:22時00分
会場:東京・新宿FACE
観衆:2022人(主催者発表)

▼ダークマッチ プロレスルール 10分1本勝負
△外崎幸作(プロレスリングA-TEAM)
10分00秒 時間切れ引き分け
△橋本圭右(Physical Space 柔術アカデミー/quip)

▼第1試合 飛び出せ若い衆! タッグマッチ 10分1本勝負
田村男児(全日本プロレス)&△松永準也(ZERO1)
10分00秒 時間切れ引き分け
若松大樹(2AW)&△仁木琢郎(2AW)

▼第2試合 大晦日組技行進曲 シングルマッチ 20分1本勝負
○矢野啓太(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)
6分50秒 エビ固め
●KURO-OBI(トライフォース柔術アカデミー)

▼第3試合 俺たちの紅白!「JEEEP」VS「SPEEED」! 8人タッグマッチ 30分1本勝負
[JEEEP軍]○土肥こうじ(フリー)&SUSHI(フリー)&岡田剛史(TKエスペランサ)&前口太尊(飯伏プロレス研究所)
15分38秒 人殺しラリアット→片エビ固め
[SPEEED軍]ヨシタツ(全日本プロレス)&TAMURA(HEAT-UP)&佐野直(フリー)&●立花誠吾(フリー)

▼セミファイナル 「打・投・極・迷・拳・危・龍・串・毛」 6人タッグマッチ 45分1本勝負
ロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)&拳剛(フリー)&奥田啓介(DRAGON GATE)
13分29秒 奥田と渡慶次がエキサイトして収集がつかなくなったため→無効試合
渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)&佐久田俊行(フリー)&植木嵩行(フリー)

▼メインイベント 当たり前田のニールキック&デッドリフ太郎Presents 佐藤光留デビュー21.8周年記念試合 年忘れノーDQマッチ 時間無制限1本勝負負
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)
40分28秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
●佐藤光留(パンクラスMISSION)

プロレスリングA-TEAMの外崎幸作と柔術家の橋本圭右がプロレスルールで対戦したダークマッチのあと、かつて主戦場にしていた団体がビッグマッチで使用することでお馴染みの『INTO THE LIGHT』に乗って登場した佐藤光留は「本日は佐藤光留デビュー21.8周年という誰でも分かるウソに騙されて、大晦日に新宿FACEで年を越そうという…言葉を選ぶと頭のおかしい方々のたくさんのご来場、まことにありがとうございます。本来なら30日に昼夜興行でやろうと思ったんですが、様々な人の…言葉を選んで言えば口車に乗せられ、『その日だったら結構チケット売れるんで』と言った…言葉を選んで言えば、川村に『今日(売れたチケット)4枚です』と言われ。控室で2枚追加がありまして。このような大会が無事開始出来たことを、本当に嬉しく思っております。早速オープニングVから終わったはずのダークマッチが入っていたり、照明のピンスポの人を呼んだつもりが『キャバクラに行っています』という連絡があったりしました。ですが、そもそも僕がデビューした2000年の2月には、21年後にまさかこのような状況になっているとは思いませんでした。これは常々言っているのですが、生きるってことはすべて可能性だと思っています! 僕は趣味でパチンコをやるんですけども、パチンコは当たらない時間のほうが長いんですね。あ、この話、長くなりますんで。5試合しかないですから。本当にひとくちにギャンブルって言われるんですけど、そこから学んだことは試行回数を繰り返さないとはずれも来なければ、当たりも来ないということです。これは自分がデビューしたとき、パンクラスまだグローブをつけて、さらにレガースもつけていう過渡期でした。それからプロレスラーになりたくてパンクラスに入ったんですけども、そのあとこの新宿FACEでプロレスラーvs総合格闘家の、総合格闘技家側として呼ばれ、何とか潜り込んだプロレス界では早々に変態と呼ばれ、いつの間にか自分でこうやって興行をするようになりました。まぁこの大会を観に来ている人に、何かに落ち込んで背中を押されたいと思っている人は少ないかもしれませんが……いや、『なんで? そんなことないよ』っていう空気をいま感じてるか分からないです。そんな希望のある人は大晦日にこんなところに来ませんからね! ですが、これから何があっても僕は……挑戦というとありきたりな言葉なのですが、自分のプロレスでこの世の中を死ぬまで生きていこうという気持ちのまま、この21.8年を生きてきました。この大会に出る選手の中には、僕がデビューしたときにはまだ生まれてない人もいるみたいです。僕よりも先輩は本当に鈴木さんしかいないくらいですかね。各々が、全員がこれからの選手だと思っています。もしかしたら21.8年後にとんでもない選手になっている奴がいるかもしれません。それはもう川村もヨシタツも含めてです。ですが、生きている限り本当に何が起こるか分かりません。なので、このプロレス…まさかこんな時間を過ごすとは、皆さん生まれたときに親も思っていないはずですよ! そんなことで悔やむ時間はもうやめて、思いっきりプロレスを楽しんでいっていただけれたらと思います。ちなみに一応声を出すのは禁止にしております。なのに新宿FACEから『お酒は提供していいんですよね?』という確認の電話が来ました。おおっぴらに『声を出していい』とは言えないのですが(中略)、暮れゆく2021年と川村のどうしようもなさを感じながら年を越していただけたらと思います! 選手全員、暖房のついていない部屋で一生懸命ウォーミングアップしてました。呼んでもいないのに1月2日の全日本プロレスでデビューする井上(凌)も来て、『ああ、佐藤光留のために来てくれたんだな』と思ったら、ヨシタツに『ベルト持ってきて』って言われたらしい。ロクでもないメンバーが揃いましたが、すべて自分のプロレスにいろんな影響を与えてくれた人たちです。楽しんでいってください! よろしくお願いします! ありがとうございました」と挨拶して大会がスタート。

