【DDT】飯野雄貴&納谷幸男がアストロノーツを下し、KO-Dタッグ王座戴冠!秋山準&佐藤大地が7・27青梅で挑戦へ

DDTプロレスが6月29日、東京・後楽園ホールで「KING OF KINGS ~嵐の6月決戦~」を開催した。飯野雄貴&納谷幸男のDDTが誇るヘビー級コンビがアストロノーツ(阿部史典&野村卓矢)を下し、KO-Dタッグ王座戴冠を果たした。新王者組は7月27日、東京・住友金属鉱山アリーナ青梅・第1スポーツホール大会で、秋山準&佐藤大地の挑戦を受けることが決まった。
飯野と納谷はほとんどタッグを組んだことはないが、同学年で、デビューもわずか1ヵ月違いの同期生。昨年8月と9月に2度一騎打ちを行い、お互いの力を認め合っていた。2・9仙台で右眼窩底(がんかてい)を骨折し長期欠場していた飯野は、約5ヵ月ぶりの復帰戦でいきなりのタイトル挑戦。王者組のアストロノーツは6度目の防衛戦となった。
王者組が奇襲を掛け、いきなり場外戦へ。飯野が野村にチョップ連打すれば、野村はエルボーで返す。飯野が野村にバーニング・エルボーを狙い、阿部が阻止するも、納谷のアシストで成功。
野村と納谷がキックの打ち合いに発展。飯野のスピアが納谷に誤爆も、飯野が2人まとめてスピアで吹っ飛ばす。納谷が阿部にダイビング・エルボードロップもカウントは2。阿部が納谷に伊良部パンチを放てば、納谷はニーリフト。飯野が野村にスピアで動きを止める。納谷が阿部にチョークスラム、ニーリフト、世界一のバックドロップを決めて3カウントを奪取した。
このコンビでの初挑戦で首尾よくベルトを手に入れた納谷は「まだまだ俺たちは未熟なところがたくさんあるけど、これから俺たちでDDTを盛り上げていきます」、飯野は「目の骨折から、色々ありましたけど、無事復帰して、納谷がタッグパートナーに選んでくれて、復帰戦勝利を得ることができました」と歓喜。そして、2人はチーム名を「The Apex(ジ・エイペックス)」と発表。「Apex」とは頂点を意味する。
すると、第1試合での6人タッグマッチ(秋山&高尾蒼馬&佐藤vs大鷲透&アントーニオ本多&正田壮史)で、秋山のエクスプロイダーのアシストを受け、マッドスプラッシュで正田からピンフォールを奪い、4月にHEAT-UPから移籍後、自力初勝利を挙げた現役高校生レスラーの佐藤がリングイン。佐藤は「DDTに来て自力初勝利しました。その勢いに乗って、秋山さんと挑戦させてください」とアピール。納谷が「いいよ。ただな。自力初勝利したくらいで、調子乗んなよ。リングの上でぶっ殺してやる」と受諾し、7・27青梅での挑戦が決定した。
バックステージで納谷は「阿部さん、野村さん、最高でした。また戦いましょう。俺らのチーム名、意味としては、俺ら2人でKO-Dタッグ、いやDDTを俺ら2人で駆け上がって行こう。そして、いつかKO-D無差別級のベルトを俺ら2人で懸けて戦おう。そういう意味合いで僕がつけました」、飯野は「5ヵ月ぶりの試合で、久しぶりにグーパンチ、チョップだったりいろいろ食らって、久しぶりに(体に)きました。復帰戦がタッグマッチでホントによかった。めちゃめちゃ熱い試合ができました。バーニングできました。俺らはThe Apexだけど、俺はまだバーニングしてますから。俺はアイアム・バーニングです。2人でThe Apexなんで、よろしくお願いします」と笑み。
早くも初防衛戦が決まったが、納谷は「ただ初勝利したくらいで調子乗るんじゃねぇ。俺らが厳しさを教えてやる。ヘビー級をアイツに叩き込んでぶっ飛ばしてやります。秋山準に試合をコントロールされたら負けなんで、コントロールしてやる」、飯野は「大地君は僕の欠場中に入団して、2回くらい試合はしてますけど、そこまで実力は分かってないんで。前哨戦があると思いますけど、そこで力を見ます。秋山さんはもうずっとやってますし、バーニングも受け継ぎましたから、そこはしっかりと」とコメントした。
チャレンジが決まった佐藤は「この勢いで僕と秋山さんで、しっかりKO-Dタッグのベルト獲りたいと思います!」、秋山は「紛らわしい名前付けやがって。何がThe Apexだ。怒られるぞ! あいつら次で終わりだ。俺たちが獲って。俺らも名前考えよう」とベルト獲り宣言。
【大会名】KING OF KINGS ~嵐の6月決戦~
【日時】2025年6月29日(日)
【会場】東京・後楽園ホール
▼ダークマッチ 15分一本勝負
吉村直巳&○石田有輝 vs 彰人&須見和馬●
6分46秒 片エビ固め
※炎掌
▼オープニングマッチ 30分一本勝負
秋山準&高尾蒼馬&○佐藤大地 vs 大鷲透&アントーニオ本多&正田壮史●
8分53秒 片エビ固め
※マッドスプラッシュ
▼第二試合 インターナショナルスペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
男色ディーノ&●平田一喜 vs マンスール&メイソン・マッデン○
8分57秒 片エビ固め
※男色ドライバー式センターフォールド
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
<王者>●ポイズン澤田JULIE vs 髙木三四郎○<挑戦者>
12時8分 片エビ固め
※ストーンコールド・スタナー。ポイズンが防衛に失敗、髙木が第1749代王者となる。
▼第三試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
MJポー&○イルシオン vs HARASHIMA&隈取●
10分43秒 首固め
▼第四試合 3WAYタッグマッチ 30分一本勝負
○佐々木大輔&岡谷英樹 vs MAO&KANON with KIMIHIRO vs 勝俣瞬馬●&To-y
8分39秒 ミスティカ式クロス・フェースロック
▼第五試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
鈴木みのる&○上野勇希 vs 青木真也&高鹿佑也●
14分3秒 エビ固め
※チキンウイング・アームロックを切り返す
▼セミファイナル KO-Dタッグ選手権試合 60分一本勝負
<王者組>●阿部史典&野村卓矢 vs 飯野雄貴&納谷幸男○<挑戦者組>
14分14秒 エビ固め
※世界一のバックドロップ。アストロノーツが6度目の防衛に失敗、The Apexが第87代王者組となる。
▼メインイベント KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
<王者>●クリス・ブルックス vs 樋口和貞◯<挑戦者>
20分43秒 片エビ固め
※クロースラム。クリスが5度目の防衛に失敗、樋口が第85代王者となる。
〈写真提供:DDTプロレス〉
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