【藤本つかさインタビュー】団体取締役として、選手として、そして豊田真奈美の後継者として。若手トーナメント『ヤングアイストーナメント』開催、自身プライベートについても赤裸々に語る!

 

【色々なところでのコラボなどについて(サンリオ・吉本・競輪場・山手線プロレスなど)】

--多ジャンルとのコラボレーションも多いですよね。

藤本:これもいろんな偶然が重なって実現したものばかりです。やはり人と人とのつながりって大事だなって思います。

--サンリオさんや吉本さんともやられていてびっくりしました。

藤本:吉本さんとのきっかけは『ノンフィクション』という番組を見てくださった吉本の支配人の方が「この団体面白そう」と思ってくださって、向こうからご連絡をくださったんですよね。で、私も「面白い!」って思ったので、お話を聞いてみようと思いました。
やらないという選択肢がなくて、もともと恐怖心がなかったので、面白そう、まずはやってみようと思ったんですよね。
本当にノリです(笑)「やってみようぜ!」みたいな(笑)

--わりと昔からチャンレンジ精神旺盛なんですか?

藤本:そうですね、転校生だったので、雪が降るとこだったらスキー、次の転校先ではクロスカントリーとか。
転校したのは、2、3、4・・・いや、もう分からなくなってきました。たぶん小学校は4回かわってますね。

--行く先々で友達を作らなくてはいけないから大変ですね。

藤本:そうでもないですよ。三人兄弟で、私が一番上なんですけど。
行った先の公園にまず三人で行くんですよ。で、遊んでる人に声をかけて遊ぶという。
「とりあえず公園行くぞ!」って。公園に誰もいなかったら「じゃあ、次の公園行くぞ!」って(笑)

--今の藤本選手の統率能力というか、リーダーシップとかはそこで身についたものなんですかね?

藤本:いやぁ、でもですね。小学生のころは授業中手を挙げるのも嫌で、赤面症だったんですよ。
みんなの前で音読すら緊張して手が震えるくらいでしたね。

--それは驚きです。今の藤本選手からは考えられないですね。

藤本:おそらく人前に慣れたのは大学の就職活動で、教員試験を受けようと思って度胸をつけるために一般企業をたくさん受けたんですね。
たぶんその面接だと思うんですよね。一般企業を受けまくっていたら、教員よりマスコミ業界に興味を持ってしまって・・・、結果、一般企業に就職をしたんですけど。

--内定とか結構取れたんじゃないですか?

藤本:いや、そうでもないですよ。はじめの方は全然しゃべれなくて。最後の方でようやくコツを掴んでしゃべれるようになりましたね。
1分スピーチも1分ジャストで終えることが出来たりして「よっしゃ!」って(笑)そこは受かりました!

 

【団体の取締役、選手代表として団体をどうしていきたいか】

--今はスカウトする側、新人を受け入れていく側になったわけですが、団体経営者として新人のケアなどはどうしていますか?

藤本:女子って特に難しくて、固まりの中に途中から入るのって難しいじゃないですか。だけど入らないとやっぱり疎外感で辞めたくなってしまうのでケアは必要です。
うちの場合、千春さん(リングアナウンサー)がいらっしゃるので、私の目が届かない部分をケアしてくださるんですよ。
だからそこで密に連携を取りあって、「あの子、1人でいるからじゃあ私が声かけてみます」とか、「私これから怒らないといけないんで、その後フォローお願いします」だったりとか。選手の気持ちも分かってくれる存在がいるのがだいぶ大きいですね。

--どちらからも責められると逃げ場がなくなっちゃいますもんね。藤本さんは結構言う方なんですね?

藤本:実はあんまり言わないんですけど、これは言わないとという時は、超怒ります。千春さんも同じなんですけどね(笑)それで泣いてる人もいるし。
逆にハム子さんは結構フォローが多いですね。だから「ずるいよ(笑)怒ってよ!」って言いますけどね。だって出来れば怒りたくないですもん。

--怒るのは大変ですよね。アイスリボンとして、自分達の結束力を高めるような努力とかされていることとかはありますか?

藤本:うちは後輩だけど、年上。先輩だけど年下っていうのが結構あるんですよね。でもそこは人生の先輩なんだから絶対敬語を使いなさいって教えてますね。例えば、10代の選手が「おい、あかね~」って言ったら嫌じゃないですか、それは変なんですよ。「おい、トトロ~」とか(笑)
だから敬語だったり、『さん』付しなさいというのは口うるさくいってますね。
あとは、プロレスで「ハッピーアイスリボン!」を興行の最後に言いますが、控え室だと違う言葉で締めるんですよ。例えば「ボンレス、ハーム!」とか「ポテト、ヘッド!」とか。これで和やかになりますよ。

--逆に一般企業から取り入れていることもあったりするのですか?

藤本:一般企業とコラボすることにあたって学んだことは、1分2分の遅刻が違約金レベルということ。
そういうのをプロレス界でも徹底していかないといけないなと。なのでアイスリボンはそこは徹底しています。
開場時間、試合開始時間については絶対守っています。
新日本プロレスさんも絶対そうじゃないですか、それってでも当たり前なんですよね。
ディズニーランドもそうじゃないですか、絶対!

 

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