コグマは“人間パワースポット”。「クマポーズ」の是非を問うアンケートを実施したら…

【WEEKEND女子プロレス#51】

スターダムのコグマが多くの試合でゴングとともに始める恒例のクマポーズ。とくに多人数戦では、コグマが先発で出てきて「クマやりたい人!」を相手チームから募集する。 

両手で握り拳を作り頭の上に乗せるこのポーズは、いまやすっかり団体内に浸透。コグマのトレードマークになったばかりか、試合を盛り上げる絶妙なスパイスにもなっている。選手の対応も、それぞれが個性的。“やりたい派”と“やりたくない派”にしっかりと分かれているようなのだ。

たとえば、ノリノリで一緒にポーズを取る(取ってから先に攻撃する)のが天咲光由なら、断固拒否の構えを見せるのが朱里である。朱里率いるゴッズアイの八神蘭奈も(鹿島沙希の対応はともかく)“やらない派”で、「やる」「やらない」の因縁が「クマ(やる)・コントラ・クマ(やらない)」の条件マッチに発展した。2・2後楽園ホールで異様な盛り上がりを見せたこの試合はコグマが勝利し、負けた八神が潔くコグマと一緒にクマポーズを披露。コグマとしては、してやったりだ。

では、スターダム内にクマやりたい派とやりたくない派はどれだけいるのだろうか? もしかしたらコグマと同じユニットでも否定的な声があるかもしれないし、ヒールでも実はやりたくてたまらない選手がいる可能性もなくはないだろう。

そこで本欄では、選手たちにアンケートを実施した。「A:ぜひやりたい」「B:できればやりたい」「C:なるべくやりたくない」「D:絶対にやりたくない」「E:その他」からひとつ選んでもらい、“匿名”で投票。投票者は以下の所属&レギュラー参戦選手で、2・2後楽園終了後から2・16富士まで実施。きりのいい数字にするため、匿名で社長1名、リングアナウンサー1名、オフィシャルカメラマン1名も加え、総勢40名に参加してもらったのである。

参加選手…岩谷麻優、葉月、羽南、飯田沙耶、向後桃(STARS)。中野たむ、なつぽい、安納サオリ、水森由菜、さくらあや、玖麗さやか(コズミックエンジェルズ)。朱里、鹿島沙希、壮麗亜美、レディ・C、八神蘭奈、妃南、虎龍清花(ゴッズアイ)、舞華、白川未奈、月山和香、HANAKO、梨杏(E neXus V)。スターライト・キッド、AZM、鈴季すず、星来芽依、天咲光由(ネオジェネシス)。刀羅ナツコ、上谷沙弥、渡辺桃、小波、琉悪夏、吏南、フキゲンです★(H.A.T.E.)。鉄アキラ、姫ゆりあ(無所属)。

 結果、以下のような結果となった。

1位「A:ぜひやりたい」12票

2位「D:絶対にやりたくない」11票

3位「その他」9票

4位「B:できればやりたい」4票&「C:なるべくやりたくない」4票

「ぜひやりたい」が「絶対にやりたくない」をわずか1票差で抑え、第1位を獲得。BとCも同票で、なんと、「やりたい」と「やりたくない」が真っ二つに割れたのだ。どちらか一方に票が集中するケースも考えられたが、初めから最後まで同じペースでAとDの票が伸び続け、最後の最後まで結果がわからない大接戦となっていた。双方が11票で並んだ状況で、最後のひとりに。そしてその投票が、「ぜひやりたい」の勝利を導いたわけである。最終投票者がどのユニットの誰であるかは、誰も知らない(ということに)。

Pages 1 2 3

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加