「組むたびに青春だねって言い合ってた」 スターダムなつぽいが、親友Sareeeを語る

<写真提供:Sareee―ISM(ペペ田中)>23年8・4新宿でKAIRIとのタッグ結成より
そしてこんどは、Sareeeの方からなつぽい参戦を要請する。それは団体を通してではなく、プライベートでの会話から生まれた話だった。
「以前からどこかで組みたいねという話はしていて、ちゃんと言われたのはSareeeの運転する車の中だったと思いますね。『タッグやろうよ』『やろう』『やるよ!』みたいな(笑)」
Sareeeが選んだ対戦相手は、AZMと彩羽匠。これもまた刺激的なタッグである。このふたりはスターダムの先輩後輩の間柄だが、彩羽の所属時代にはAZMがキッズレスラーで、組む機会に恵まれなかった。彩羽がマーベラスに移籍し、古巣参戦の20年9・28後楽園における6人タッグで両者は対戦。翌21年9・18大阪ではAZMがシングルリーグ戦で彩羽を破る金星を挙げた。また、昨年10・18新宿での「夏すみれ10周年」で、AZMと彩羽は赤井沙希を交えてトリオを組んだ。
なつぽいと彩羽では、マーベラス18年1・27新木場でのタッグマッチで両者が初対戦。この試合後、万喜が渡辺をリーダーとするLEVEL5に勧誘され、継続参戦するようになる。10・8新木場で両者が初タッグを組み、11・18札幌では彩羽&門倉凛&桃野美桜組vs岩田美香&安納サオリ&万喜組がおこなわれた。その後、スターダム21年12・18大阪で2人は再会。なつぽい組のアーティスト・オブ・スターダム王座も懸けた6人タッグトーナメントで闘ったのだ。

<写真提供:Sareee―ISM(ペペ田中)>23年8・4新宿でKAIRIとのタッグ結成より
なつぽいとAZMがハイスピードスタイルでしのぎを削るライバル同士なら、Sareeeと彩羽はかねてからバチバチやり合う宿敵だ。Sareeeには、これを機に彩羽とのシングルにもっていきたい思惑も込められている。前述したように、SareeeとAZMは初対決。「『AZMさんってすごいよね。闘ってみたい』という話をSareeeがプライベートでもよくするので、そう思われてるAZMさんにちょっとジェラシーも感じてます。なので、その部分でも私は負けたくないと思ってますね」と、なつぽいはAZMへの対抗心も燃やしている。
Sareeeとなつぽいのタッグ結成を軸に、どの組み合わせを取っても見どころ満載。では、なつぽいにとってSareeeとはいったいどんな存在なのか。
「負けず嫌い、負けん気の強さはSareeeからの影響が大きいと思いますね。声の出し方をとってもそうだと思ってます。自分は妖精だからホワホワしてるように見られがちなんですけど、自分が好きでよく勉強してるプロレスって、あたりの強い全女の試合。Sareeeって、そこから教わってきたじゃないですか。だから『コイツには負けれれねえ!』っていう闘志剥き出しの試合をするSareeeはあの時代のプロレスを引き継いでいると思うし、すごく刺激をもらってます。それでいてすごく純粋、ピュアなのがSareee。いつも一緒にいるから久しぶりの感覚はないんだけど、タッグを組むのは4年5カ月ぶりだというので、すごく楽しみにしているんですよね!」

デビュー6戦目で堀田祐美子の洗礼を浴びるも、彼女の目の輝きが全女のレジェンドにアクトレス勢をプロレスラーに育て上げる決意をさせた。7戦目がスターダム初参戦で、その年の5★STAR GPにエントリー。最終公式戦でリーグ戦初白星を挙げ、次の試合、デビュー40戦目のリングでSareeeと初めて相対した。あれから8年弱の時が経過したいまでも、Sareeeとなつぽいの「青春物語」はつづいている。
インタビュアー:新井宏















