病弱な少女が描いた夢”覆面女子レスラー”rhythmが自主興行で江戸川区に恩返し「観戦無料は感謝の形」

――:rhythm選手は先日、初のデスマッチにも挑戦されましたね。試合を終えてみて、率直な感想を教えてください。

rhythm:いや、もう……試合中から楽しくなっちゃって(笑)。なんて言うんでしょう、ランナーズハイみたいな感じで、アドレナリンが止まらなかったんです。ただ終わったあとは正直、控室で「ヤバい、大丈夫かなこれ……」って思うくらい動けなくて。でも、もうその瞬間から「またやりたい!」って思っちゃって。痛いのに、なのにまたやりたい、みたいな(笑)。今でも代表には「もう一回やらせてください!」ってずっと言い続けてます。

――:代表の反応はどうなんでしょうか。

rhythm:「もう一回やっただろ」って、ちょっと呆れられてます(笑)。

――:これまでのインタビューでも話題に出ましたが、rhythm選手が掲げる最終目標について、改めて教えてください。

rhythm:私は病院の中、施設の中で、自主興行を開きたいんです。かつて自分が入院していた頃、窓の外をぼーっと見ながら、「外にはどんな世界があるんだろう」と思っていたあの場所で、今度は自分がリングに立って、夢を届けたいんです。

――:それはすごく素敵な夢ですね。rhythm選手自身の体験が根っこにあるんですね。

rhythm:そうなんです。自分が入院してた頃、マクドナルドのドナルドが来て一緒に歌ってくれたり、楽器を演奏してくれる人が来たり、サッカー選手やバスケの選手が訪問してくれたり……そういう時間って、入院してる子どもたちにとってはすごく特別なものなんです。でもプロレスって、リングさえあればどこでもできるじゃないですか。サッカーや野球は難しいけど、6m四方のスペースがあればできるんでこれはやるしかないなと。

――:ただ、病院での開催となると、実現にはハードルも多いかと思います。

rhythm:そうですね。機材への振動の影響だったり、興奮しすぎるとよくない子もいるので、慎重な調整が必要なんです。でも今回の大会では、病院から「外出届を出せばOKですよ」と許可をいただけたので、入院中の子どもたちも少しだけ外に出て観戦に来てくれます。さらに児童養護施設の子たちにも声をかけて、招待してみに着てくれますので、少しずつ、夢に近づいている実感があります。

――:まさに一歩ずつ着実に、ですね。その未来が実現したとき、きっと多くの人が感動するはずです。それでは最後に、4月25日の『Belle Époque』に向けて、メッセージをお願いします。

rhythm:今回の大会は、JTOの本戦ではなかなか見られないカードが揃っています。JTOの選手たちと一緒に、ちょっと“変わった”プロレスをお見せできると思います。テクニカルな面白さもあれば、ちょっと笑えるようなエンタメ性もあって、初めてプロレスを見る人にも楽しんでもらえる内容です。しかも観戦は無料なので、ぜひ気軽に会場に足を運んでほしいです!

――:本日はありがとうございました。大会の成功、そして夢の実現を心より応援しています。

rhythm:ありがとうございました!

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<インタビュアー:山口義徳 / プロレスTODAY総監督>

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