【スターダム】“悪の女王”上谷沙弥、MVPの矜持! 安納サオリを旋回式スタクラで粉砕しV8「これが現実だよ。残酷だろ?」復帰のスターライト・キッドが挑戦表明「私が上谷の時代を終わらせてやる」

女子プロレス「スターダム」の年間最大ビッグマッチ「STARDOM DREAM QUEENDOM 2025」が12月29日、東京・両国国技館で開催され、6,563人(満員札止め)の観衆が詰めかけた。


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メインイベントではワールド・オブ・スターダム選手権試合が行われ、王者・上谷沙弥が挑戦者・安納サオリとの壮絶な死闘を制し、8度目の防衛に成功した。


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昨年末に同王座を戴冠して以降、中野たむを引退に追い込むなど“闇に落ちた不死鳥”として暴虐の限りを尽くしてきた上谷。対するは“絶対不屈彼女”の異名を持つ安納。


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両者の激突は、ゴングとともに常軌を逸した展開へと突入した。  


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序盤こそ一進一退の攻防を見せたが、戦場が場外へ移ると上谷が狂気をむき出しにする。どこからともなく持ち出したチェーンを安納の首に巻き付けると、そのまま絞め上げながら升席へと連行。


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観客をかき分け、安納を階段から突き落とすという暴挙に出て高笑いを上げた。 しかし、安納も黙ってはいない。リングに戻ると上谷からチェーンを奪い取り、逆にコーナーへ吊るし上げて絞首刑に処すなど、非情な報復に出た。


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試合が15分を経過しても、互いの意地は譲らない。安納は得意のポテリングスペシャルで丸め込み、さらにタンタンドルから必殺のジャパニーズオーシャン・スープレックス・ホールドを炸裂させる。

上谷は鼻から鮮血を滴らせながらも、カウント2.9でキックアウト。王者の意地を見せつけた。


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この一撃で完全にスイッチが入った上谷は、なりふり構わず安納の顔面を何度も蹴り上げ、不敵な笑みを浮かべる。最後は粘る安納を旋回式スタークラッシャーでマットに沈め、22分40秒、3カウントを奪取した。

試合後、リング上には勝者と敗者が倒れ込んだまま。マイクを握った上谷は、荒い息の下から安納へ言葉を投げつけた。

「これが現実だよ。残酷だろ?沙弥様のこのかわいい顔を汚くしやがってこの野郎」  

これに対し、フラフラになりながらも立ち上がった安納は、強烈な眼光で王者を睨み返した。  


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「いつもと変わらんて。あんたこそ、こんな顔にさせて、さらけ出させて、でもここまでしないと上谷沙弥と向き合えないよな。覚えとけ。諦めないからな」  

安納は涙を流しながら退場。入れ替わるようにリングへ現れたのは、約1か月半ぶりに復帰を果たしたスターライト・キッドであった。

プロレス大賞女子MVPとのダブル受賞を果たし、勢いに乗る上谷に対し、キッドはマイクで宣戦布告した。  


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「上谷のダブル受賞とか、嫌でも視界に入ってくる活躍。居ても立ってもいられなくなちゃいました。いままで上谷に嫌というほどの悔しさを見せられてきた。だから私が上谷の時代を終わらせてやる」  

挑戦表明を受けた上谷は、「おい、かわいい子猫ちゃん。いつも沙弥ちゃんってキーキーうるせえんだよ。でも嫌いじゃないよ、やろうか?沙弥様を楽しませてくれるならいつでもどこでもやってやるよ。こ・ね・こ・ちゃ・ん」と受諾。  

キッドは「いつでもどこでもじゃ、2026年一番最初のビッグマッチでやれよ。約3年前のワンダー戦の悔し涙忘れてないからな」と日時を指定し、来年2月7日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会での王座戦が決定的となった。

キッドが去ったリングで、上谷は涙を浮かべながらファンへ語りかけた。 


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「しもべたちよ!この1年、振り返るといろんなことがあったけど、あらためて分かったことがある。この私の生きる場所はスターダムのリングってことだ。来年もお前らが見たことない景色に連れて行ってやるからまだまだ沙弥様から目を離すなよ!」  


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悪の女王として君臨しながらも、スターダムへの深い愛着を示し、激動の1年を締めた。

バックステージに戻った上谷は、「サオリよ、このかわいい顔をボコボコにしやがってむかつくなこのやろ。なんか記憶が飛んでわかんないけど、赤いベルトがある」と安堵の表情。そして、「この1年いろんなことがあって毎日気が狂いそうで、逃げ出したいこともいっぱいあったけど、自分から逃げなかったし、プロレスと毎日毎日に向き合い続けた。だから誰も手に入れられないものを手に入れられた。プロレスのために生きる。スターダムで黒く光り輝き続ける」と、絶対王者としての矜持を語った。

一方、あと一歩でベルトを逃した安納は、疲労困憊の様子でコメントスペースに現れた。  

「この戦いを続けていく中で、私はいつの間にかどんどんワールドのベルトが欲しくなってきて、戦いを通じて上谷を体で感じてたくさん知っていった。上谷が背負ってるものや人を引きつける魅力、私にはないものをたくさん持ってるねん。私はあの子にはなれない。あの子みたいなやり方もできへん」  

上谷という存在の大きさを認めつつも、安納は前を向いた。  

「でも私は私のやり方でプロレスを届けたい。私は無愛想かもしれへん…ファンサービスもしいひん、笑顔も振りまかないし、手も振らへん。だけどプロレスが大好き。これから戦い続けるし、リングに立ち続ける。だからこれからも見ていてください。私は諦めないから」

“絶対不屈彼女”の言葉通り、安納サオリの戦いは終わらない。

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