【加藤拓歩×鈴木敬喜インタビュー】5.4横浜武道館でタッグ王座挑戦「シミラリティとして大日本のタッグの歴史に名を連ねたい!」

④自身(加藤&鈴木)のタッグ「シミラリティ」について

――そして今度はご自身のタッグチームについて伺いたいのですが、「シミラリティ」とはどちらが名付け親なんですか?

加藤「僕ですね。英語で『似てる』という意味の形容詞なんですけど…」

――お二人が似てるというところからですか?

加藤「似てますね。性格も似てるというか…、まぁ男性ホルモンが盛んみたいな(笑)。そこで気が合っちゃったんですよね」

――(笑)

加藤「ほんと、理解されない部分が多いホルモン分泌が活発な人生だったんですけど、こいつも同じ人生だったのかな…みたいな」

鈴木「なかなか理解されないと思うんですけどね(笑)」

――そんな話をしてるうちに仲良くなって、本格的にタッグ組みたいなというふうに?

加藤「そうですね。男の中でしか分からないと思いますけど、めちゃくちゃ気が合って仲良くなって、これって円滑に関係性進めていくうえでも楽なもんなんだなと。それで瞬く間に仲良くなって…」

――それを受けて鈴木選手いかがですか?

鈴木「たしかに会話のほとんどが下ネタだったりするんで…。その面では一番話しやすいかもしれないですね(笑)」

――話は変わりますが、鈴木選手は最近話題のあの方に似てると言われることが多くなったとか…?

鈴木「(笑)。ヤクルトの村上選手ですか?」

――自分、偶然テレビに出てるの拝見したんですよね。確かに似てますよね、どうですか、似てると言われて。

鈴木「最初はあまり思わなかったんですけど、最近はちょっと気分いいですよね。WBCにも出場されたので、便乗させてもらって(笑)」

――野球経験は?

鈴木「全くないですね」

――これで村上選手が気づいてくれたら面白いですよね。リング上でもヤクルトの帽子被ったりして(笑)

 

⑤お互いをどう思っている?

――そんなお二人ですが、お互い組んでてどんな風に思ってらっしゃるんですか?

加藤「日常で関係性がどんどん深くなっていくなかで、信頼度も増していきましたね。普段から2人で話す機会も多いので、試合でこうやっていこう、ああやっていこうというのもどんどん出てきますし」

――そこ大事ですよね。

加藤「そういう中で自然とタッグ力は上がっていってるのかなと思います」

――鈴木選手はいかがですか?

鈴木「普段から結構連絡取り合ったりしてるんで、もう同じになっちゃいますけど、それがあるから試合でもかみ合ってるんじゃないかなと思います。タッグ組む試合の間が結構空いちゃったりするんですけど、そんなときでも久々というのを全然感じさせないようなかみ合いはしてるんじゃないかなと思います」

――本当戦友であり、親友といった感じですね。

加藤「そうですね」

――でも普段は大日本プロレスと新潟プロレスで団体も拠点も違うのにすごいですよね。

加藤「僕はよくLINEするんで」

――鈴木選手からはしない?

鈴木「あんまりしないかもしれないですね。来る頻度がすごい(笑)。『東京は人がいっぱいいます』とか(笑)」

――普段も新潟でタッグ組んで暴れたいなとかあります?

鈴木「新潟でもシミラリティでいっぱい試合したいなとは思いますね」

――大日本プロレスと新潟プロレスの違いとか感じたりします?

鈴木「新潟プロレスは地域密着というか、そういうのを掲げてやっていて…。雰囲気は違いますけど、ちびっこから大人まで楽しませるというとこだったり、地域密着だったりというところは一緒ですね。どちらも出ていて楽しいです」

――団体ごとに自分のスタイルやカラーを変えたりすることはあるんですか?

鈴木「全然変えてないですね。同じスタイルで…、希望としては、新潟から東京、東京から新潟にお客さんを連れてこれたら嬉しいですね」

――大日本プロレスさんへの参戦は楽しいですか?

