【編集長がよいしょ】WAVE若手3人衆「長浜浩江」「朱崇花」「後藤恵介」が「10周年大会」(8・12大田区大会)に燃える!

WAVE10周年記念大会(8月12日、東京・大田区総合体育館)に意気込む若手3人衆が「プロレスTODAY」を訪問。目前に迫った「決戦の日」への思いを明かした。

長浜浩江は小林香萌と組んで、WAVE認定タッグ王者・米山香織、チェリー組に挑戦する。昨年末、WAVEを卒業した小林とのコンビは久しぶりとなる。「LINEで連絡を取り合っているけど、不安しかありません」というが、表情は底抜けに明るい。

もちろん、ベルト奪取に向け手をこまねいているわけではない。小林の意外性あふれるファイトでかく乱し、長浜が完成させた新技を繰り出す作戦だ。「米山さんとの前哨戦で負け続けているので、何とかしたいですね」と、新技での米山料理を描いている。

キャリア、年齢も小林が上だが、長浜は「チームリーダーは私です」とキッパリ。WAVE生え抜きの自負を持って、8・12決戦に臨む。

メインイベントで桜花由美との一騎打ちに挑む朱崇花(あすか)は、デビュー2年にしての大舞台に戸惑ったという。

これまでも桜花とのシングルマッチは経験している。ただ、あくまで「WAVEの大黒柱」桜花へのチャレンジマッチに過ぎず、白星など夢にも思わなかった。

ところが、今回は自信満々。「1000%勝ちます」と言ってのける。

「1000%の確信」の源は「朱崇花スタイル」を確立した手ごたえ。

小3から高1まで取り組んだ「レスリング」と、独学で学んだ「ルチャ」を融合させた新スタイルである。もともと、恵まれた運動能力には定評があったが、ここにきてプロレスセンスが研ぎ澄まされてきた。

「時代は朱崇花です」と言い切る勇姿に、迷いは微塵も感じられない。

WAVE所属の男子レスラー、後藤恵介はディック東郷とのタッグで、ケンドー・カシン、TAKA・みちのく組と激突する。

東郷とのコンビ結成も、カシン、TAKAとの対戦も後藤には、すべてが初めてのこと。「恐怖です」と正直に明かす。

キャリア1年にも満たない後藤。パートナーも対戦相手もキャリア25年を超えるベテラン。「僕の動きの二手、三手どころか二十手、三十手先を行かれていますよね」と認めるしかない。

後藤ができることは「がむしゃらなファイト」しかない。夢にも出てこなかったカードを用意してくれたWAVEに感謝しながら、ひたすら「前に前に」である。

WAVEは後藤のホームリング。「俺を見ろ!」と、カシンもTAKAもパートナーの東郷をも「くってやる」と鼻息は荒い。

WAVE生え抜きの3人衆。10周年記念大会への熱い思いは誰にも負けない。ファンにはもちろん「GAMIさんに見てほしい」(長浜)と瞳を輝かせる。素晴らしい舞台を用意してくれたGAMI代表の期待に応えて見せる自信があるのだ。

「大会当日、午後2時半には着席してください」と3人は声を揃えた。

午後3時の試合開始30分前に「GAMI対長与千種」の「大人のプロレスごっこ(5分1本勝負)」第1Rが行われるのだ。休憩中に第2R、そしてセミファイナル前に第3Rが行われるが、第1Rを見逃す手はない。

若手3人衆の奮闘はもちろん、見どころ満載のWAVE10周年記念大会。8月12日、大田区総合体育館で「これがWAVEだ!」を目撃しよう。

⇒次ページ(大会詳細、全対戦カード)

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