【東京女子】辰巳リカ&渡辺未詩が挑む7.8大田区大会、“白昼夢”試練の大一番!

③心と身体のバランスの整え方

――時には力を抜いて自分の身体も休めないといけないと思うんですけれども。心と身体のバランスの取り方というのは、チャンピオンとしてはどのように整えていますか。

辰巳 試合中ですか?

――試合中やオンとオフなんかも教えてください。

辰巳 私はオンとオフが0か100なタイプです。試合や練習中は100って感じなんですけれども、オフがゼロで無になります(笑)

――(笑)オフは寝てたりするんですか?

辰巳 消えてしまいます(笑)

――消えちゃう(笑)ご自身に対して力をあまり入れないというか、そういう感じですか。

辰巳 そうですね。低電力で生きてます。

――できるだけ省エネで生きているんですね。

辰巳 そういう感じです。出せるときに出すタイプで、それがいいのか分からないですけれども、それが合っているようです。

――そういう戦い方の方が長年培ってきた試合への挑み方というところが一番ベストという感じなんですかね。

辰巳 いいペースなのかもしれないですね。

――ご自宅で身の回りのこともやらなければいけないと思います。コンディション作りのために睡眠や食事、トレーニングも必要だと思いますけれどもどのように過ごしていますか。

辰巳 そうですね。最低限はやるんですけれども、そんなに特別なことはしていないのかもしれないです。きちんとバランスよく3食摂って生きてはいないかもしれません。雑に生きているかもしれません。

――なるほど、試合が決まったらコンディションを合わせるのですね。

辰巳 一応、しっかり意識はしています。

――不思議で面白い、でも辰巳選手らしいお話をうかがえて良かったと思います。渡辺未詩選手はオンとオフの作り方はどうしていますか。

渡辺 逆に割とずっとオンでいます。

――全く正反対ですね。

渡辺 ずっとオンですね。基本、休みたくないんです。毎日何か予定がないと嫌になってしまうんです。

――常に起きていたいタイプですね。

渡辺 起きておきたいタイプです。絶対にずっと身体を動かしていたいぐらいの感じです。

――それはプロレスをやる前からですか。

渡辺 やってからです。

――運動に関してはやってからスイッチが入ったんですね。

渡辺 そうですね。

――知らず知らずのうちに動かしている感じなんですか。

渡辺 そうですね。予定がないととりあえず「身体動かすか」という感じです。

――ずっとオンの状態って疲れたりはしないんですか。

渡辺 でも、不思議と大丈夫です。

――やっぱり基礎体力みたいなのがあるんでしょうかね。

辰巳 むしろ止まったら死んじゃうような感じかもしれませんね。

渡辺 確かにそれかもしれないです。

――マグロみたいな感じですかね。

渡辺 そうかもしれません。

――渡辺選手はエネルギッシュで試合ぶりにそういう姿が出ているという感じはします。辰巳選手は試合の中で自分の持っている情念みたいなものがすごく試合に出てくるようなタイプだと私は思っています。試合を見ていても女の執念というか、そういうドラマ性を出してくれるから見入ってしまいます。

辰巳 ありがとうございます。

――選手によってそれぞれ全然みんなタイプが違うので、面白いそういう試合の見せ方と絶対負けないというスタイルが身体の奥のところからファンに届いている気がしますね。

辰巳 はい。

――これからもそういう部分はどんどん出してください。

辰巳 そうですね。変わらず出していきたいです。

 

④お互いの試合についてそれぞれの見解

ーーお互いの試合についての見解を教えてください。まず、辰巳選手から、今回ナイア・ローズ選手と対戦する渡辺未詩選手の試合の見解はいかがでしょうか?

辰巳 最初はユカちゃんとの試合が決まっていて変更になったんですけれども、すごくチャンスだと思いますので、ナイア選手が来る時もすごく話題にもなっていたし、みんなも期待しているだろうし、そこに未詩が選ばれたというのは団体からも期待されていると思います。プレッシャーには負けないようにできる子だとは思いますので、思い切りぶつかって話題をかっさらってほしいと思います。私も負けないように行きます。

渡辺 頑張ります。

――対して、渡辺選手は今度、愛野ユキ選手との一戦を控えている辰巳リカ選手の試合にはどのような見解をお持ちでしょうか。

渡辺 まずは防衛してほしいというのは第一にあります。でも、リカさんだったら絶対に防衛して大田区を終わるだろうという景色が、もう図まで見えているので割りと安心はしています。とはいえ、前哨戦を見てい中で、ユキさんの「今だ!」という時に出てくる炎のようなすごい気持ちを見て、この2人の戦いはすごく楽しみですし、普段から仲がいいからこそのぶつかり合いがすごく楽しみです。

――エプロンでのスリリングな攻防をされてらっしゃったので、あのあたりも怖いですよね。

辰巳 私なら何をやってもいいみたいなのもあるかもしれないので、ちょっと怖いなとは思います。

――やはり愛野選手もベルトを取るためにいかなる手段にも出そうですね

辰巳 遠慮せずに来るのかなと思いますので。

――今、そういうところが怖い部分でもありますよね。

辰巳 でもそこを跳ね返すのが私だと思うので全部跳ね返します。

渡辺 さすが。

――不死鳥のように戻ってくる体力作りは、どのような秘訣があるのでしょうか?

辰巳 どうなってるんでしょう。言葉にするのは難しいです。感覚というか。

――でも、もう無理だろうというときにすごく粘り強いじゃないですか。

辰巳 本当にあと一手遅かったら負けていたなというのも感じるので、いつもギリギリで闘っています。

――でも、そのギリギリ感がファンとしては正直言って面白いです。「どっちが勝つんだ?」というところで本当に不死鳥のように蘇ってきますよね。

辰巳 はい。自称、”不死身のドラゴン”です。

――本当に言語化しにくいんですけれどもそういったものはいつも見ていて感じます。

辰巳 本当に負けたくないという気持ちだけですかね。

 

⑤譲れないもの

ーー普段から負けず嫌いですか?

辰巳 普段は本当に平和主義者です。競いたくないです。みんな仲良くファミリーみたいな感じがいいです。

――例えば食事をオーダーする時に2人が食べたいものが残り1個だとして、私も食べたい、いや私も食べたいとなった場合はどうしますか?

辰巳 食べます(笑)

渡辺 (笑)確かにそれは。

――そこは譲らないですか?

辰巳 どうしても食べたかったら譲らないです。

――それは譲らないんですね。言ってみればそれがベルトですよね。

辰巳 そうですね。でもなるべく競いたくはないです。平和に解決しようとはします。

――ジャンケンしようとか?

辰巳 それとか、スピーチして「ちゃんと譲って」みたいな(笑)

――きちんと相手を納得させた上で譲っていただくと。でも、プロレスラーにとってすごく大事なこだわりというか、そこはあると思いますね。

辰巳 はい。

――面白いですね。渡辺選手は今みたいなシーンだったらどうなりますか。

渡辺 残り一つですか。

――残り一つです。

渡辺 でも、割と私は優柔不断でいつも大体どちらか迷ってのほうが多いので、逆に決めきれないので「じゃあいいよ」となるかもしれないです。

――白昼夢はそういった違いがうまく合っているんですね。

辰巳 違いますね。

渡辺 違います。

――その違いがうまく重なっているからコミュニケーションもうまくいっているんでしょうか。

渡辺 正反対だからこそ合っているのかもしれないです。

辰巳 お互いが補っているのかもしれないです。

➡次ページ(白昼夢としての今後の展望、世界とつながる東京女子プロレス)へ続く

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