【全日本】春の祭典『チャンピオン・カーニバル』熱狂の幕開け!11年ぶり帰還の豪腕が次代のエース安齊勇馬を粉砕「期間中はHAVOCではない。全日本プロレスの潮﨑豪だ」

4月12日、東京・後楽園ホール。第46回を迎える全日本プロレスの春の祭典「チャンピオン・カーニバル2026」が、熱狂の渦の中で開幕の時を迎えた。

2ブロック制・総勢16選手がしのぎを削る過酷なリーグ戦の初日、メインイベントとして行われたAブロック公式戦で、劇的な世代闘争が展開された。

本大会最大の焦点の一つは、今年に入り全日本マットへ本格再入団を果たした潮﨑豪の参戦である。実に11年ぶり、4度目となるカーニバルの舞台。

その復帰戦の相手として立ち塞がったのは、事前のファン投票で優勝予想1位という絶大な支持を集め、新調したコスチュームで必勝を期す次期エース・安齊勇馬であった。

両者の対戦は、2023年8月に行われたプロレスリング・ノアの「N-1 VICTORY」公式戦以来、2年8か月ぶりとなる。

試合は、若き躍動感と百戦錬磨の牙が真っ向からぶつかり合う総力戦となった。安齊勇馬は多彩なヒザ蹴りや必殺のギムレットへの布石で、幾度となくベテランを追い詰める。

しかし、潮﨑豪の壁はあまりにも高く、そして分厚かった。終盤の猛攻を耐え凌いだ潮﨑豪は、右ヒジのサポーターを脱ぎ捨てて渾身の豪腕ラリアットを一閃。

限界を超えた肉弾戦の末に次代を担う若武者をキャンバスへ沈め、初優勝へ向けて貴重な白星(1勝=2点)をもぎ取ったのである。

試合後、割れんばかりの歓声に包まれたリング上でマイクを握った潮﨑豪は、普段所属するユニットの殻を破り、全日本プロレスの一員としての熱き覚悟をファンの前で爆発させた。

潮﨑「キツい…。まずは、これだけの歓声、これだけの応援、ありがとうございました。安齊勇馬、強いな。全日本プロレス、チャンピオン・カーニバル、約11年ぶりに帰ってきました。お客さんのこれだけの熱さ、これだけの盛り上がり、本当に感謝します。今日、初日だよ?初日でもこれくらいの声を上げてくる、本当に嬉しい。ありがとう。この歓声、みんなの声、みんなの想いに応えるよう、俺はひとつ、このチャンピオン・カーニバルの期間だけはHAVOC潮﨑豪じゃない。全日本プロレス潮﨑豪だ!まだ今日、始まったばかり。初日でこの熱さ。このあとが楽しみだ。全日本プロレス、盛り上がっていこうぜ!ありがとう!」

激闘の余韻冷めやらぬバックステージでも、潮﨑豪は自身の不在期間に団体を守り抜いてきた選手たち、そして目の前で急成長を見せた安齊勇馬に対して惜しみない賛辞を送った。

潮﨑「全日本プロレス、チャンピオン・カーニバル、まぁ初戦だから、初戦だから、初戦だから。安齊勇馬だから、安齊勇馬だから、キツかったのかな。こんなキツかったか。強くなったよ、クソー、チクショー、悔しい。あんなに強くなってる、悔しいよ。負けることはまったく、これっぽっちも考えてないけど、危なかったね。危なかった。強いよ。それ以上にチャンピオン・カーニバル、こんなに熱かったか。これだけの盛り上がり、これだけのお客さんのノリありましたか?俺がいない間11年間、コツコツコツコツ、コツコツコツコツと積み上げてきた、作り上げていった。これが全日本プロレスの強さなんだと思う。それを今日は物凄く感じました。勝ててよかったよ。以上」

一方、開幕戦で手痛い黒星(1敗=0点)を喫した安齊勇馬であったが、その瞳に絶望の色はなかった。5.17大田区総合体育館での優勝決定戦を見据え、敗北を糧に這い上がる決意を力強く口にしている。

安齊「チャンピオン・カーニバル2026開幕戦、今年の春は俺が勝つとか言って、コスチュームも変えて…。潮﨑豪、やっぱりすげぇ。めちゃくちゃ強かった。そして、めっちゃ面白かった。今日勝てなかったけど、俺の目標はあのでっけえトロフィーだ。この1敗で下を向くほど、だせぇ男じゃねぇから。今年の春、全部かっさらうのは俺だ。下向かねぇ。大田区まで突っ走るだけだ」

長きにわたる不在を埋めるかのように、熱き魂を全日本のリングに解き放った潮﨑豪。

そして、高い壁に跳ね返されながらも闘志をさらに燃やす安齊勇馬。

「チャンピオン・カーニバル2026」は、過去と未来が激しく交錯する最高潮の熱を帯びて、過酷な春の連戦へと突入していく。

<写真提供:全日本プロレス>

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