鈴木「楽しいですね、もう日々刺激を受けさせてもらってます」

――ストロング、デスマッチ両方ある団体さんですし、バラエティに富んだ選手がいらっしゃるので刺激がありますよね。では、2人の相性はもうハートマークでいい感じで上がってきていると?

加藤「そう思いますね。うん、冷めることなく恋人みたいな感じで(笑)」

鈴木「(笑)」

――そして、お二人が戦ってみたい、もしくは気になるタッグはいますか?

加藤「うーん…、でもお客さんに『2人は新日本プロレスの毘沙門(後藤洋央紀 & YOSHI-HASHI)に似てるよね』みたいな言われたことあるんですよね」

――いいですね。

鈴木「ああいう感じになりたいですね」

――あのタッグは先輩後輩、そして天然キャラということでとても面白いですが、お二人はどちらが上なんですか?

加藤「キャリアは加藤さんが上ですね」

鈴木「そうですね、1年半くらい」

加藤「僕25で」

鈴木「僕27です」

――年齢は鈴木さんが少し上なんですね。でもそんな2人が今はタッグでとても仲がいいと。スタイルも同じということで、でも加藤選手は見た目はずいぶん変化されましたよね?

加藤「はじめは怪我で痩せたんですよ。鎖骨骨折したときに全然トレーニングできなくて痩せてしまって、意識的にやったわけじゃなかったんですよ…。でも今が一番馴染んでます」

――スピードが上がりましたか?

加藤「そうですね、やれることが増えましたし。もともと力は結構強い方だったので、体はヘビー級100キロ超えの選手に比べるとしまってますけど、力自体は多分ヘビー級100キロ超えの選手にも全然負けてないと自負があります」

――力は落ちずにスピードが上がったと。

加藤「落ちたことは落ちたんですけど、力ないやつだなってレベルではないですね」

――では今がベスト?

加藤「ベストですね。動きやすいし、今は全然疲れないです」

――鈴木選手はいかがですか?

鈴木「僕も一時期、ちょっと体を引き締めようと思って食生活を変えてみたんdねすけど、だんだん楽しみがなくなって…」

――(笑)。分かります!

鈴木「プロレスして、うまいもん食わなくて…の生活が楽しくなくなってきてしまって。『いっぱい食っていっぱい戦うのがレスラーだ!』という思考に切り替えて、あんまり気にしないで食うようになりましたね。今はちょっと増えてきてしまったので、あまり増えないように意識はしてますけど…」

――ちなみに現在は赤い髪色ですが、ちょくちょく変えたりするんですか?

鈴木「この赤にしたのは、うちのオーナーに言われて…。『お前イメチェンしてこい!美容室予約してやるから!』って言われて、言われるがままに美容室に行ってイメチェンしたいって伝えたらこの色になりましたね(笑)」

――赤って結構勇気いりますよね。新潟だと結構目立つんじゃないですか?

鈴木「いりますね。新潟だとなかなかここまでの髪色はいないので、やっぱ目立ちますね。」

――職質とか受けちゃうんじゃないですか?

鈴木「職質はまだ大丈夫です(笑)」

――よかった(笑)。赤は自分で指定したんですか?

鈴木「そうですね。色を変えたいんですって言ったときに、おすすめの色をいくつか出してくださったので『じゃあ赤で!』と」

加藤「なんのじゃあだよ(笑)」

――赤にして気持ちはどうですか?

鈴木「赤のイメージが付いたのでよかったんじゃないかなと」

――加藤さんからは見てどうですか?

加藤「うーん…、似合ってんじゃないっすか。分かんないっすけど」

鈴木「横浜武道館では変えてるかもしれない」

――またイメチェンで雰囲気を変えてくるかもしれないんですね?楽しみです。

加藤「でも全然これ色落ちないんですよね。染め直してるの?」

鈴木「美容室で染め直したときは、結構長持ちしますね。自分でやると1週間くらいしか持たないですけど」

――じゃあ今は赤がお気に入りということで。

鈴木「でも夏は赤髪大変なんで…。汗かくと赤いのが出てくるんですよね、白いTシャツが赤くなっちゃうんで夏はちょっと勘弁してほしいので次の髪の色を考えてますね」

 

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