第1試合は田村男児(全日本プロレス)&松永準也(ZERO1)vs若松大樹(2AW)&仁木琢郎(2AW)という若手同士のタッグマッチ。男児と仁木の先発で試合開始。バックを取った仁木だが、男児は腕を取ってひねり上げる。ヘッドロックで切り返した仁木だが、ロープに押し込んだ男児はクリーンブレイク。仁木が若松にタッチすると、男児も松永にタッチ。松永がショルダータックルでなぎ倒すと、若松もカウンターエルボーを返す。そこに仁木が入ってきて2AW組が連係攻撃。しかし松永もジャンピングエルボーを返して男児にタッチ。串刺しタックルから俵返しで若松をブン投げた男児は、ラストライドの体勢から「2021年、投げるぞオイ!」とアピールするが、リバースで切り返した若松はハーフハッチスープレックス。続いて仁木がエルボーからショルダータックル。エルボーの打ち合いから男児がカウンターのバックフリップ。タッチを受けた松永が男児とトレイン攻撃を決めると、男児のダイビングショルダーから松永がノーザンライト・スープレックス。松永がカットに入るが、男児が場外に連れ出す間に松永が仁木に逆エビ固め。若松がエルボーでカットしようとするが、松永は離さず、逆片エビ固めにスイッチ。仁木は自力でロープに逃れると、バックドロップを狙った松永にエルボーからドロップキック。逆に落下傘式バックドロップを決めた仁木はブレーンバスターを狙うが、松永は首固めで切り返す。残り時間わずかとなり丸め込みの応酬に。松永の回転足折り固めもカウントは2。仁木のスクールボーイがカウント2で返されたところで時間切れのゴング。4者の動きがまったく止まることのない10分間だった。

