【東京女子】辰巳リカ&渡辺未詩が挑む7.8大田区大会、“白昼夢”試練の大一番!

⑧坂崎ユカが12.1後楽園で卒業


©東京女子プロレス

――東京女子を代表する選手の1人である坂崎選手が卒業が発表されました。まだ12月まで先の話なんですけれども、現時点でお二人が感じていることとか、その発表を聞いてどう思われたのかとかその辺りも伺いたいなと思います。

渡辺 結構衝撃的だったというか、驚いた部分はあったんですけれども。数年前から海外に行く機会が増えて、いつかは「おかえり」って当たり前に帰ってこなかったらどうしようみたいな不安を感じたことはすごく前にあったんですけれども。逆に毎回帰ってきてくれるから、すごく安心しきっていて、ずっとユカさんは東京女子で最前線にいてくれると思っていたので、そのへんはちょっと油断していたなという気持ちでした。

去年のトーナメントでユカさんとシングルした時に「超えて」というような声をたくさんもらったんですけれども。夏から今にかけていろいろ考えた上で超えるとかではなく追いつきたいと思い直すようになって。横に並んで東京女子プロレスを加速させていきたいと考え直すようになったこのタイミングで、12月までしか時間がないなと思うと焦ります。そういう部分では、この大田区での一戦とか、こういう毎回毎回の試合でユカさんが安心して、ユカさんが東京女子をここまで多分大切にして大好きだからこそという部分が大きいと思うので、そういう部分でもより安心してより東京女子大好きだなって思って旅立ってもらえるようにしっかりしたいなと思います。

――辰巳選手はもう付き合いも長いと思いますし、そのあたりも踏まえて今回の発表はいかがでしたでしょうか?

辰巳 最初聞いたときはもちろんびっくりしたんですけれども、いつかはそうなるのかなとも思ってはいたので、でも「嫌だ」が大きかったんですけれども。今はなかなかユカちゃんがいなくなるということが想像できていなくて、あまり考えないようにしているんです。向き合うのが怖いんです。


©東京女子プロレス

――まだその事実に向き合えてないという感じなんですね。

辰巳 はい。

――世界に通用したというところが本人にとっても大きな自信にもなったと思うんですよね。

辰巳 私はユカちゃんとは同期で一緒に東京女子にも入って、入った当初からか分からないですけど、世界を視野にはずっと入れていたようには感じていて、世界に飛び立つのかなと感じていたので、その面ではすごく応援したいですし、期待もすごく持っています。ただ、いなくなるのが想像できないのでまだ向き合えていないです。

――実際にその日が訪れると、皆さんこみ上げるものが来るんでしょうね。

辰巳 はい。

――どんな卒業を迎えるのか、またその後どういう活躍をしてくれるのかというのは本当に東京女子のファンの皆さんも応援していると思いますので、日本発で世界で活躍するというのはプロレス界にとってもとてもいいことだと思います。そういった部分では、特に今AEWマット、WWEもそうですけど、女子選手の活躍が近年著しくすごくなっていますよね。それがもっと日本のニュースになってほしいなと思います。海の向こうで坂崎ユカの名前を轟かせてほしいなと思いますね。

辰巳 思います。楽しみではあります。

――また、どこかのタイミングで戦う機会もあるかも分からないですからね。


©東京女子プロレス

辰巳 マジラビと試合ができなくなってしまったので、それが卒業までの最後かなと思っていたんですけれどもなくなってしまったので、その試合はいつになってもやりたいなと思います。

渡辺 そうです。12月以降だとしても。

辰巳 勝手に私達が向こうに行ってもいいですし。

――それいいですね。向こうに行くというのも全然いい話ですよね。

辰巳 来てもいいですし。それだけは揺るがずに考えます。

――物語が人の気持ちを成長させるという部分もあると思うので、スタートから同じだというところに何かそういう物語が始まっていると思うので、プロレス界は本当に何があるか分からないので、そういう部分がファンにも夢を与えられるのではないかと思いますよね。

辰巳 いい面で夢を与えたいですね。何でもできるというところをプロレスで見せたいです。

――そういうのがプロレスの力になって皆さんにパワーを与えてくれると思うので、ぜひそういったところも今後期待したいと思います。

辰巳 はい。

 

⑨大会へ向けてメッセージ

――最後に大会に向けてのメッセージをいただければと思います。

渡辺 東京女子の夏の始まりの恒例となった大田区総合体育館なので、この一戦、私はちゃんとこの機会を掴んで、世界にもユカさんにも自信を持って見せられるような、自分のパワーを存分に出していきたいなと思うので、ぜひたくさんの方に大田区でまず最高の夏の幕開けにしていただきたいなと思います。

辰巳 この『Summer Sun Princess』はもう毎年恒例になって、私も東京女子もビッグマッチを何度も重ねてきているので絶対見逃してほしくないですし、個人的には大切なベルトをかけた試合もあるので、そこも絶対まばたきせず、でも暑いので水分補給はしっかりして大勢の人に見てほしいのでなるべく足を運んでほしいなと思います。

――お二人の熱いメッセージをいただいて、きっと7月8日東京大田区総合体育館大会は、燃えに燃えまくる東京女子の大会になるのではないかと思っていますので、楽しみにプロレスTODAYでも大応援しております。

渡辺 ありがとうございます。

辰巳 お願いします。

2人 ありがとうございました。

<インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)>

『SUMMER SUN PRINCESS ’23』
日時:2023年7月8日(土) 開場13:00 開始14:00
会場:東京・大田区総合体育館

<全対戦カード>

▼オープニングマッチ 長野じゅりあ復帰戦 20分一本勝負
鈴芽&遠藤有栖 vs 宮本もか&長野じゅりあ

▼第二試合 20分一本勝負
桐生真弥&猫はるな&HIMAWARI&鈴木志乃 vs 鳥喰かや&凍雅&風城ハル&大久保琉那

▼第三試合 20分一本勝負
水波綾&角田奈穂 vs 上福ゆき&朱崇花

▼第四試合 15分一本勝負
バートビクセン vs 乃蒼ヒカリ

▼第五試合 3WAYタッグマッチ 20分一本勝負
中島翔子&ハイパーミサヲ vs アジャコング&らく vs マックス・ジ・インペイラー&原宿ぽむ

▼第六試合 スペシャル・シングルマッチ20分一本勝負
ナイラ・ローズ vs 渡辺未詩

▼第七試合 15分一本勝負
山下実優 vs ソーヤー・レック

▼第八試合 20分一本勝負
沙希様&メイ・サン=ミッシェル vs 荒井優希&上原わかな

▼セミファイナル インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>辰巳リカ vs 愛野ユキ<挑戦者>
※第10代王者4度目の防衛戦。

▼メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
<王者>瑞希 vs 伊藤麻希<挑戦者>
※第12代王者3度目の防衛戦。

◆大会詳細は公式サイトにて
https://www.ddtpro.com/schedules/20231

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