【NOAH武田有弘取締役インタビュー】<後編>人材獲得、団体交流、年末年始に向けた展望を語る

女子選手の今後の起用や、女子王座の新設について


※1月22日横浜アリーナ 

――最近、少しずつ枠が広がっている女子選手の今後の起用や女子王座の新設について、いかがでしょうか?

これもあくまでまだチャレンジで、さっきの道場論と一緒で、道場に新人女子選手を入れて育てようというようなところまでは至っていません。今は映像配信の海外ユーザーが4割ぐらいですが、やはりグローバル基準でいくと、「なんであの団体は女性選手がいないんだ?」、WWEのレベルでいくと、「なんで女性のレフリーがいないんだ?」という時代なので、チャレンジでやっている段階です。ただ、やはり女子選手はすごくお客さんを沸かせるなというのを最近思っています。先日も新宿で、通常だと対戦カードを発表してから女子選手を見に来るファンが多いと思いますが、その時は発表せずに女子選手4人が試合をしていました。あの会場はみんなNOAHのファンだったと思いますが、それでも盛り上がっていましたからポテンシャルはありますよね。

――やはり人気、実力も兼ね備えた選手たちがカードに入っているというのもありますし、リング上で魅せるというところで、彼女たちの力がNOAHに新しい風景を創り出してきたような気がします。そういった部分では女子王座の新設というのは、いかがでしょうか?

でも、NOAHという団体の男性レスラーを扱っている理論でいくと、女子王座はできるだけNOAH所属の女子レスラーがいないとなかなか盛り上がらないのではないかなと僕は思います。

――そうですね。やはり自前の所属選手というところがファンの気持ちも一番盛り上がる部分だと思うので、そういったところはまたもしかしたら今後…。

ライセンスアウトで、GHCの名前を貸して何かどこかの団体がやるとか、そういうのはまた別の考え方なんでしょうけど。

――それも面白いですね。

IWGP女子王座はそうじゃないですか。新日本プロレスさんがやっている感はないですよね。

――スターダムでも新日本でも海外でもやるという。そのブランディングのあり方というところでは何か新たな価値感がまた生まれて、新たなファンが出てきてくれたらよりいいですね。

 

今後の団体交流について


©NOAH

――そして昨今のマット界の状況を鑑みると、新日本プロレス、全日本プロレスを含めていろいろな団体との交流というのが去年から活性化してきていますけれども、これについてはいかがですか。

あまり安易にやるつもりはなくて、ビッグビジネスになるならやってもいいかなという考えです。

――基本は自分たちのみで本当は進めていくというところが基軸なんですね。

はい。苦しいからやるというのはあまりなくて、やるからにはお互いに大きくお金が儲かるビジネスであればやってもいいかなというところです。

――今、新日本から大岩選手も来ていますけれども、それについてはいかがでしょうか。


©NOAH

これはさっき僕が言ったことと変わりますけれども。清宮がG1(G1 CLIMAX)出てという流れなので、フロント側が何か意図したものではなく自然にという感じです。清宮が連れてきて、大岩選手もNOAHで新日本プロレスさんの通常の海外遠征ではなく、国内だけれども海外遠征のような感じでやりたいという。いろいろなパターンがあります。我々が意図してビッグビジネスを作るために交わるパターンもあれば、選手同士の遺恨から自然発生したり、様々なパターンがあります。

――清宮選手と大岩選手のタッグというのは両方の未来も感じられるし、大岩選手が清宮選手から凄く刺激を感じている事も話しているのはいいですね。

そうですね。

➡次ページ(年末から来年に向けての施策)へ続く

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