第2試合は矢野啓太(プロフェッショナルレスリング・ワラビー)vsKURO-OBI(トライフォース柔術アカデミー)。12.30ハードヒットの時と違いマスクを被ってこなかった小岩健一だが、KURO-OBIとして登場。KURO-OBIにとってはハードヒットルールではない、いわゆる純プロレスはこれが初めての試合。下から潜り込んでいくKURO-OBIだが、矢野も簡単には取らせない。すると矢野はスルスルと場外に一旦出てからリングに戻る。再び下から絡みついていったKURO-OBIは、バックマウントから胴絞めスリーパーを狙う。指を取って脱出した矢野はレッグロック。しかしKURO-OBIがヒザ十字で切り返し、矢野はロープエスケープ。下から潜り込み、足を使って矢野のバランスを崩そうとするKURO-OBIだが、ガブってから袈裟固めで切り返した矢野は下になってアームロックを狙う。これを腕十字で切り返したKURO-OBI。クラッチが切れた瞬間、ロープに逃れた矢野は組み付いた瞬間にコブラツイスト。そのままKURO-OBIの口を手で塞ぐが、これは反則。KURO-OBIは低空タックルからテイクダウンすると腕十字を狙う。回転して逃れた矢野が上になるが、KURO-OBIは下から腕十字。これもロープに逃れた矢野はヘッドロックから払い腰で投げると袈裟固め。ヘッドシザースで脱出したKURO-OBIは腕十字を狙うが、矢野は足折り固めで切り返す。カウント2で返したKURO-OBIだが、矢野はヨーロピアンサイドヘッドロック。ビクトルヒザ十字で切り返したKURO-OBIはバックマウントを取るが、矢野はKURO-OBIの首を抱え込むと、そのまま横回転してフィッシャーマンスープレックスの投げ終わりのような体勢で押さえ込み、3カウントを奪ってみせた。

第3試合は土肥こうじ(フリー)&SUSHI(フリー)&岡田剛史(TKエスペランサ)&前口太尊(飯伏プロレス研究所)の[JEEEP軍]vsヨシタツ(全日本プロレス)&TAMURA(HEAT-UP)&佐野直(フリー)&立花誠吾(フリー)の[SPEEED軍]。SPEEED軍、JEEEP軍が入場したあと、『ひまわり』に乗って単独で土肥が入場。そしてマイクを持つと「今日はJEEEP初の他流試合だ。オマエらSPEEEDと俺らのJEEEP、どちらの愛が深いか……オイ、今日は朝まで行くぞ! この桜島に集まった7万5000人の拳突き上げて太陽引きずり出すぞ! いいか? 今日のこの試合に関して右だとか左だとか言う奴がいるかもわかんねえ。ただ俺たちJEEEPは真っ直ぐ行きたいんじゃー! 試合を始めるぞ」と、相変わらず初見の人を完全に置いてけぼりにする長渕モード全開。JEEEP軍はサングラスにバンダナ姿のままの太尊が「ワシじゃ」と先発を買って出るが、土肥から「ワシはちょっと違うんじゃねえか」と指摘される。ヨシタツとローの蹴り合いからショルダータックルで吹っ飛ばされた太尊は、やっぱりサングラスにバンダナ姿のままの岡田にタッチ。TAMURAを三角絞めで捕まえたが、サミングで脱出したTAMURAはロープへ。カウンターのドロップキックで場外に追いやると土肥にタッチ。佐野がリングインしたところにボディへの正拳突きを見舞った土肥だが、佐野はサミングからショルダータックル。倒れない土肥に対し、足を踏んづけてのタックルでどうにか倒した佐野。立花がリングインすると、SPEEED軍から「行けヒトエ!」と“一重”と“(新垣)仁絵”をかけた声が飛び、戸惑う立花。SUSHIからSPEEEDというより、どっちかというと長渕なんじゃないかと言われた立花は、好きな曲を聞かれるとリングサイドの誰かから聞いた『Body & Soul』をうろ覚えで歌ってみせる。そしてカウンターエルボーを叩き込むと、ヨシタツを呼び込んでダブルタックル。ヨシタツがSUSHIを羽交い締めにしたところに立花がランニングエルボーを狙うが、SUSHIがかわしてヨシタツに誤爆。JEEEP軍はすかさず立花を捕まえていく。ボロボロの立花に土肥が長渕キックを叩き込んでいくが、立花もどうにかランニングエルボーを返してヨシタツにタッチ。ミドルキックからフィッシャーマンで投げたヨシタツはコードブレイカー・フロム・ジェリコを狙ったが、飛びついたヨシタツをキャッチした土肥はバックドロップ。タッチを受けた岡田が蹴りからネックブリーカーを決めるが、ヨシタツも延髄斬りからコードブレイカーを返して佐野にタッチ。張り手を連打した佐野だが、岡田もドロップキックを返して太尊にタッチ。蹴りまくる太尊にTAMURAがヒザへの低空ドロップキックを連打。さらに太尊がローを返すと、TAMURAはバービック。しかし太尊は強引にブレーンバスターで投げると土肥にタッチ。串刺し攻撃を狙った土肥に、カウンターでウルトラタイガードロップを決めたTAMURAは立花にタッチ。マンハッタンドロップからフロントキックを叩き込んだ立花だが、土肥は串刺し攻撃。蹴りで迎撃しようとした立花だが、蹴り足をキャッチしてロープに乗せた土肥はその上から立花を踏み潰す。JEEEP軍のトレイン攻撃からSUSHIが『勇次』を口ずさみながらダイビング・ヘッドバットを狙うが、なかなか飛ばないままエプロンを一周。ようやくダイブしたが、立花がかわして自爆すると、JEEEP軍、SPEEED軍双方が入り乱れて長渕キックの蹴り合いに。しかし立花だけが土肥の蹴りをかわして「空気読め!」と言われる。お構いなしに大外刈りで叩き付けた立花は、SPEEED軍を呼び込む。ここでヨシタツが「なんでオマエだけ長渕キックじゃねえんだよ!」と指摘するが、立花は「だって俺たちSPEEEDだろ」と正論を言うのだが、ヨシタツは「反抗してんじゃねえ!」と立花に理不尽なヘッドバット。さらに7人から長渕キックを叩き込まれ、朦朧としている立花に土肥がダメ押しの人殺しラリアットをブチ込んで3カウント。勝った土肥は「今日はJEEEP初の他流試合、壮絶な闘いだった。俺らまだまだ他流試合受け付けてるからな。誰でもいいぞ。そして2022年! このJEEEPが始まった約束の地でまたJEEEPやるぞ! 楽しみにしておけよ!」と“約束の地”でのJEEEP開催を宣言した。

