宮澤聡のサイン収集列伝32枚目~ウィリアム・リーガル選手編~

今年の5月下旬、WWEのウィリアム・リーガル氏が来日し、毎日のように後楽園ホールに観戦に訪れていたのは、記憶に新しいと思います。

スカウト活動が目的?と言われた日本滞在。

WWEのスーパースターが普通に連日のように客席に座り観戦し、ファンから声をかけられれば気軽にサインや写真に応じたりする様子がSNSに頻繁に投稿されました。

しかも、また滞在が驚くことに約2週間にも及びました。

私は滞在中に絶対にサインをもらいに行くぞ!と意気込んだものの、その時期、仕事がちょいと忙しく、なかなか後楽園ホールに足を運ぶ(目的の半分はリーガル氏に会う)ことが出来ずにいました。

やっと休みになった日は後楽園ホールでのプロレスの開催がない日。その日はリーガル氏が泊まっているというホテルに行ってみましたが、何も動きはなく空振り。

また次のチャンスを!と仕事と仕事の合間を縫って某団体の後楽園ホール大会の試合前にホールの前でリーガル氏を待ちましたが、私の仕事に行く時間のリミットが来て、会えず断念。知り合いからそのあと連絡があり、私が去った2分後にリーガル氏が来たとのこと。超惜しい!超悔しい!

で、今度は休みの日に某団体の後楽園ホール大会があったので、この日はチケットを買い観戦。会場内で見つけて声をかけれる!と意気込んだものの、滞在期間中の後楽園ホール大会でその大会だけ現れず!!私はリーガル氏には会えない運命なのか!!と泣きたくなりました。

そうこうしているうちに、知り合いがリーガル氏に会った時に「ちなみにいつ帰るんですか?」と聞いたところ、リーガル氏は「6月2日だよ」と答えてくれたようなのです。

それを聞いた私は慌てて手帳を見ると、あと残されたチャンスは帰る6月2日のみ。

しかし、何時にホテルをチェックアウトするかも分かりません。

朝早い可能性もあるし、ゆっくりしてからのパターンもあります。

とりあえず朝早くにホテルに行ってみるか!と意気込んだのですが、その日の前日はとある深夜の生放送の番組がありました。

終わりの時間は深夜2時過ぎ、そこから帰宅して、一杯お酒飲んで(これが余計)、寝ました。

疲れていたので、目覚ましもかけずに寝落ちしてしまいました。

パッと目が覚めた私。ヤバイ、だいぶ寝てしまったか?

しかし時計を見ると朝6時。

うーん、眠い。でも、リーガル氏が何時にチェックアウトするか分からない。

よし!行くぞ!と起き上がり、ホテルに向かいました。

これで夕方のチェックアウトだとしたら、私は10時間ほど待つ地獄を味わうことになります。

でも、パッと目が覚めたのは、何かある!そう信じてホテルに向かいました。

朝7時、ホテルの前に着きました。

ホテルの前にハイヤーが停まっています。

まさか?いや、違う。

ハイヤーにお迎えに来た方の名前が書いてありましたが、「ウィリアム・リーガル」とは書いていません。

違うか…

ん?待てよ。そこに書いてある名前をもう一度確認しました。

Darren Kenneth Matthews

ウィリアム・リーガル氏のWikipediaを開きました。

本名 Darren Kenneth Matthews

!!!!!

ハイヤーが迎えに来ている!!!

リーガル氏、間もなく来る!!

すると大きなキャリーバックを引いたリーガル氏が一人でホテルから出てきました!!

奇跡が起きました。

リーガル氏も一人、ファンも私一人。

リーガル氏とのシングルマッチ!!

声をかけて、サインと写真をお願いしました。

ニコッと笑って快く応じてくれました。

写真はハイヤーの運転手さんに撮ってもらいました。

そして、リーガル氏はハイヤーに乗り込み、私は手を振ってお見送りをしました。

時計を見ると7時15分。

こんなに短時間で決着がつくとは思いませんでした。

長年追っかけをやっていると、たまにこういう超ベストタイミングに遭遇します。これが、最高に嬉しい瞬間です。

リーガル氏に会うために、かなり苦労をしたからこそ、最後の最後に起きた奇跡。

一生忘れられない出来事です!

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