“邪道”大仁田厚が2025年2・23新木場での『バリアフリープロレスHERO』15周年記念大会に電撃参戦!
“邪道”大仁田厚が2025年2月23日に東京・新木場1stRINGで開催されるバリアフリープロレスHEROの旗揚げ15周年記念大会に電撃参戦することが決まった。大仁田の同団体への出場は4・27新木場以来、10ヵ月ぶり3度目となる。
同団体は新日本プロレス黎明期に練習生として在籍しながらも、耳にハンデがあるため、デビューがかなわなかったヤミキさん(故人)が設立し、聾レスラーが闘う場として、2010年2月20日に新木場で旗揚げ。新日本でデビューできなかったヤミキさんは、HEROで念願のプロレスラーになる夢を果たした。
当初、同団体は「聴覚障害者と健常者の架け橋になるようなプロレスイベント」を標榜した。だが、2016年春にヤミキさんが急逝したことを契機に、「バリアフリープロレスHERO」に呼称を改め、健常者のプロレスラーも所属。これに伴い、聴覚障害者にかぎらず、視覚障害者や車イスでの生活を余儀なくされている方を始め、一般のプロレスファン、プロレスを見たことがない方など、幅広く誰もが楽しめるイベント運営に転換。
聴覚障害のある観客のために、受付やリング4方向に手話通訳を配置し、リング上でのあいさつやマイクアピールなどを手話で説明。会場内には大型スクリーンを設置し、字幕をつけ、映像での演出に力を入れている。視覚障害者向けとしては、無料でラジオを貸与し、実況・解説を流している。車イスの方へは、バリアフリーに対応した会場での興行開催を行うなど工夫を凝らしている。数あるプロレス団体のなかで、障害者が気軽に楽しめるような配慮をしているプロレス団体は唯一無二だろう。
そのHEROに大仁田は2016年11月5日、新木場で行なわれた「ヤミキ追悼興行」に初参戦した。当時の同団体はヒールユニット・ワイルド軍が猛威を振るい、HERO本体から運営権を強奪し、「WILD HERO」として開催されていた。その窮地に大仁田が助っ人参戦し、ワイルド軍を制して運営権を奪還。長年にわたって抗争を繰り広げてきた正規軍とワイルド軍の間に入り、和解させた経緯がある。
今年4月27日、新木場で行なわれた興行はヤミキさん、大仁田の愛弟子ワイルド・セブンさん、ワイルド・シューターさんの追悼大会として実施され、8年ぶりに大仁田が参戦し、大暴れした。
そして、来年2月23日、新木場での興行は区切りの旗揚げ15周年記念大会とあって、大仁田が友情参戦を熱望。“盟友”雷神矢口(フリー)、常に寄り添うパンディータ(HERO)とのトリオで、ターザン後藤さんの薫陶を受けてプロレスラーになったガッツ石島(TTT)、洞口義浩(フリー)、瀧澤晃頼(TTT)と激突。試合形式は未定ながら、大仁田が出場する以上、ハードコアスタイルになることが濃厚だ。
かくして、HEROの15周年記念大会は邪道の緊急参戦で風雲急を告げることになった。
バリアフリープロレスHERO「HERO43~旗揚げ15周年記念大会」追加カード
2025年2月23日(日)東京・新木場1stRING(18:45)
▼大仁田厚&雷神矢口&パンディータvsガッツ石島&洞口義浩&瀧澤晃頼
※既報カード
▼WBCタッグ選手権試合
<王者組>ワイルド・ベアー&ワイルド・ZEROwithワイルド・バニー vs ジャングル・バード&海和択弥<挑戦者組>
※ワイルド軍マネジャーのバニーが2年8ヵ月ぶりに登場!
▼チ〇コ・コントラ・ダンス~チ〇コorダンス封印マッチ
藤田峰雄 vs 梶トマト
▼加藤茂郎&千葉智紹 vs マスクドミステリー&神崎ユウキ
▼GPSフルコンタクトルール 2分3ラウンド
豊島会長 vs 飛鳥一撃
▼“汗のカリスマ”太仁田ブ厚引退試合~無刺鉄線電流爆破“風”デスマッチ
太仁田ブ厚&こゆき vs リッキー・フジ&ミス・モンゴル
▼<オープニングアクト>
アクトレスガールズによる「アクトレスタイム」実施
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