キャリア3年目のターニングポイントを迎えた凍雅 東京女子にはいないタイプの東京女子

 試行錯誤の末、最近になってようやく自分らしさを出せるようになってきたという凍雅。そんな頃、外部のレスラーから刺激を受けた。かつては東京女子にも上がっていたガンプロのまなせだ。今年7・21大田区、凍雅は8人タッグマッチでまなせと初遭遇。このとき、凍雅はまなせの視界に入ろうと必死だった。チャンスを自分で見つけ、自分の力でつかみ取ろうとしたのである。

「もともと気にはなっていたんですよね。パワー対決をやりたくて、まなせさんの視線をどうにかこっちに向けたいと思いながら試合をしました。ずかずか入っていって殴りにいったんです(笑)。そのとき、攻撃をやめてこっちに向いてくれたので、視界には入ったのかなって」


写真提供:東京女子プロレス

 その後、8・23後楽園でシングルが組まれた。その試合で勝利したまなせは、凍雅とのタッグ結成をアピール。敗れて悔しい凍雅にはリベンジの気持ちしかなかったものの、まなせの熱さに押され、「となりで吸収するのもあり」と合意。つづく9・7北沢での初タッグで山下&キラ・サマー組に勝利し、こんどは凍雅の方からタッグ王座挑戦をアピールしたのである。


写真提供:東京女子プロレス

 が、このときすでに9・20大田区でのタッグタイトル戦は決定済み。ホットショットのチーム名がついた、まなせ&凍雅組は、9・20の勝者に挑むことになった。中島翔子&ハイパーミサヲの享楽共鳴か、それとも上福&上原のオーバーイーツか?

 そして、このタイトルマッチはオーバーイーツが勝利し、ベルトが移動。上原に先を越された凍雅は、新王者が花道を歩く姿を複雑な思いで見つめていた。

「挑戦が決まっていなければ、同期が勝って純粋にうれしかったと思うんです。でも、同期が持ったことで悔しさが募ったし、タイトルマッチへの思いがより熱くなりましたね」と、凍雅。ベルトを取った暁には、まなせとともに東京女子らしくない防衛活動を実現させたいという。彼女らしさを最大限に表現し、それでいて東京女子にはいないタイプのレスラーになる。そのためには、東京女子の内外で経験豊富なまなせはうってつけのパートナーで、感情をぶつけるのに上原はこれ以上ないライバルなのだ。

 だからこそ、10・18後楽園でのプリンセスタッグ王座戦は凍雅にとって現時点におけるキャリア最大のチャンス。ここからさらにチャンスを拡大させていけるかどうか。同期の争いから飛び抜けるためにも、そして東京女子の未来に向けても、大切な試合となることは間違いない。

インタビュアー:新井宏

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