引退から1年の清水ひかり“焼きいも屋さん”への華麗なる転身!

その傍らで、軽トラックで会場に乗りつけ自身でつくる焼きいもを販売する。もちろん、軽トラも自分自身で用意し、つくり方を一から学んだ。
「資金面でもいろいろ大変でした(苦笑)。何十年も焼きいも屋さんをやってた人が伝授しているやり方を教えてもらって、一本に2時間かけて焼いてます」

また、さつまいもの品種にもこだわりがある。自分で一本一本品定めをしているというのだ。
「茨城産の紅はるかを使っています。直接私が農家さんに行って、全部自分の手で選んでいますね。私は、そこのおいもが一番おいしいと思っているんですよ。そこにはこだわりがありますね」
清水ひかりの契約農家ということか。彼女が買い付けた紅はるかは、“ひーちゃんの焼きいも”となって販売される。では、この焼きいもの特長は?
「紅はるかってねっとりしたおいもで、皮ごと食べられます。そこにあえてちょっと焦げ目をつけて焼いているんですね。というのは、ねっとりしてる部分だけじゃ物足りないと感じる人もいるので、わざと皮をパリッと焼いて、食感がいろいろ変わるよう工夫しているんです。焼き上がって30分おいてから食べるのが一番おいしいと言われてるんですけど、冷蔵庫に一日入れていただいて、次の日に温め直して食べるとさらに甘みが増すんですよ。なので、会場に来ていただいたときに食べていただき、次の日の朝ごはんのときにも食べてもらうと、違うおいしさを味わえるのでお勧めですね」

“ひーちゃんの焼きいも”が食べられるのは、基本的にアイスリボン道場マッチ開催日や、提携しているインイタでのプロレス興行開催日とのこと。そしてプロレス会場での販売にはもうひとつの理由があった。それは、自身の体験から出てきた発想だ。
「まえに、木村響子さんが猫バスのキッチンカーを出していたときに、私が試合でケガをしてしまったときがあったんです。そのとき、木村さんが家まで車で送ってくれたんですよ。もし選手に何かあったときに、木村さんに直接お返しできるわけじゃないけど、自分も木村さんがしてくれたようなことで役に立てるかもって。そう思ったのも、理由のひとつです」
プロレス興行をバックアップしながらの新しい試み。実際、ひーちゃんの焼いもファンが増えている。いもがあまり好きでなくても元レスラーの清水ひかりがやっているということで食べてみて、いも好きになったファンもいるという。また、昔ながらの軽トラが会場に乗りつける風景がノスタルジーを誘い、知らない世代には新鮮(衝撃?)だ。

なお、購入時に入れてくれる袋にはアイスリボン松下楓歩が描いたイラストのスタンプが押されている。
「彼女は絵が上手なんですよ。ユニットを組んでいたときから2人のイラストを描いてくれていたりしたので、私が頼みました(笑)。そのスタンプを押しているのは私の母です。母が頑張って押してくれてます。母が従業員みたいな感じですね(笑)」
引退と開業からもうすぐ1年。夏にはかき氷を販売しており、今後は冷やし焼きいもも加えたいと計画中。“ひーちゃんの焼きいも”、マジでおいしいからぜひお試しを!
インタビュアー:新井宏