セミファイナルはロッキー川村2(パンクラスイズム横浜)&拳剛(フリー)&奥田啓介(DRAGON GATE)vs渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)&佐久田俊行(フリー)&植木嵩行(フリー)。リングインするなり奥田と渡慶次が睨み合いになり一触即発の雰囲気に。すると奥田は植木に対しても「毛深いんだよ」と言い放ち、客席をザワつかせる。その中でロッキーは植木を見て「(ロッキーに出てくる)クラバーだ」とつぶやくが誰も聞いていない。植木はヘッドロックで胸毛に奥田の顔面を押しつけるが、怒った奥田はサッカーボールキック。しかし植木も機敏な動きで奥田を翻弄してみせる。そしてロッキーは渡慶次と対峙すると「カモン、クラバー!」。だが、渡慶次のオープンフィンガーグローブを見て小さいと抗議。そこにローキックをもらうと、「ボクシング! Why?」とレフェリーに抗議。なぜかボクシングの試合だと思い込んでいたらしく、高田延彦と対戦したときのトレバー・バービックのようになったが、拳剛からボクシングの試合だと思ってやれというアドバイスを受けてヤル気になる。しかしローキックを食らってあっさり場外にエスケープ。リングに戻っても及び腰のロッキーに、渡慶次がなおもローを叩き込むと佐久田と植木も入ってきてロッキーを集中攻撃。植木の胸毛ウォッシュまで食らい、完全に戦意喪失状態だったが、その場飛びムーンサルトから攻撃しようとした佐久田にバルボアブローを叩き込んだロッキーは、なぜか奇声をあげながらモンゴリアンチョップをお見舞いし、ようやく拳剛にタッチ。佐久田をセカンドロープに叩き付けた拳剛はその背後に渡慶次、さらに植木も叩き付けると、そこに低空ドロップキック。佐久田をバタフライロックで追い込んでいった拳剛はコーナーへ。植木がエプロンから足止めし、そこからファイアーマンズキャリーで抱えると、起き上がった佐久田がコーナーからダイビング・フットスタンプ。そのまま植木がバックフリップで叩き付けると、渡慶次を呼び込む。駅が羽交い締めにした拳剛に頭突きを狙った渡慶次だが、拳剛がかわすとストップ。しかし夏の川崎を再現するかのように確信犯的に植木に頭突き。抗議する植木になおも頭突きを見舞った渡慶次。佐久田は構わず拳剛を攻撃していくが、バックドロップを返した拳剛は奥田にタッチ。奥田のエルボーを食らって不敵な笑みを浮かべた渡慶次はエルボーで対抗。さらに頭突きで吹っ飛ばすと、オープンフィンガーグローブを外して「ラウェイでやろう、ラウェイで」と言い出す。奥田もオープンフィンガーグローブを外してグーパンチ。渡慶次は頭突きで応戦すると、レフェリーが止めようが、パートナーたちが止めようが収まらないため無効試合に。試合後もなおも殴り合う奥田と渡慶次に対し、佐久田が無数の竹串を振り上げるが、なぜか止めに入ったロッキーの脳天に突き刺さり、頭に竹串の花が咲いたロッキーは「エイドリアーーーン!」と絶叫しながら卒倒した。

