大仁田厚が腰の故障から1ヵ月ぶりに完全復活!“ナゾのマスクマン”ミル・マス・あつしも襲来

 腰の故障のため、療養に努めていた大仁田厚が完全復活をアピールした。

 かねて、腰の痛みを覚えていた大仁田は病院を受診したところ、腰部に膿が溜まっていたことが判明。1月上旬に患部を約20センチ切開して、その除去手術を受け、全治2ヵ月と診断されていた。痛みがやわらぐと、同下旬からトレーニングを再開。無事、抜糸も済み、担当医から「傷口が開かないように注意してください」との条件付きで復帰にOKサインが出た。

大仁田が主戦場とするFMW-Eは現在“冬眠中”であるため、2月6日、東京芸術センター・ホワイトスタジオで自主興行を開催。メインイベントでは大仁田興行名物のバンクハウス6人タッグデスマッチで雷神矢口、リッキー・フジと組み、A-TEAMの橋本友彦、HASEGAWA、櫻井匠組と激突。

 リング上には公認凶器として、ラダー、テーブル、有刺鉄線ボード、有刺鉄線バット、イス、ギター、竹刀などが置かれ、それらを奪い合ってリング内外で大乱闘に発展。

 大仁田は腰の故障など感じさせず、櫻井に机上パイルドライバー、サンダーファイアーパワーボムを繰り出してフル回転。最後は矢口がサンダーストラックで櫻井を投げて3カウントを奪い、大仁田軍が激勝した。

 また、第2試合には“ナゾのマスクマン”ミル・マス・あつしが登場した。

 当初、大仁田がダブルへッダーを敢行する予定だったが、「ミル・マスカラスにあこがれて40数年。やっと僕もマスクマンになれました」として、オーバーオールを身にまとったあつしが急きょ出場。“変態タッグマッチ”で魔苦・怒鳴門と組み、リッキー、ミス・モンゴル組と対戦。試合はパートナーの怒鳴門がリッキーのカミカゼでフォールを奪われ敗退。体型、発する声は大仁田に酷似していたが、真相はヤブのなかだった。

大仁田興行 「魂を熱くする真冬のリング」
2月6日(日)東京芸術センター・ホワイトスタジオ(16時半) 観衆50人(満員=新型コロナ対応限定数興行)

第1試合 20分1本勝負
×Theよっちゃん(9分28秒、無効試合)木更津Kid×
※両選手がレフェリー暴行

第2試合 変態タッグマッチ 時間無制限1本勝負
ミル・マス・あつし、●魔苦・怒鳴門(11分45秒、片エビ固め)リッキー・フジ○、ミス・モンゴル
※カミカゼ

第3試合  A-TEAM提供試合 タッグマッチ 20分1本勝負
○雷電、大谷譲二(11分16秒、エビ固め)石坂ブライアン●、外崎幸作
※タイガードライバー

第4試合 ストリートファイトタッグマッチ 30分1本勝負
○ミスター・ポーゴ、モンスターレザー(11分12秒、体固め)下田大作、グラン・マサル●
※イスの上への垂直落下式ブレーンバスター

第5試合 バンクハウス6人タッグデスマッチ~時間無制限1本勝負
大仁田厚、○雷神矢口、リッキー・・フジ(12分6秒、体固め)橋本友彦、HASEGAWA 、櫻井匠●
※サンダーストラック

〈写真提供:大仁田屋〉

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