【スターダム】白川未奈インタビュー<第2弾>初参戦からコズエンメンバーへの思い、話題となったサイコ化の真相を激白!

昨年出場の『5★STAR GP 2021』出場(3勝6敗)を振り返って

 

――昨年の『5★STAR GP 2021』では、3勝6敗という成績でした。

 

白川:3勝6敗かぁ。。試合が多すぎて忘れちゃう。。。最初2勝して、最後の最後でなつぽい勝ったんだ。(勝点)低いなぁ。

 

――当時と今では、格段に白川選手の技量もステータスも上がってると思うので。過去の1年前はあんまり参考にならないですね。

 

白川:『5★STAR GP』って、私、出たの初めて。今年もあれば2回目。総当たり戦は楽しいですね。普段、闘えない人と。私はタッグよりシングルの方が好きなので。

 

――肉体的なダメージの蓄積はどうですか?シングルをずっとやってると。

 

白川:いや、でもどっちも。シングルだからって感じることはあんまりないかもしれない。

 

――タッグもシングルも基本的にはダメージは受けるけど、好きか嫌いかと言うとシングルが好き?

 

白川:断然好きです。シングルの方がいい。

 

――シングルで輝くというと、トーナメントもそうだし、リーグ戦も含めてスターダムに来た以上は大きな冠は取っていきたいですよね。

 

白川:取りたいですね。なかなか難しいですけどね。

――今、狙える位置に来たんじゃないですか。

 

白川:でも、強敵はいっぱいいるなって。あと、どんどんとにかく人が増えてくるんで。本当に少しでも気を抜いたら抜かされる。レディ・Cなんてすごく成長して、可愛がってたけど。この間のアーティストも初めてかな、アーティスト挑戦も前に比べたら、全然成長してて、びっくりしてる。

 

――選手が成長していくと、マイクもそうだし、記者会見の場でもメッセージ力に自信がある人というのは、だんだん声が大きくなっていくんですよね。

 

白川:確かに。コズエンはもともと声がでかいんです。いつも控室でも声がでかすぎて、他の控室から怒られる。「コズエンの部屋がうるさい」って。

 

――それだけ元気がある証拠ですね。

 

白川:はい、そうです。

 

――2022年のリーグ戦も参加された場合は、ぜひ優勝を狙って頑張ってください。

 

白川:はい。

 

⑦中野たむとのワンダー戦でサイコパス化(2021年11月代々木)

 

――そして、中野たむ選手とのワンダー戦でサイコパス化です。

 

白川:サイコパス化。サイコだったのかな、あれ。

 

――まさか白川選手があんな狂気じみた表情を見せるなんてという。そこがある意味、白川未奈の世界観がさらに広がっていった。あれはプロとしての幅が広がったと僕は思いましたね。ご自身的にはどうですか?

 

白川:私は会見のマイクとか、考えて臨むの好きじゃなくて、思ったこと喋りたいので。思ったことを喋って、相手の喋った発言の穴を探して、そこを詰めるというのがすごく得意なので。だからあんまり考えたくないんですよ。

 

――そういうタイプなんですね。

 

白川:はい。なので、考えなくても喋れるという自信があるので、あんまり考えないんですけど。すごく言いたいことは考えますけど。相手とのラリーまで「こう言ったらこう返そう」とかはない。それは長い間、生きてるんで、培ってきたものがあるんで、それで返せるだろうという自信がまずあるんで。中野たむの時は、あれは本当に皆に「考えてたでしょう」と言われるけど、あれは本当に喋ってたらああなっちゃったんですよ。入っちゃって、そこのゾーンに。私は一人でいても、ズーンとなったら、とことんズーンと行ったり。自分に暗示をかけられるんですよ。あれを喋ってて、何か呪い、呪い言ってるなと考えてたら、結局はベルトに引っ張られてたんですけど。こんなになってて、ああいうのも本当に体が勝手にやっちゃうんです、私の場合。

――何かポッと憑依されるんですかね。

 

白川:多重人格ではないと思うけど、急に憑依する時がある。

 

――イタコ体質?

