【スターダム】なつぽい、親友Sareeeとの壮絶一騎打ち直後に激白「“悔しい”と思えることが、私の希望。2025年の弱さを全部抱きしめて、私はまた走り出す!」

――あのなつぽい選手が、そこまで追い詰められていたとは。

なつぽい: でも、それをSareeeが「ふざけんな」って、ここまで引き上げてくれた。このスペシャルシングルマッチという場所まで、私の手を引いて連れてきてくれた。 そのおかげで、この景色を見ることができました。もう本当に気合いが入ったし、お客さんの顔を見て、「なんか……みんなを笑顔にしないといけないな」って、改めて思いました。 かつて「プロレス界で一番みんなを笑顔にできるのは私だ」って言ったことがあったんですけど、その気持ちを、今日の景色が思い出させてくれました。

――『史上最強の、最高の試合をする』と宣言されていました。ご自身の中で、今日の試合は理想とした“作品”になりましたか?

なつぽい: 作品になったかどうかは、見てくれた皆さんが決めることだと思います。でも、私の中では、痛みも、苦しみも、そしてこの悔しさも含めて、今の私が出せる「最高」だったと思います。 最強にはなれなかったけれど、この悔しさがある限り、私はまだ強くなれる。そう思えた試合でした。

――リング上ではバチバチにやり合いましたが、試合が終わった今だからこそ、親友であるSareee選手にかけてあげたい言葉、あるいは伝えたいことはありますか?

なつぽい: うーん、この後はもう、普通に戻ると思います(笑)。 なんなら、控室に戻ったら「あんたさぁ~」みたいな感じで、いつもの調子で言ってくるんじゃないかなって。 私の中では、いがみ合って憎み合っている相手との戦いだけがプロレスじゃないんです。たむちゃんだったり、サオリだったり、テクラもそうだし、ただ憎み合うだけじゃない、特別な感情を持っている人たちが、いつも私を成長させてくれていた。 それで言ったら、Sareeeは本当に最高の相手だし、特別な存在です。だからこれで仲違いするとか、そういう関係じゃない。 なんなら、殴り合うなんて10年間なかったことを今日やったわけだから、絆は今まで以上に深まっていくんじゃないかなって思います。

――かつて背中を追っていた時期と比べて、精神面でも技術面でも、今日のなつぽい選手はどこが一番進化していたからこそ、ここまで渡り合えたのだと思いますか?

なつぽい: やっぱり、「弱さ」を知ったことだと思います。 自分の弱さを認めて、それをさらけ出した上で、それでもリングに立つ。カッコつけて強がるだけじゃなくて、泥臭くても這いつくばっても立ち向かう。 Sareeeに弱音を吐いたことも含めて、自分の弱さと向き合えたからこそ、今日は逃げずに真っ向からぶつかり合えたんだと思います。

――この激闘で2025年を締めくくり、数日後には2026年が始まります。最大のライバルとの戦いを経て、来年はスターダムでどのような“夢”や“景色”を見せてくれますか?

なつぽい: そうですね……スターダムを、照らす存在。 ……いや、難しいですね(笑)。 なんだろう、この一年で本当に色々とあがいて、考えたんですよ。「エース」って発言してみたり、「スターダムを引っ張る」とか、「スターダムを照らす光になる」とか、色々と大きな言葉を発言してきたんですけど。

――プレッシャーもありましたか?

なつぽい: ありました。だから来年は、もう私は私で、ひたすら走り続けようかなって。前に向かってひたすら突っ走る。何者かになろうとするんじゃなくて、ただ「プロレスに夢中になる」。 その姿を見せることが、結果としてみんなを笑顔にできるんじゃないかなっていう風に思うんです。 色々気を使ったりとか、「スターダムのためにこういう発言をしないといけないんだ」みたいな空気感、あるじゃないですか(笑)。そういうんじゃなくて、「そもそも私は何のためにプロレスやってるんだ?」ってところをもう一度考えた上で、純粋な「私のプロレス」をやりたいなって思います。 それに結果はついてくるんじゃないかなと信じて、2026年は脇目も振らず突っ走りたいと思います。

――最後に、二人の物語を見守り、応援し続けてくれたファンの皆さんにメッセージをお願いします。

なつぽい: 今日は、応援ありがとうございました。 勝てなくてごめんなさい。でも、みんなの顔を見て、声を聞いて、私は思い出しました。私が一番やりたいことは、みんなを笑顔にすることだって。 2025年の悔し涙は、今日で終わりにします。2026年は、私がみんなを引っ張って、最高の笑顔の景色を見せるから。 これからも、なつぽいから目を離さないでください。見てろよ、スターダム!

敗北の味は苦い。しかし、その苦みを知る者だけが、本当の強さを手に入れることができる。 「悔しい」と唇を噛みながらも、その瞳は既に未来を見据えていた。 Sareeeという太陽に照らされ、自身の弱さを焼き尽くした妖精は、2026年、誰よりも眩しい光となってスターダムのリングを駆け巡るだろう。 なつぽいの“最強”への物語は、まだ始まったばかりだ。

<インタビュアー:山口義徳 / プロレスTODAY総監督>

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