メインイベントは佐藤光留デビュー21.8周年記念試合となる鈴木みのる(パンクラスMISSION)vs佐藤光留(パンクラスMISSION)。しかも和田京平レフェリーがとくに危険と判断したもの以外の反則攻撃が有効となるノーDQマッチとして行われることに。鈴木は臼と杵、さらに何やら大量の凶器が入った一斗缶を抱えて入場。鈴木は試合を開始した時刻が23時33分なのを確認すると、「年越しにはまだ早ぇな。ゆっくりやろうよ」と不敵な笑み。さらに年越しにこんなところに来ているお客なんてキ●ガイだし、どうせどこにも流れないんだろうと言うが、ニコプロがPPV生中継することを告げる光留。すると鈴木はタンバリンを持って威嚇。「マジでやるの? 俺、もう(ビール)3本飲んでるよ」と言うと、一斗缶の中からバトミントンのラケットを持ち出し、それで光留の足を叩いて「カーフキック」だと言い張る。さらに弓と矢を持ち出すが、光留に「それはランボー川村が持っていたやつじゃないか!」と言われ、即捨ててしまう。「マジメにやろう」と言ってローを蹴っていった鈴木は、タックルに来た光留とグラウンドの展開に。その状態から一斗缶に手を伸ばそうとするが、光留は必死に阻止。ほろ酔いでのグラウンドの攻防で、「息上がったちゃった」と笑顔の鈴木は不意を突いてのミドルキック。すると光留が意を決してチョップを叩き込むが、鈴木は「は?」とグイグイ圧をかける。さらにグラウンドに持ち込んでダブルリストロック。ヘッドシザースにスイッチすると、光留は倒立するが、鈴木は杭打ち状態でマットに突き刺す。頭を抜いてアキレス腱固めを仕掛けた光留だが、鈴木はすぐに場外にエスケープすると、客席に座って「来いよ! 早く来ないとみんな飽きちゃうだろ」と挑発。光留が場外に出ていくと、コーナーカバーを外し、光留の首に巻き付けて絞め上げる。さらに客席に叩き付け、イスを投げつけ、「あとで新宿FACEに怒られるのコイツ〜」と言ってから“FACEのイス”を光留の脳天の振り下ろして破壊。そこからリングに戻った鈴木は、リング上に持参した凶器をまき散らす。鼻血を出し、朦朧としながらもリングに戻った光留をパソコンのキーボードで殴打した鈴木。光留も必死に蹴っていくと、掟破りのゴッチ式パイルの体勢に。しかし持ち上げさっせない鈴木。ここで「2022年まであと10分」というアナウンスがあり、一旦バックステージに戻った光留が凶器としてロッキーを連れてくる。バルボアブローを連打していったロッキーだが、鈴木は「やれよ! やってみろ」と挑発すると、エルボーでなぎ倒してから脳天に刺さっていた竹串を一旦取ってからま突き刺す。さらにロッキーのグローブを奪い取って自らの拳につけると「エイドリアーン!」と絶叫。そこにキックミットを持った光留が「どんなときでも練習だ!」と言って、鈴木にパンチを打ってくるように指示してミットを構える。鈴木はお構いなしに光留の顔面にストレートを叩き込み、倒れた光留をタコ殴りにして「エイドリアーン!」。今度は竹刀を手にした鈴木は、小中学生時代に10年やっていたという剣道勝負を要求。光留はここで再びロッキーを呼び込む。リングサイドで怯えた表情のロッキーだが、先輩から言われたことは絶対なので恐る恐るリングに戻ると、剣道vsボクシングで勝負することに。年越しまであと5分となり、グローブをはめたロッキーに対し、剣士・鈴木は面で一本取ってみせる。さらに「誰にデスマッチ挑んでるんだよ」と光留に詰め寄るが、光留は「もう一人、剣道家・鈴木みのるに挑みたい奴がいるんで」と言って植木を呼び込む。明らかに嫌そうな植木だが、年越しまであと3分となり羽子板を手に、警察試合にかじっていた剣道で対抗することを決意。しかし鈴木の面や胴を食らい、あっさり退散。すると鈴木は「オマエの2021年はこれでいいのか?」と光留に詰め寄る。決意を決めた光留は白刃取りに成功したら勝ちにしてくれと懇願。承諾した鈴木はフェイントを入れつつ、竹刀を振り下ろすと完全に光留の脳天を直撃。白刃取りに失敗した光留を臼に押しつけて杵を振り下ろした鈴木だが、光留は間一髪で回避すると、背後に回ってスクールボーイ。しかしカウントは2。鈴木は羽子板で光留を乱打すると、年越しまで10秒前からカウントダウン。そして年が明けた瞬間、背後からスリーパーに捉えた光留はカバーするが、下から洗濯バサミ+アームロックで切り返した鈴木。どうにかロープに逃れた光留はミドルキックで蹴り倒すと、「2022年もよろしくな! 俺の公認凶器はコイツだ!」。すると今大会出場選手が次々に登場して鈴木にトレイン攻撃を仕掛ける。しかし、ことごとく蹴りで迎撃した鈴木は、最後の光留も蹴りで迎撃すると「オマエらなんで寝てるんだよ? 立てよ! プロレスの世界で生きていくんだったら、どっちにつくか分かるだろ?」と言って、全選手を自分側にあっさり寝返らせる。そして全員で光留にトレイン攻撃を見舞っていくと、鈴木が「最後に9月10月俺がなんでアメリカに行ったか教えてやる! 俺の友達を呼んである!」と発言。するとまさかの『The Rising Sun』がヒットしたが、そこに現れたのは中邑は中邑でも珍輔のほう。リングインした珍輔は「ハッピーニューイヤァオ!」とたぎったが、鈴木がカラーバットで殴り飛ばす。これで満足したのかリングを降た鈴木に向かって、光留は「待ってくれよ鈴木! 鈴木みのる!」と呼び止めるが、鈴木は「新年あけましておめでとうございまーす! 2022年は楽しい年にしたいねぇ。乾杯〜!」と持参した缶ビールを飲み始める。光留は「世の中何があるか分からねぇからなって言う度に、でも俺は鈴木みのるの横を離れねぇぞって思って! 口にしないでいたのに川村が先に言って! だから! 俺の思いをリングの上で受け止めてくれよ!」と訴える。鈴木は「今日はそういう日じゃねぇからな」とのらりくらりだが、光留は「今日がそういう日じゃねえなら、俺がそういう日にしてやるよ!」と叫んで構える。リングに戻った鈴木だが、光留の身体で乾杯。「乾杯は杯と杯を乾かすって稲垣さんが言ってたぞ。俺はまだ乾いてないぜ。ビショビショだぜ」と言ってチョップを叩き込むが、その瞬間鈴木は口に含んでいたビールを光留の顔面に噴射。そして強烈なチョップを叩き込んでいった鈴木に対し、歯を食いしばりながら耐えた光留も応戦。チョップの打ち合いから鈴木はエルボーにスイッチ。ダウンした光留を選手たちがリングを叩いて鼓舞する。鼻血を吹き出しながら倒れても立ち上がった光留は、エルボーの打ち合いを挑んでいく。鈴木のエルボーを食らっても食らってもなかなか倒れない光留は、起死回生のジャンピングハイ。さらに「投げるぞオイ!」から水車落とし。しかし腕十字をロープに逃れた鈴木は立とうとする光留にヒザやパンチを入れていく。立ち上がった光留は張り手を連打するとハイキック。しかしロープに飛んだ光留を追走してバックに回った鈴木は、一気にゴッチ式パイルドライバーで叩き付けて3カウントを奪った。

