「プロレスとは、生きる意味」20周年記念大会を前に”占い師女子プロレスラー”チェリーが胸中を語る!
②20周年記念興行に向けての意気込み
――今回の20周年記念興行『あなたのおかげ』についての意気込みをお願いいたします。
はい。まず20周年記念興行、タイトル何にしようと思ったんですよ。そのときに出てくれる選手、そして来てくれる皆様に向けての『あなたのおかげ』。あなたのおかげで20年やってこれました、というのでこの『あなたのおかげ』というタイトルを付けました。
――これは自分1人で考えたんですか?
はい。基本的に私、興行全部1人でやっているので。全部1人で。
――マッチメイクもご自身で全部考えて?
はい。考えました。
――まずはメインの試合について、今回チェリー選手はアジャ選手と広田選手と組んで、なんとこの対戦相手がヤバい人たちが揃っています。
そうなんです。石川ジャイ子、実はもうキャリアが14年くらいあるんですよ。『ファンタジーイリュージョン』2か3のときに石川ジャイ子が初めて出てきて、もう14年くらい前なんですけど。ファンタジーイリュージョンで出ていて、しばらく姿をくらましていて。もう2度と現れれないかなと思ったんですけど、今回ジャイ子が。
――いや私、びっくりしました。そしてパートナーのアジャ選手と広田さくら選手についてお願いします。
要所要所でアジャさんには私の大会で対戦させていただいたり、組ませていただいたり。本当にお世話になって、尊敬している大先輩ですので。アジャコング選手もすごいじゃないですか、幅が。バラモン兄弟さんとの試合もすごいですし、全女のときの試合もすごいですし。何でもどんな試合もすごいですし。
――リビング・レジェンドですよね。
もう本当にどの会場に行っても、アジャさんが出てきてお客さんがワーッてすごい歓声ですし、試合ももうお客さんがワーッて盛り上がりますし。本当にすごい先輩だなと思って背中をいつも見させていただいておりまして。
――アジャ選手はリビング・レジェンドという存在だし、なおかつスゴイのは強さをずっとキープしています。
もうめちゃくちゃ強いです。
――伝説的なレスラーでありながらトップ戦線でチャンピオンクラスとしての貫禄をキープされているというのが、これがやはりものすごいことだなと思います。
すごすぎますよ。すごいです。
――そういう部分ではチェリー選手から見ても感銘を受けるところがあるということですね。
はい。今回は頼もしいアジャさんを味方につけて試合をしたいなと思ったので組ませていただきました。
――なるほど。これは非常に強力なパートナーです。そしてもう1名、シン・広田さくら選手。この人も本当にエンターテイナーで、真の実力者。時折見せるあのテクニック。
すごいですよね。何でもできますし、器用な選手ですよね。なんかコーナーの上で逆立ちとかずっとしてますけど、倒立って普通に1分してるだけですごくしんどいんですよ、壁に向かって。それをずっとやってるって、みんなアハハって笑ってますけど、すごいことなんですよ。
――広田選手はお子さんも育てながらプロレスをやり続けているということなので。しかも双子ちゃんなのでね、2倍の体力を使いながら。しかも今回はシンになっちゃったので余計に大変ですよね。
広田さんがリング上で離婚発表されて。『大学に行かせるにはお金もかかるので、オファー待ってます』と言われて、控室に戻られてすぐ「出てほしいです」というのを広田さんに伝えました。
――喜んでいらっしゃいましたか?
『え、本当に?』みたいな(笑)
――次は渋谷シュウ選手が限定復帰されます。何年ぶりなんですか?
9年ぶりとかですね。
――今回はどうやって声をかけたのですか?
もともと私の大会のとき、毎回手伝いに来てくれてたんですよ。売店とかをやってくれて、いつもお手伝いをしてくれていて。20周年記念興行が決まって、渋谷ももし続けていたら私と同期なので20周年なんですよ。なので「どう?」って声をかけてみました。
――すぐにOKってなりました?
