【新日本】棚橋弘至、“天女像”の前で語る引退への決意「プロレスのキャリアの中で身につけた技術、技、思い、全部出したい」
新日本プロレスの“100年に一人の逸材”棚橋弘至が、11月4日(火)に東京・日本橋三越本店中央ホール1階天女像前で開催された『エムアイカードPresents 棚橋弘至選手トークイベント』に登場した。
会場は、昭和35年(1960年)から「まごころ」の象徴として輝き続ける日本橋三越本店の天女像が見守る中央ホール。棚橋の歴代ガウンやコスチューム、第4代IWGPヘビー級王座ベルト(レプリカ)などが展示されるなど、華やかかつ荘厳な空間の中で行われたが、イベント後に棚橋が引退試合へ向けて気持ちを語った。
「男としての一つの段階を見せられた」
“プロレス界にチャラいを持ち込んだ男”として知られる棚橋は、ラグジュアリーな百貨店でのトークイベントについて「男としてのこの段階を見せれたかなと。ヤングライオンから始まって、チャラ男になって。そして、IWGP連続防衛とかがあって、引退を迎える前に三越にたどり着くというね。後輩にマウント取れますよ。『お前らも三越さんでイベントができるようなレスラーになれよ』と。とか言って来年あったりして(笑)」と語り、これまでのキャリアを振り返る。

「最後まで“元気な棚橋”でいたい」
来年1月4日の東京ドーム大会での引退試合まで残りわずか。ファンの前での機会も限られる中で、棚橋は今の心境を率直に語った。「昔からよく会場で見かけるファンの方たちは棚橋の引退を悲しい気持ちもあると思うけど、応援してもらったからには“応援してきてよかった”って思ってもらえるようにしたい。僕自身も、最後まで元気な棚橋を見せたいです」
体づくりについても「年齢とともに代謝が落ちてきてるのを感じるので、有酸素運動を増やして食事にも気を使ってます」と明かす。
「今の体重は腹筋が割れていた頃より6~7キロ多いけど、幸い2カ月あるので間に合うかなと」引退までフルで試合に出場して、社長業もやりながらも現役最後の仕上げに向けて余念がない。
「惜しまれながら引退したい」
「やっぱり“惜しまれながら引退したい”という気持ちはあります。膝の状態も決して万全ではないけと思われている中で、“まだできそうなのに”って思われるくらいで終わるのが理想。惜しまれるには、その条件があると思うので、そこは満たしたい」と語る棚橋。その言葉には、キャリアを通じて“常に前向きなプロレス”を体現してきた男の矜持がにじんだ。
「引退試合は“全部出す”」
対戦相手は決まっていないが、気になる引退試合について問われると、棚橋は力強く語る。「全部出したいですね。プロレスのキャリアの中で身につけた技術、技、思い、全部出したい。1時間ぐらいかかるかな。引退試合が無制限1本勝負っていうのがあるかもしれいないです(笑)」
さらに、引退試合の動員目標を7万人と語り、自身はアントニオ猪木さんの引退試合やUWFインターとの対抗戦も現地で観戦「本当に後ろまでパンパンだったんで、僕のキャリアは終わるけど、新日本プロレスの歴史は続いていくので、ここを機に『新日本プロレスさらに盛り上がったよね』っていう、団体の歴史年表を作ったというような大会にしたい」と引退後の団体の姿も見据えていた。
その言葉のひとつひとつが、1月4日の東京ドームへ向かう“逸材ロード”を照らす光となった。

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