【大日本】“デスマッチ新世代王者”石川勇希が若松大樹とライバル対決「絶対渡さない!」目指すは世界進出
②デスマッチ王者となって見える景色はどう変わった?
――デスマッチ王者となり、これまでの防衛戦を重ねてきましたが振り返るといかがでしたか?
1回目2回目どっちも影山選手、優作選手、どちらもデスマッチヘビー王座を巻いたことない選手ですし、デスマッチの世界に入ってきてまだキャリア自体も浅い選手との防衛戦だったんで、それってのは僕自身一つのチャレンジでした。
新しい世代でこのデスマッチヘビーの新しい歴史を作りたいっていうのがあったんで、そのチャレンジを一つ二つクリア出来たと思ってるんで、ここで若松大樹、過去の戦績は正直、分が悪いですけど、相性は悪くないと思ってます。次のシングルは、絶対に負けられないっす。
――お客さんも本当にお2人の、ライバル対決に対しては、多分期待値もものすごく高いと思います。そしてデスマッチ王者となって見える景色だとかっていうのは何か自分の中で感じる部分ではありますでしょうか?
やっぱりベルトを取る前、ベルトを追いかけてチャンピオンになって、自分が大会のメインイベントに出る、やっぱり見えてくるものっていうのはちょっと違うのかなと思ってて、一番は責任感ですね。今までいろんな人が巻いてきて、いろんな人がこのベルトを目指してきて、そういう人たちのたくさんの思いが詰まったベルト。
今、自分が持ってるんでそういう人たちの思いを込めて試合したいですね。
――メインイベンターになってチャンピオンとして大会も閉めないといけないっていうプレッシャーもありますね。
本当、それは今までほぼほぼなかった経験なんで、チャンピオンになってから急に出てきたんで。でも、だんだんと慣れてきたって言ったら変ですけど、試合に出るからには、自分が最後勝って大会を締めてお客さんにいい気持ちで帰ってもらうっていうのは、もっともっと意識してやっていかなくちゃいけないかな。
――ちょっとずつ自分の中ではこっちに足がついてきたなって感じがします。
前よりはなんかふわふわしてたり、ネガティブな部分はなくなりましたね。
――防衛戦を重ねるうちに自信に繋がってきたという感じですかね。
それはあります。
――特に新しい人たちとの戦いでファンの人たちを納得させないといけない立場ですよね。
そうですね。
――確かに顔ぶれなんかも含めて、大日本プロレスのデスマッチ路線に新しい風が吹いてきましたね。そしてお客さんとの戦いでもあるとは思うので何かそういったところでプレッシャーはありますか?
やっぱりお客さんから見たら、まだ若手のデスマッチファイター、若手のチャンピオンという風に、まだ思われてるかなって。結局、伊東竜二、アブドーラ・小林っていうのがお客さんの中で1番2番にあって、その下にチャンピオンだけど石川勇希っていう存在があるのかなっていうのは、体感としてあるんで。そういうお客さんのそういうのも一掃したいっすね。
――なるほど。今回は1回目の王座戴冠なんで、どのチャンピオンでもそうですけど、1回目の王座戴冠というのはなかなか地に足がついて行かないと言われますが、それが2度目の戴冠とか3度目の戴冠になってくると、また違う景色が見えてくるということを言われるので、今は自分自身の王者像を磨いている最中かと思いますので今の石川選手を多くの人に見てもらいたいですね。
有難うございます。