【DDT】1・26後楽園でのディーノvs松野のEXTREME王座戦は1カウント決着の「人生の煌きルール」に!「人生で一番大事な瞬間は目の前の1秒」

 DDTプロレスが1月18日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで「THE FORTUNE BATTLE 2025」を開催した。同26日、後楽園ホールでのDDT EXTREME王座戦(王者=男色ディーノvs挑戦者=ゴージャス松野)の試合形式が、1カウントフォールで決着となる「人生の煌きルール」に決まった。

 この一戦は王者のディーノが「私はプロレスを通して、松野さんがどういう人生を歩んできたかを知っている。全力で食らいつく姿を。松野さんとあとプロレスでどれくらい語り合えるか分からない。だから、このベルトを持ってるうちに松野さんとタイトルマッチがしたい」として、挑戦者に松野を指名して実現することになった。

 今大会の開始前に公開調印式が行われ(松野は所用のため欠席)、ディーノは「私が松野さんと試合するとなったとき、考えました。どうせ松野さんとやるとなったら、人生とは何かを考えて、それを反映できるようなルールにさせていただきたい。“人生の煌めきルール”。人生で一番大事な瞬間ってどの時間なんだろうって? 結局目の前の1秒なんですよ。目の前の1秒を一生懸命できない人間は、たぶん積み重ねがなくていくんだなと思って。人生の煌き。人生で一番大事な瞬間、つまり1秒で試合が決まるルールを考えました。(具体的には)プロレスにおける一瞬と言うと、いわゆる1カウント、1秒で決着がつくというルールです」とルール決定の経緯を説明。

 これに対して、今林久弥GMは「松野さんと1カウントルールじゃ、すぐ終わっちゃうんじゃないんですか? せめてあなたは1カウントで負けでも、松野さんは5カウントで負けとか、ハンディをつけないと…」と待ったをかけた。

 ディーノは「あなたはゴージャス松野というプロレスラーは、ハンディを与えないと戦えない人間と思ってるんですか? 私の1秒に対して、松野さんは5分の1しか価値がないというんですか? 揃えましょうよ。人生で決着つくのは目の前の1秒なんですよ。そんなこと松野さんだって知ってるよ。だから“人生の煌きルール”で」と主張。今林GMは「松野さんからは“どんなルールでも受けて立つ”と言われています」として、了承した。

 昨今、DDTでは若手の活躍が目立っているが、そんななかベテラン2人が戦うことについて、ディーノは「このリングに上がる以上、このルールにも込められてるんですけど、次の1秒しかないんです。DDTに何を貢献できるか、お客さんに何を提供できるか。キャリアはあんまり関係ないかなと最近思うようになりました。具体的には去年の上野(勇希)戦からそう思うようになりました。なので、それを私と松野さんでやろうと思って、このルールになりました」と話した。

【大会名】THE FORTUNE BATTLE 2025
【日時】2025年1月18日
【会場】東京・品川プリンスホテル内クラブeX

<試合結果>

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
佐々木大輔&KANON&●MJポー&イルシオン vs HARASHIMA○&彰人&飯野雄貴&佐藤大地
12分57秒 片エビ固め
※蒼魔刀

▼第二試合 平田一喜を偲ぶ試合~スクランブルバンクハウスメガネルール 30分一本勝負
男色ディーノ&●石田有輝 vs 大鷲透&高尾蒼馬○
9分35秒 体固め
※パーフェクトドライバー・オン・ザ・メガネ

▼第三試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
青木真也&○中村圭吾 vs 納谷幸男&高鹿佑也●
10分12秒 変形十字架固め

▼第四試合 ロックンロールデスマッチ 30分一本勝負
○上野勇希 vs A.YAZAWA●
11分12秒 奇跡を呼ぶ一発逆転首固め

▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>○MAO&To-y vs 夢虹&須見和馬●<挑戦者組>
21分9秒 片エビ固め
※ウルトラ・ビッグ・トーン。第85代王者組が初防衛に成功。

▼メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
クリス・ブルックス&●正田壮史 vs 石川修司○&秋山準
18分45秒 片エビ固め
※スプラッシュマウンテン

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●ポイズン澤田JULIE vs 稲田徹○<挑戦者>
19時41分 体固め
※ポイズンが防衛に失敗、稲田が第1708代王者となる。

<写真提供:DDTプロレス>

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