最初『え?』って固まってました。
――9年ぶりでしょう。バトルロイヤルと言いながらもやっぱりそれなりに魅せることも必要になってきますし、受けないといけませんし。ちょっと大変ですよね(笑)
今すごく一生懸命練習してます。時間を見つけてはめちゃくちゃ練習してくれてます。
――1日限定とは言いながらも、ここは気合を入れて戻ってこないと大変ですからね。
今、栗原あゆみちゃんも練習に付き合ってくれて、みんなで一緒に練習してるんですよ。しかも渋ちゃんが『コスチュームが腐りかけてる』って言って。もう着れないので、栗原あゆみちゃんが自分が現役のときに着ていたコスチュームを貸してくれるので、その栗原あゆみちゃんのコスチュームを着て渋ちゃんは限定1日復帰します。
――朱里選手もスターダムから参戦されるということで、どういう感じで今回オファーを出されたんですか?
朱里ちゃんはスターダムに入る前とかは結構関わりもあって。今回は私、メインに集中したいのでスペシャルバトルロイヤルとかはやっぱり出られないんですよ。私が出てたら渋ちゃんと昔タッグをやっていた「クラシックギャルズ」で何か連携とかやりたいなと思っていたんですけど、私は出られないので。そうしたらいろいろタッグチームがあった中で、朱里ちゃんとの「奇跡の隣人」というタッグチームがあったんですよ。
――奇跡の隣人(笑)
はい。渋谷シュウ&朱里ちゃんという2人のタッグチームがあって。今回、その奇跡の隣人が復活できたらいいなと思って、それで朱里ちゃんに出ていただきたいなと思って。
――強者の皆様が今回、バトルロイヤルに参戦されるので。ちょっとこれは実際どういう感じになるか、まだ分からないですね。
私はまったく分かりません。渋ちゃんがどうなるかも、私はもう分かりません(笑)渋ちゃんには頑張ってもらいたいですね。
――そしてファンタジータッグマッチ。こちらの見どころもお願いします。
はい。新北京プロレスから趙雲子龍選手と真琴姫がまた来日してくれて。私の興行、いつも出てくれているので。真琴姫が本当に麗しくて。いつも私の興行に真琴姫は出てくれているので、本当に眼福というか、本当に麗しいのでぜひ皆さんに見てほしいです。対戦の2人は藤田プロレススクールの2人が。山下りなも結構私の大会に出てくれていて。やっぱりすごい選手じゃないですか。
――やっぱりワールドワイドに活躍しだしてから真価を発揮しましたね。世界でも認められて、もちろん日本でも大暴れでフリーダムズなんかでもすごい活躍されているので。
そうなんですよ。藤田ミノルさん、山下りなの試合って本当に見ていてワクワクしますし。基本的に自分の大切な人たちが見に来てくれるので、やっぱりこれはすごいぞ、ワクワクするよ、楽しいよ、心震えるよっていうものを見せたいので、そういう選手にオファーさせていただいております。
――それでは最後、イリュージョンタッグマッチ、お願いします。
これはやっぱり大家健さん。
――ガンバレ☆プロレスで独立しましたからね。
はい。なので出ていただきまして、大家健さんに。基本的にいつもお世話になっている方たちに出ていただきたいなと思って。米山さんもゴキゲンレスラーで、会場を一気に明るくゴキゲンにしてくれるので。真霜選手もユニオン同窓会から出てきて、自分の興行に出てもらってるんですけど。やっぱり真霜さんのプロレスって流麗で美しくて、やっぱりすごいなと思うので、真霜選手も会場に来る私のお客様に見てほしいなって。
――ザ・プロレスラーって感じがしますよね。
はい、本当に。
――やっぱり実力もありますし。
雰囲気もすごいですし。前は大家拳號選手としてユニオン同窓会では出てもらったりしたんですけど。お客さんが楽しそうに『大家、大家』ってコールして耳をふさいでる姿とか、すごく素敵でした。
――そういう大会が7月8日ということで、もう間近に迫ってまいりました。大会でまたチェリー選手の素敵な姿をみんなでお祝いできればなという風に思います。
でも私の対戦相手の人たちは、もう私をボコボコにする気満々だと思うので。
――手加減しない人たちですからね。集中的にやられちゃうことは覚悟しながら(笑)
でも手加減されないことってやっぱりプロレスラーとして、プロレスラー冥利に尽きるので。
――翌日はオフにして?
そうですね、オフにしないと(笑)寝込む気満々で。
――それくらい気合を入れた大会ということですね。