【ディアナ】W.W.W.Dタッグ王座戦で世羅りさが戦線離脱、無念のレフェリーストップ…不完全燃焼V2の綾華は再戦誓う
ワールド女子プロレス・ディアナは8月13日(火)、ポスト・ディ・アミスタッド(ディアナ道場)にて『アミスタ大会vol.65』を開催した。
『アミスタ大会Vol.65』
【日時】8月13日(火) 開場12:30 開始13:00
【会場】ポスト・ディ・アミスタッド(ディアナ道場)
世羅さんと必ずタッグベルトを巻く!そんな野望を胸に、急成長を遂げた美蘭。
実力・実績充分の世羅に負けじと美蘭も力を付けていき、「タッグ祭り」と銘打った7.28京都大会では自力勝利を挙げた。
タッグベルトにかける2人の想い、そして結成以降順調に勝ち星を挙げてきた実績が認められ、いよいよ王座挑戦となった。
二度目の防衛戦を迎えた綾華は、個々の力に加え抜群のタッグワークを誇る。
中森華子は8.11 PURE-J後楽園でPURE-J認定無差別級王座をかけて世羅と対戦し敗れており、早速リベンジのチャンスとなる。世羅にとっては勝てば三冠王の大チャンスだ。
お盆の3大会ですべて美蘭との対戦となる三児の母レスラー・佐藤は「つい美蘭に親心が芽生えてしまう」と話すが、試合となれば手心は一切ナシで臨む。
美蘭にとってはW.W.W.Dクリスタル、フューチャー・オブ・スターダムに続いてキャリア3度目のタイトルマッチ。
8.11アミスタでは佐藤に敗れたものの、中森からベルトを奪った頼もしいパートナーと共に野望に向けて出陣!
まずは佐藤と美蘭が先発。佐藤が巧みなテクニックでリードしていくが、世羅のアシストが光り、ブルーオーキッドの合体技を披露。
世羅と佐藤のマッチアップとなり、世羅がリバースカンパーナやニードロップで攻めれば、佐藤はサミングから低空ドロップキックで反撃。
佐藤から中森にチェンジし、因縁の2人が対峙。
世羅のエルボー、中森のキックで情念ほとばしるバチバチファイトに。
中森との激しい攻防を展開した世羅は美蘭にチェンジし離脱。
試合を託された美蘭はベテラン相手に孤軍奮闘。
中森のギロチンや佐藤のWアームスープレックスを受けても一人で立ち上がる。
美蘭は一人で戦い抜く姿勢を見せていたが、試合時間が10分を過ぎた頃、ソフト今井レフェリーが佐藤と中森を制止。
3人は動きを止め、そのまま再開することなく、試合終了のゴングが鳴った。
10分30秒、レフェリーストップで綾華の防衛となった。
<試合結果>
▼メインイベント
W.W.W.Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
[王者組・綾華]佐藤綾子&中森華子
(10分30秒 レフェリーストップ)
[挑戦者組・ブルーオーキッド]美蘭●&世羅りさ
※第22代王者2回目の防衛に成功
ここでディアナを代表して井上京子がリングに上がり、世羅は控室に戻っており試合を続行できる状態でないことを説明し、観客に深々と頭を下げた。
佐藤は涙をこぼす美蘭、そして体調不良により途中棄権することとなってしまった世羅を気遣い「これじゃベルト巻けないよね」と守ったベルトを肩にかけ、「ブルーオーキッドとはもう1回。絶対。必ずまたタイトル戦やりたいと思います。待っていてください」とファンに呼びかけ再戦を約束。
4人の戦いを心待ちにしていたファンから温かい拍手が送られた。
なお、世羅は病院に搬送され、診察の結果は大事に至らなかったことが発表されている。
世羅本人もSNSに「病院で処置を受けまして今はすっかり大丈夫です」「もう一度ブルーオーキッドで挑戦させてください」と投稿。
世羅りさが完全復活すれば、次こそ完全燃焼のタイトルマッチだ。
<写真提供:ワールド女子プロレス・ディアナ>
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