【リアルジャパンプロレス】ディファ有明大会開催直前!船木誠勝選手インタビュー

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――今回は王座防衛戦となりますが、対戦発表の会見では「自分自身への挑戦」と話をされていました。

船木 それしかないですね。相手っていうのは今の自分がどれだけ強いのかっていうのを試す人というか、目の前に相手はいますけど戦っているのは自分だと思います。

――会見では大谷選手から「プロレスって広いですよ」「プロレスはストロングスタイルだけじゃない」といった言葉も聞かれましたが、船木選手はこれについてはどう思われますか。

船木 お互いのプロレスに対する考えをぶつけることもストロングスタイルだと思います。仲良しこよしの技の掛け合い、ダンスではないですから。そういう意味では“人と違うんだ”っていう、そのぶつかり合いがストロングスタイルというか。それを佐山先生も「喋っていること自体がストロングスタイルだ」っていう風に評されたんだと思います。

――なるほど、そういった意味では船木選手にとっては関本選手、大仁田選手との戦いもストロングスタイルの実践であったと。

船木 みんなスタイルが違いますけど、そのスタイルのぶつかり合いであり戦いなので、それがやっぱりストロングスタイルだと思います。自分は変わらないし、そうやってスタイルの変わらない人間同士がぶつかり合って勝ったり負けたりっていうのが1番理想だと思います。もちろん自分も相手のスタイルは理解しますけど、自分はルチャリブレはできないですし、爆破のスタイルにはなりません。自分のスタイルは崩したくないし、今と同じ形でどこまで行けるかと思っています。

――自分のあり方を崩さず通すのが船木選手にとってのストロングスタイルとも言えそうです。

船木 あとは年々シンプルになってきています。昔使っていた技でも、昔の形と全く違う形になってしまった技は自分はどんどん捨てていってます。ミサイルキックとか復帰した当時はやっていましたけど、今はもう使っていません。それは最初にやっていた形と変わってきているのが分かったので、これはもう使うべきじゃないなって思ったんです。今は歳とともに技が減ってきてシンプルになってきています。

――でも、その分研ぎ澄まされているのではないですか。

船木 そうです、だから残った技に全力を注いでいるというか。基本はレスリングと打撃で、それがベースなのは変わらないです。ただ必殺技っていう必殺技はどんどん減って、何か1番最初に戻ったような感じです。でも、もしかしたらそれが最高の技術なのかなって思います。いろいろ吸収してきましたけど、歳を取ってもできる技っていうのが1番だし、それが本当の自分の技だと思います。だから逆に今使っている技というのは全部自信のある技です。

――会見の行われた8月はちょうどオリンピックのシーズンでしたが船木選手はご覧になられていましたか?

船木 見ていないです。自分自身が競い合いの世界に入るのであまり人の競い合いは見ないというか。ニュースなんかでは見るんですけど。

――では特定の種目・選手に注目して見ることはなかったと。

船木 そうですね、自分はあまり金メダルを獲った人に興味はないです。逆に吉田(沙保里)選手が負けましたけど、そっちの方に興味があるんです。吉田選手はずっと負けていなくて、おそらく負けた時の感覚を忘れていたと思うんです。すごく悔しいと思いますけど、今は悔しいのかあるいは悲しいのか、すごく戸惑っていると思います。でも悔しかったらもう1回できるんです。ただ悔しさがなければ、おそらくもう引退じゃないかと思います。引退する時って本当に悔しくないんです。これは自分も1回引退したから分かります。

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――ご自身が引退した時はどんな心境だったのですか。

船木 あの時は悔しいという気持ちはありませんでした。もう“終わった”っていう感じで。それまでずっとテンション高く、頂点にいた人間がポコって負けると、全てが一瞬で無くなってしまうです。気持ちが切れてしまう。それは分かります。でも悔しい気持ちがあればもう1回できます。あるいはちょっと休んで、そのうちに“悔しいな”っていう風になれば、まだできるんです。だから吉田選手が4年後やるのかやらないのかっていう所が自分は1番興味があります。

――船木選手は1度引退して時間を置いた中で、再び気持ちが戻ってきたのでしょうか。

船木 結果、戻りました。30前半で辞めて、30代半ばぐらいまでは“仕方ないな”っていう感じだったんですけど、40近くになってきた頃からですね。“もしかしたらまだできるんじゃないか”“今上がらないともう2度とリングに上がれないんじゃないか”っていう寂しさというか、今までずっと15から上がってきたリングにもう2度と上がれなくなるのであればちょっと寂しいなっていう、もったいないというか、ちょっと頑張ってみたいなっていう気持ちがまた出てきたんです。

――それは40歳という節目の年齢を前にしたこともあったのでしょうか。

船木 そうだと思います。だから今、逆に今度は50手前なので“還暦になるまでは”っていうそういう気持ちはあります。還暦までは走りたい、それが1番ありますね。

――今回はそういった中で前回果たせなかった防衛を懸けての一戦となります。

船木 せっかく取り返したので、すぐに落としたくはないです。やっぱり獲るのと守るのでは守る時の方が難しい。攻めてくる人間から何かを守るっていうのはすごく大変な作業だと思います。だから、そこも含めて新しい挑戦です。大谷選手は自分が知らないプロレスをやってきた、そういう引き出しのある人間なので、これまでのタイトルマッチとは違う試合になりそうな予感がします。ファンを掴むのがすごく得意な選手なので、今回はファンの応援も必要だと思うし、声援をください。それをもらって頑張ります。

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