【新日本】上村優也が5年越しの悲願! 地元の鷹木信悟を撃破し涙の『NJC』4強入り!鷹木「絶対トップ行けよな」と熱きエール

新日本プロレスの春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2026』第8戦が、3月15日に山梨・アイメッセ山梨で開催された。

メインイベント(第7試合)の準々決勝では、上村優也と鷹木信悟が激突。

過去3度のシングルマッチで全敗を喫していた上村優也が、地元凱旋で勢いに乗る鷹木信悟から執念の3カウントを奪い取り、悲願の初勝利とベスト4進出を果たした。

試合は、地元・山梨の大声援を背に受ける鷹木信悟の猛攻を、上村優也がいかに凌ぐかという展開となった。

上村優也は勝機を左腕への一点集中攻撃に見出し、幾度となく強烈なアームブリーカーや脇固めを仕掛けていく。

終盤、鷹木信悟のパンピングボンバーやMADE IN JAPANといった必殺技の猛威にさらされるも、決して心は折れなかった。

極限状態の中で繰り広げられたノーモーションの頭突きの応酬を制した上村優也は、動きの止まった鷹木信悟をカンヌキの体勢に捕獲。

そのまま後方へ美しく反り投げ、渾身のカンヌキスープレックスホールドでついに厚い壁を打ち破った。

劇的な幕切れの後、リング上では勝敗を超えた美しい光景が広がった。

一度はリングを降りた鷹木信悟であったが、再びエプロンに上がるとマイクを握り、自らを破った若武者へ向けて力強い言葉を投げかけたのである。

■鷹木「オイ、上村! 山梨、俺から勝ったんだ。絶対トップ行けよな、オイ!」

この熱いエールを受け、上村優也もマイクを手に取り、5年間の苦悩と喜びを爆発させた。

■上村「鷹木さん! 鷹木さん! やっとです。5年前に初めてシングルマッチして、それから何回も試合で叩き潰されて、でも、やっと、やっと鷹木信悟に勝ちました!ありがとうは言わないっす。次、もっともっと僕たちで激烈な試合をして盛り上げていきましょう! よろしくお願いします!(※鷹木が会場から出たのを確認すると一礼をしてから)『NEW JAPAN CUP』、トーナメント準々決勝、勝ったぞー! 会場に起こしの皆さん、そして画面の向こうの皆さん、今日も新日本プロレスを見てくれてありがとうございます! 僕は今日のこの激烈な熱気をまとったまま、長岡の決勝に進みたいと思います。オシ! まだまだ『NEW JAPAN CUP』、熱くなっていこうーぜーーッ! オッシャー!」

歓喜のままにファンサービスを終え、バックステージに戻った上村優也。

そこにリング上での張りのある声はすでになく、せき止めていた感情が涙となって溢れ出した。

上村「(※腰を押さえて立っていたが床に四つん這いになり、座って)何かわかんないけど、あー……グッときてます。何かわかんないけど、目から汗みたいな……わかんないけど……(※涙声で、両手で顔を覆って)5年前に初めてシングルマッチで闘って、そっからいつもリング上で叩き潰されて、僕にとったら、鷹木信悟、すごく思い入れのある選手でした。今、やっと鷹木さんを超えたから、いや、まだ超えたとは思ってないけど、同じリングで今日やっと勝てたから、最後にリング上で鷹木さんが言った通り俺は決勝に行く! そしてもっと強くなる!そして(※立ち上がりながら)新日本プロレスのど真ん中に立ってやる! 鷹木さん、まだまだこれから激烈な試合をして、新日本プロレス、盛り上げましょう!(※腰に手を当てて身体を起こし)よし、次は誰だ? 誰が来たとしても俺は、決勝まで駆け上がって、トップを掴み取ります。激烈な試合が続くけど、俺はど真ん中に立つために、この春、最強になります。(※右拳を上げて)よっしゃ!」

一方、地元での凱旋メインイベントで苦杯をなめた鷹木信悟。

悔しさを隠しきれない状況でありながら、対戦相手の確かな成長を認め、さらなる興行の起爆剤へと転換してみせるベテランの器の大きさを示した。

鷹木「(※右ヒジを氷で冷やしながら)負けたよ。負け。俺なんか、『うまい』と言われるレスラーもすげえキライなんだけどよぉ、プロレスってのは強いか弱いかの2つだけだと思ってたけど、間違いなく上村は“うまい”なあ。そして“強い”なあ。おかしいな、俺のプロレス理論がひっくり返っちまう。いやホントに、素直に強かったよ。さっきアイツがリング上で言ったように、もっとすげえシチュエーションでやろうぜ。負けて言うのも何だが、上村、何回もやられて一回返したぐらいじゃ収まらないだろう。俺も収まんねえよ。山梨で、新日本に来て初めての日曜日の開催で、完全にスリーカウント取られたんだ。どうすんだ、次の集客につながるぞ、この野郎! ああ? 新日本プロレス、いろいろ退団者が出て、観客動員ちょっと困ってるって話聞いてたけど、今日は、照明もついて超満員だぞ、オイ! 1200、1300ぐらい入ったぞ!だが俺が負けちまったら、オイ、次に……つなが……いや、つながるな。必ず今日来た人は、今日来た俺の山梨の仲間も山梨県民も、俺が勝つところを見たいはずだ。俺は変わらねえ。上村! ようやってくれた。またやろうぜ! しっかり俺も何かしらを得て、お前の前に立ってやる。次は俺が挑戦者だ」

5年の歳月を経てついに実現した、若武者の恩讐越え。

勝者の涙と、敗者の清々しいエールが交差した山梨の夜を経て、上村優也は3月20日長岡大会で行われる準決勝で、カザフスタンの怪武者ボルチン・オレッグと激突する。

<写真提供:新日本プロレス>

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