【にわのまことインタビュー】画業30周年記念イベント2.5次元プロレス『夢幻大戦』へ馳せる思い!<11月27日(月)新宿FACE>

<THE MOMOTAROH、2.5次元プロレス>

――それで、先生は学プロも経験し、待望の漫画家デビューをし、「THE MOMOTAROH」という作品を生み出したわけでですが、モモタロウっていうと、僕達ジャンプ世代にとってモモタロウが出てきたときは、お笑い要素もあるギャグマンガプロレス、そしてシリアスもあり、エッセンスの取り入れ方が斬新だなって思ったんですけど

にわの:ありがとうございます。どうしても、キン肉マンっていう巨大な存在があるので二番煎じっていう見られ方があったかと思うのですが、あまり気にせず描かせていただきました。それでも少し違う路線で行こうかなと意識はしましたけど。

――モモタロウは現実のリングとは別の次元・別の団体・空間であったかと思うのですが、今回は現実のリングでシンクロをする!
しかも中身が丸藤選手!これはすごい、何も見せてくれるのか興味津々ですね。

にわの:一応2.5次元プロレスという、少しお芝居入ってますよ的なニュアンスはありますけど、試合自体はバチバチにやってもらう感じで。
ただところどころにその漫画のネタが入るっていう感じですね。
あるいは最初から最後まで、モモタロウの漫画の中の世界観を出すようなイベントになると思います。

――今回、20周年でも考えていたとありましたが、30周年でやはりやろうとなったきっかけはなんですか。

にわの:クラウドファンディングっていう存在ですね。

山口:なるほど。みなさんからの支援という形が後押しをしたということでしょうか。

にわの:20周年のときにとてもとても・・と思ったのは、例えばほかのキャラクターをつくるにしてもコスチュームとか。
今回いろんなとこに発注して思いましたが、とんでもない予算がかかるもんだなと思いました。
クラウドファンディングにして正解でした。

――すでに終了していますが、にわの先生のクラウドファンディング、すごいですよね。
目標金額以上に集まっていい形で終了してましたね。

にわの:ありがたいことに皆さんの応援やスポンサー様がついてくださったおかげで達成することが出来ました。

――でもそれは先生が素晴らしい作品を世に生み出したからですね。当時から現実のリングでモモタロウを見てみたいという夢はあったんですか。

にわの:ちょっとはありましたけど、でも逆にやっていいのかな?プロの神聖なリングに自分のつくったキャラクターを上げてもいいのかなといった思いはありました。
あまりにもおこがましいのではないかと思って。プロレスの世界観っていうのは小さい頃からの憧れだったので、自分ごときが作ったキャラクターがそこに踏み込んでいいのかと。

――それはガチのプロレスラーファンだからですね。ガチのプロレスファンってちょっとそういうところありますよね。
僕もそういうのを感じるところありましたね。今はだいぶ許されるようになりましたけど、むかしでいうと例えば解説席にお笑いタレントとかが来たら、すごい嫌悪感ありましたもんね。
そういう神聖な世界観っていうのはありますよね。それは分かります。

にわの:ギブアップまで待てない、山田邦子さんが馳選手に怒鳴られたっていうのが如実にあらわしてますよね。

――あの時代は、拒否感がすごかったですね。

にわの:あの温度差は今では考えられないですね。

――あの当時でいうと、硬派という言葉が合っているか分かりませんが、プロレスファン自体が硬かったですよね。
でもそれを思うと、今の時代になって、2.5次元プロレス、THE MOMOTAROHを丸藤選手が・・・
丸藤選手がモモタロウをやられることになったきっかけってなんですか?

にわの:もともとは飲み会で。丸藤さんはマスクマンに憧れていて、ジャンプも読んでいて、キン肉マンも大好きで、そしてモモタロウも読んでくださっていて「あのモモタロウの技とか1回試してみたけど、先生あれは無理です」って言ってくれて。
それでも1回トライしてくれたんだ、という経緯もあって今回どうですか?とお声がけさせていただきました。

――先生のほうからお声がけされたのですね。

にわの:しましたね。

――丸藤さんは喜んで?

にわの:僕でよろしいんですか?とすごい謙虚に言ってくださったので、ぜひという感じで。
やはりあのときジャンプを読んでいたプロレスラーの方にやってほしかったんですよね。

――なるほど!

にわの:当時のジャンプのにおいというか、雰囲気を知っている方にまずお声がけさせていただきました。
丸藤選手は身体能力もスター性もバッチリなんで、ガッチリはまると思ったんですよね。

――丸藤選手は瞬発能力だとか技のキレだとか半端ないですもんね。

にわの:そうですね。

――その丸藤選手がモモタロウをやるというのはスペシャル感がめちゃくちゃありますよね。
ギャグもエッセンスは入っている?

にわの:そうですね、ギャグは入ってます。

――しかも、それを丸藤選手がやる?

にわの:それは秘密です。当日までの秘密ですね。

――これは先生、相当面白いですね。

にわの:ネタは結構仕込んでますねー。
その段取りで精一杯。

――こういう大会って大変だと思いますが、そういう仕込みをしていくのは楽しそうですね。

にわの:楽しいですね。

――プロレスラーの方と打ち合わせしたり、ここでこれを仕込むとか・・

にわの:うまく音出しとか、絵とか絡んでバッチリのタイミングでやっていただけるかなとか思いますが、皆さんプロなんで、たとえすべっても雰囲気でつないでくれるだろうという安心感はあります。

――皆さん海千山千のベテランの方ですしね。モモタロウに関しては丸藤さんに任せておけば大丈夫という感じがしますよね。

にわの:そうですね。

――モモタロウムーブみたいな部分もいわゆるモモタロウが使っている技も丸藤選手が1回チャレンジしてみてという感じですかね。

にわの:やはり出来る技、出来ない技も基本的にありますし、相手によってかけられる技、かけられない技もありますしね。
特に今回は相手が崔選手で体も大きいのでかかる技とか制限されるんですけどね。
でも、そこをどう見せてくれるのかは楽しみですね。

――プロレスラーは器用なので、そういう部分で技のリアリティを持ちながら見たいですねー。それはすごい楽しみですね。
モモタロウという部分で言うと、本当にいろんなほかの選手も出てこられると思うのですが、そのほかの見所でいうといかがですか。
言える範囲で教えていただいてもよろしいですか。

にわの:言える範囲で。とりあえず、カードとしては「ウラシマ・まりん」&「ザ・グレート・ベンケー」組 VS 「アカオニトム」&「アオオニマイク」というのがあるのですが、誰が演るのかはまだ発表していないんですね。
そこはまだ観に来て下さる方々の想像にお任せしたいなと思ってるんですね。誰がやるかはもう決まっているのですが、想像で楽しんでいただきたいなと。

――では、選手の誰が誰をやるのかを当日のお楽しみということに。

にわの:そうですね。でももうポスターにも写真を使わせていただいているので、ただクラウドファンディングをやっているときは、にわのまことのイベントということで名前は出していなかったんですよね。
つい先日、クラウドファンディングが終了したので、選手の名前も出させていただいてマスコミの方にもリリースをさせていただきました.

――そうなんですね。

 

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