勝った鈴木は大の字の倒れている光留に向かって「オイ、なんで21.何周年っていう中途半端なんだよ。大体そんなんでね……アレか? 閉店しまーすっ、閉店セールって言って1年半くらいやってる店と一緒か? いつまでもそんなものにすがってんじゃねぇよ。何年やろうが、何十周年だろうが、別にいいじゃねえか。オマエはオマエだろ? なあ。何周年ってこだわってるすごく……『俺は何周年』『俺は何年やってきたー!』知ってるのはオマエだけだぞ。言われて初めてみんな気付くんだぞ。そんなものにすがってんじゃねぇよ。え? じゃあ、なんだ? 10年だったらやらないのか? 30年になったらやらないのか? 100年だったらやらないのか? やるだろ? フッ……おめぇが何百周年だろうがよ、すぐに返り討ちにしてやるよ。また来いよ」と語りかけてから杵と臼を手にし、リングサイドにいた男児を餅のようにつこうとするが、何かを思い出して再びマイクを握ると「オマエにどうしても言いたいことがあんだよ! 忘れてたよオイ! あけましておめでとう」と倒れている光留の顔を覗き込むように言ってから引き上げていった。鈴木が置いていったマイクに顔を近づけた光留は「全部言われた。俺の言いたいことを……10周年大会でこのリングでシングルを無理矢理お祝いでやった日に『悔しかったら俺のところまで来い』って言ったから頑張って近づいたのに、さらに先に行きやがって。でも『オマエが売れなくても関係あるか。他人のマネはするな! 気持ち悪いのがなくなったら、変態じゃなくなったら佐藤じゃねえじゃないか』って言ってくれた言葉を、今日も信じて、この1年も信じて、100年後も信じて! その度にぶつかっていきます。ただ、いつまでも負けで終わると思うなよ。いつか本当に絶対勝ってやる! それがパンクラスの教えだからです。今日のところはこれぐらいにしておいてやるぜ。ただ、このプロレス界の何年も日が当たらない、湿っぽい下水道にピッタリのお年玉を持って来たから。それだけみんなで見て終わろうぜ。お年玉って言ってもな、カネでもなければ記念のタオルでもねえぜ。俺のお年玉はこいつだ!」と、どうにか声を絞り出すと『とんぼ』がヒット。今大会は欠場かと思われたツネ(阿部史典)が登場し「ヒカルゥ、あけましておめでとう!」と声をかけてから拳を突き上げ、渡慶次と一緒に熱唱。前口やロッキーと肩を組みながら歌うツネを選手や観客が手拍子で盛り上げる中、最後は全員で「ロクなもんじゃねえ〜」と叫んで大会を締めくくった。

