【新日本】鷹木信悟がモロニーとの決着戦を制し最終戦飾る!「いかに『G1』というものが、1勝、1敗が大きいかということが身に染みたよ」
新日本プロレス“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 35』は8月13日、静岡・アクトシティ浜松で第16戦(Bブロック最終公式戦)を開催。
『G1 CLIMAX 35』
日時:2025年8月13日 (水) 17:00開場18:30開始
会場:静岡・アクトシティ浜松
観衆:1,730人
鷹木信悟とドリラ・モロニーによる、決勝トーナメント進出を懸けたサバイバルマッチが行われた。
今年3度目の対決となった因縁の決着戦は、壮絶な死闘の末に鷹木が勝利。
しかし、その勝敗を超え、二人の間に新たなライバルストーリーの幕開けを予感させる、熱いドラマが生まれた。

共に4勝4敗。勝った方のみが、わずかながら決勝トーナメントへの望みを繋ぐことができる。
まさに天国と地獄を分ける大一番は、ゴングと同時に互いの意地とプライドが激しくぶつかり合う、真っ向からの肉弾戦となった。

ショルダータックルの応酬、場外でのヘッドバット合戦、そして観客席まで戦場が広がる大乱闘。
互いに一歩も引かない攻防の中、モロニーは負傷欠場中の盟友ゲイブ・キッドを彷彿とさせるラリアットやパイルドライバーを繰り出す。
その一撃一撃には、友の想いも背負って戦う、WAR DOGSとしての覚悟が込められていた。

しかし、“ザ・ドラゴン”の牙城は高かった。
モロニーの猛攻を驚異的なタフネスで耐え抜いた鷹木は、雪崩式ブレーンバスターやMADE IN JAPANで反撃。
終盤、モロニーのザ・ゴアを食らい、万事休すかと思われたが、これを執念でキックアウト。
最後は、スライディングパンピングボンバーからの必殺技ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで、激闘に終止符を打った。
<試合結果>
▼第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 35』Bブロック公式戦
鷹木 信悟 〇(5勝4敗=10点)
vs
ドリラ・モロニー ×(4勝5敗=8点)
12分06秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

この勝利で5勝4敗とし、G1の全日程を終えた鷹木。試合後、バックステージでその胸の内を語った。
鷹木「厳しいねえ。今年の『G1 CLIMAX』、これで俺のリーグ戦全日程終わりだ。『可能性は0じゃない限り、やるしかない』と言ったが、ハア~、勝ったとしても0に近いかもしんねえなあ。だが!こうして、最後はな、連勝することができたから、いかに『G1』というものが、1勝、1敗が大きいかということが身に染みたよ、今年は。いやいや、『今年は』とか言っちゃいけねえ、まだ可能性は0じゃないんだから。限りなく0に近いかもしんねえけど、0じゃないんだよ。今日は明日の後楽園のために準備して、とっとと家に帰ってやるからな。それからドリラ・モロニー!面白えヤツだ。あのパイルドライバーは効いたよ。『I’m Mad Man』?誰だ、ソイツは?ゲイブ・何とかか、オイ? どこ行っちまったんだよ。ケガであっさり帰りやがって、この野郎。ベルト保持者、IWGPの……(※記者に)何だっけ?」
──GLOBALです。
鷹木「GLOBALか?よく知らねえけど。GLOBALのベルト持ってるのに、とっとと帰りやがって!逃がさねえぞ、ゲイブ。オメーとは長岡でやる予定だった試合があるんだ。だが今、現時点ではゲイブ・キッドじゃない。俺の目の中には、ドリラ・モロニーだ。モロニーの強烈な一発一発、効いたよ。アイツとは何回もやってやるよ。何回でもやってやるって。というわけで、終わりじゃないんで、明日に向けてしっかり準備しとくよ」

一方、G1敗退が決まったモロニーは、悔しさの中にも、確かな手応えと未来への宣戦布告を口にした。
モロニー「アァ、終わった、終わったんだ……。アァ、終わった。悪くない。初の『G1』にしては悪くなかった。ジュニアだった俺は、タッグチャンピオンにもなった。だが今年はなれなかった。誤解するなよ。俺はまだ沈んじゃいない。まだ溺れちゃいない。ただ、シンゴが、シンゴが俺をあの決勝にたどり着くために必要な岸から遠ざけた。アァ!シンゴ、この新日本で、シングルで闘う俺のことをお前以上に知っているヤツはいない。正直言って、へつらうつもりはないが、ドラゴンに負けたことは恥ずかしくはない。忘れんなよ、シンゴ。お前の電話番号がまだどこかにある。たぶん、古いスマホの中かな。たぶんちゃんと携帯に入ってる。
もしこれをベストオブ5にするにせよ、ベストオブ10にするにせよ、ベストオブ20にするにせよ、約束するぜ。トーナメントだろうとそうじゃなかろうと、優位なのは俺だ、シンゴ。ヘイ、初めての『G1』で、俺は脳みそを削り、血と汗と涙を流した。それにちょっとした笑いもあった。最高だった、マジで最高だった。俺は戻って来る、絶対に戻って来るぞ。俺たちは溺れちゃいない。ちょっとだけ岸から遠くにいるだけだ。絶対に忘れるなよ。ついてきてくれたヤツら、ありがとうな。クソッタレどもみんな、MY DOG FOR REALだぜ!ガゥ」
鷹木は、あとは天命を待つのみ。モロニーの夏は、ここで終わった。
しかし、この日の浜松のリングで生まれたのは、勝敗を超えた確かなライバル関係であった。
二人の物語は、この夏、まだ始まったばかりである。
<写真提供:新日本プロレス>
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