SKE48卒業でプロレス専念宣言の荒井優希からベルトを奪った鈴芽が、初の対外国人で初防衛戦へ!

シングル戦線では2度目のIP王座挑戦でベルトに手が届いた。初挑戦は23年5・5後楽園で、あこがれの辰巳に挑んだ。2度目がライバル荒井への挑戦だから、いずれも彼女にとってはタイトルマッチとしてはもちろん、それ以上に意味の大きいカードでもあったのだ。キャリア5年半、2度目のチャレンジでベルトを巻いたのは比較的順調なのではという気もするが、挑戦権を得るまでの道のりは長かったと、鈴芽は振り返る。
「それまでは私に勝った相手が挑戦していく姿をずっと見てるしかなかったんですよね。なので今回、やっと挑戦できるという思いがありました。しかも相手が優希ちゃん。荒井優希に対する気持ちもすごく大きかったです。思い入れの大きい相手だからこそ100%以上の力が出せたのかなと思います。100%以上の力が前回(辰巳戦)よりも、さらにさらに大きくなっていたとも思ってますね」

「写真提供:東京女子プロレス」
挑戦が決まったとき、鈴芽は荒井のSKE卒業を知らなかったという。これまで通りの二刀流・荒井優希に挑むつもりでいたのだが、まさかのプロレス専念宣言。これに対して、鈴芽はどう考えていたのだろうか? そして、実際に肌を合わせて何を感じ取ったのか?
「アイドルやめてプロレスをどうするのかも知らない状態でした。その後、プロレスは続けると聞いて、アイドルとしてもプロレスラーとしてもすごく大事な決断をしたからこそ、より強くなってくるんじゃないかという感じがありました。相当な覚悟でくるであろうことが脅威だったか? いや、むしろ一番強い優希ちゃんと闘えるのが自分なんじゃないか。そう考えると、うれしかったですね。その一番強いであろう瞬間の優希ちゃんに勝たなきゃいけないと、逆に決意が固まりました。実際に闘ってみて、やっぱり一番強い優希ちゃんだったと思います。プロレスラーの優希ちゃんって、初めて闘ったときからすごく瞳の力が強いんですよ。そこが大好きだし怖い部分でもあったんですよね。そして今回も、目の力がすごかった。いままでで一番怖かったです(苦笑)」

王者・荒井にシングル初勝利。しかし、これでライバルを越えたとは思っていない。むしろアイドル卒業からさらなる変化が現れるのではないかと予想する。
「優希ちゃんは一年間で6回防衛。それはホントにすごいことで、私はまだ追いかける立場だと思っています。優希ちゃんの防衛記録を塗り替えたい気持ちもあるし、その先で私のベルトにまた挑戦したいと思ってくれたらいいですね。いままではプロレスラーの優希ちゃんがどんどんまぶしくなっていくのが悔しい反面、どこかで安心していた部分があったんですよ。すごくキラキラした存在が前を走り続けてくれるから、そこをめざそうと思えるし、優希ちゃんを見に来た人がどんどん東京女子を好きになってくれる。そういう部分で甘えてた部分もあったのかなとも思ってて。なので、今回の挑戦は優希ちゃんに並びたい思いで闘いました。そしてこんどは私がチャンピオンになったので、立場を変えて闘ってみたい。私は優希ちゃんをライバルだと思っているし、ライバルだと思ってほしい。ずっとライバルだと思い続けてます」