【プロデューサーの大会総括】

――では総括を。

光留 昨日のLIDET UWF……GLEATか。マスコミ、何十人いたんだよ。今日は月給12万の奴が一人と、先月家賃払ってねえフリーライターだけじゃねえか。ちょうどいいぐらいでした。今年もよろしくお願いします。

――佐藤光留選手らしい年越し興行だったと思います。

光留 こんな汚ねえ年越しになると思わなかったけどザマーミロだ! 明るい年なんかな、来ないんだよオマエらに! 来てると思っている奴は自分に嘘ついてるだけだぜ。明るい人生なんてねえんだよ、この世によ! 生きてれば、次は死ぬんだ。明るい人生から逃げるな! そっちのほうが5万倍楽しいわ! 1兆倍面白いわ! ザマーミロ。

――今年はJEEEPから始まって、川崎大会、年越しがあったりハードヒット以外にもプロデュース興行をやりましたが、こういう興行も今後も続けていく?

光留 当たりめえだ。自分はやってもらったことをするんだ。やりますよ。

――改めて鈴木みのる選手と1vs1でやってみて、いかがでしたか。

光留 痛い! それ以外ない。

――最後、「必ずいつか倒す」と宣言していました。

光留 当たり前でしょ! 何のためにやってるんですか。何のために練習しているんですか。お客が盛り上がるから? 喜ぶから? だから大晦日にプロレスやんないんでしょ。知らねえよ。僕のプロレスは勝つか負けるかです。

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