無名レスラーからスターダムの頂点へ! 引退した中野たむの苦労時代を振り返る

 その後の活躍は周知の通り。2020年11月には新ユニットのコズミック・エンジェルズを始動。2021年3月3日、日本武道館でのジュリアとの敗者髪切りマッチを制して、ワンダー・オブ・スターダム王座を戴冠。

2023年4月23日、横浜アリーナではジュリアを破り、最高峰ワールド・オブ・スターダム王座を奪取。同5月27日、大田区総合体育館でのワンダー王者・白川未奈との2冠戦に勝利し、赤白2冠王者となり、まさしくスターダムの頂点の座に君臨。そして、同年の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の女子プロレス大賞を受賞した。

 2024年8月31日の調布大会では刀羅を破り、ワールド王座を奪還したが、同12月29日、両国国技館で上谷に敗れ王座陥落。今年3月3日、後楽園で上谷との「敗者退団マッチ」で敗れ去り、契約を解除されフリーに。先の4・27横浜で引退をかけて、上谷の持つワールド王座に挑戦するも敗退し引退となった。

 ほとんど無名の時代を経て、スターダムの頂点まで上り詰めた中野。そこには筆舌に尽くしがたい努力があったからにほかならないだろう。決して長くはないプロレスラー人生だったが、濃密な9年間でファンの記憶に深く残る選手だった。

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