 

白川:そう、イタコ体質!本当に。だから私、絶対に催眠術とかかけられやすいと思う。イタコ体質ですよ。白川、イタコ体質と書いてほしい。

 

――それは面白い。

 

白川:本当にすぐ入れる。あの時はもう入っちゃっていて。後から映像を見たら、マジでキモと思って、本当に。

 

――新境地に行ったなと思いましたよ。

 

白川:はい。ああいう時って、今まで人生の中で何回かあったんですよ。

 

――あったんですか。

 

白川:はい。親にもよくそう言われたんです。本当にどっかイっちゃってるんじゃないかと思った時がある。私、前にノートがあったら、記憶のない間に謎の絵を描いている時が本当にあるんです。これ本当に。

 

――すごいですね。

 

白川:一番怖かったのが反抗期で親とケンカしてた時に、親に「あんたこれ描いたでしょう」と言われたのは、親のプリクラの顔にめっちゃ落書きしてたんです。それも言われてゾクッとしたんです。

 

――自分では覚えていない?

 

白川:覚えてないんですよ。怖くないですか?

 

――怖い…

 

白川:そういうイタコ体質。

 

――憑依しちゃって。

 

白川:そうなると、そういう思考になるじゃないですか。思い込み。それがどんどんあの時は深くなっていっちゃって。その時って、いくつか試合を欠場したんですよね。それって、目の上を折っちゃっていて。折ったままたむとは試合してたんですけど。

 

――ええー?

 

白川:それは絶対に試合したいから、他の試合は休んで。ドクターストップかかっちゃったんで。でも、中野たむの試合も休めたんだけど、それはできないと思って。

 

――よくやりましたね。

 

白川:折ってて。家にいる間、試合に出れてないのもつらいし。本当にその間にやれることはと思って、とりあえず中野たむのことを考えようと思って。本当に知り合いの田舎の家、自然の所に行ってて。自然に触れて、中野たむのことを考えていたら、どんどん入っちゃって。そういう経緯があります。欠場してるという、申し訳ないというメンタル沈んでたのもあるんですけど。そのなかで自分の大事な試合の前に、ヒビ入って、ケガしてて。でも、絶対ベルトは取らなきゃいけないので、こうなってた。それが試合の日、ああなっちゃった。

 

――狂気じみたところと、内面の自分がゾーンに入っちゃって、それが表面に出てきた?

 

白川:はい。でも、人間そんな人にニコニコしてるだけの綺麗事だけじゃないじゃないですか。私は汚いのって、あまり出さない方。全然、汚いことを思ったりするんですけど。出さない方だったけど。もうあの時はそれに身を任せざるを得なかったみたいな感じ。

 

――自分自身も追い込まれていた部分があったんですね。

 

白川:追い込まれていた、そうですね。

 

――ああいう白川選手を見て、また新たな枠が広がった、第3の人格の部分は、もしかしたら今後も期待できるかもしれない。

 

白川:本当にあのバージョンでファンになりましたとか、あの白川未奈が好きです、という人は結構いて。ああいうのって、受け入れられない人格かなと思ってたんですけど。そんなことはないんだなと思って。私を狂わせる人がいるんだったら、ああなる時もあるのかなという感じです。

 

――相手によってどうなるのかという感じですね。

 

白川:はい。

 

――僕らとしては、また見たいです(笑)。白川選手の変化を成長にも感じられるし、プロレスラーとしての奥の深さにもつながると思うので、楽しみにしたいと思います。

 

第3弾では4・3立川で開幕する『CINDERELLA TOURNAMENT2022』、他のユニットについて、自身が目指すものなどを近日公開予定!

 

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第1弾:【スターダム】白川未奈インタビュー<第1弾>両国2連戦「このカードで組まれているのは悔しい」

第3弾:【スターダム】白川未奈インタビュー<第3弾>「今の私は強さの象徴になりたい!」

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日時:2022年3月26日(土)開場16:00試合開始 17:00
会場:東京・両国国技館

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STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~
日時:2022年3月27日(日)開場13:00試合開始 14:00
会場:東京・両国国技館

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https://wwr-stardom.com/schedule/

<インタビュアー>

プロレスTODAY総監督 山口義徳

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