【新日本】BEST OF THE SUPER Jr.決勝は後楽園を揺るがす大激闘を展開!石森を撃破した高橋ヒロムが悲願の初優勝!そしてオスプレイへ挑戦表明!! <6.4後楽園大会>

ヒロム「(※トロフィーを持って用意されたイスに座りながら)内藤、帰ったのか、あの野郎! (※壊れたトロフィーを元に戻そうとしながら)オイオイオイオイ、オイオイオイ。聞いてよ。あの、内藤哲也という男は、俺のトロフィーを奪い、そして壊れたことに気づき、俺に耳元で『ゴメン、ちょっと壊れた』と俺に渡してきた! 俺はパニックになった。どうしたらいいんだと。だったら、ちょっと笑いに走るしかねぇだろ! (※トロフィーに語りかけるように)ゴメンよ、ゴメンよ、全然悪気はないんだ。俺が責任持って直すから。ゴメンよ。

(※イスに反り返って天を仰ぎ)それにしても……うれしい……。うれしかった……。俺は不器用だよ。何をやっても、不器用だ。そんなことは、分かってるよ。分かってるよ。でも、そんなヤツでも心の底からプロレス楽しめるんだよ。リングの上で、あり得ない力を発揮するんだよ! そう、(※手首のテーピングに書かれた「夢」の文字を示しながら)夢のためにな。俺は怖いもん知らずだ。それが唯一の取り柄。そんな俺がこの『BEST OF THE SUPER Jr』の栄光を掴んだんだ。うれしいよ。リング上でも言ったけど、俺は、『BEST OF THE SUPER Jr』を挑戦者決定リーグ戦にはしたくない。そんなことは分かってる。俺がずーっと言ってきたことだ。だから、ゴメン。今年、何回も、オスプレイに挑んでる。だけどもう一度、挑ませてくれ。ウィル・オスプレイ、オマエは世界最強のジュニアだ。でも俺も、たった今、世界最強のジュニアになった。世界最強同士、どっちが本当の世界最強なのか、決着つけようぜ。なぁ、オスプレイ。(※報道陣に)何かあるか? こんなに集まってくれて、何もないわけないよね?」

──歴史に残る壮絶な決勝戦をやった手応えは?

ヒロム「手応え!? ガムシャラだよ! ガムシャラだよ! 相手はさ、誰でも、ガムシャラにやったよ。とりあえず、この『BEST OF THE SUPER Jr』公式戦、一戦一戦が、まさにタイトルマッチだよ。ほとんど20分越えたんじゃないの? 死闘だったよ」

──今年の『BEST OF THE SUPER Jr』は獣神サンダー・ライガー選手がエントリーしませんでした。まさに新時代かと思いますが。

ヒロム「だからこそ取りたかったよね。あの人がいない今、“元”新日本プロレスのジュニアの象徴の獣神サンダー・ライガーがいない今、象徴になるのは、この俺だ。新日本プロレスのジュニア、いや、新日本プロレスの新しい象徴が、この高橋ヒロムだ、間違いない」

──左手に「夢」と書かれてますが、その大きな夢に近づくためには、大阪で大きな戦いが待っています。

ヒロム「別にコレ、俺が書いたんじゃねぇけどな。朝起きたら勝手に書かれてたんだ。まぁこれに関してはさ、俺の、ここ(※と、胸を叩く)、ここが出ちゃうんだと思うよ」

──そして、大阪での大きな戦いが待ってます。

ヒロム「まだ考えらんないよ。まだ考えらんないけど、さっきも言った通り、世界最強のジュニアはどっちか、大阪城で決めようよ。それだけだよ」

──なかなかトロフィーが直りませんが、大丈夫でしょうか。

ヒロム「コレは俺が何とかするよ。肌身離さず、来年の『BEST OF THE SUPER Jr』まで、俺、この子と一緒に入場するから。誰も、誰一人として(※外れていた部品がハマる)ほーらほらほら。今年の『BEST OF THE SUPER Jr』を忘れさせないように、俺が、来年の『BEST OF THE SUPER Jr』まで、この子と一緒に入場して、仲良しになるよ。今はちょっと険悪なムードだからさ、何とかするよ、持ち帰って。以上かな。

(※急に顔を上げ、天に向かって)おーい! 聞こえるか? 2019年の高橋ヒロム! オマエも知ってると思うけど、2018年の『BEST OF THE SUPER Jr』は、メチャクチャ、史上最高に、盛り上がったぞ! なぁ! 2019年の高橋ヒロム! 必ず、越えてみろ! (※横の壁に額をつけて)後楽園ホールさん、いつも、いつもありがとうね。いつもありがとう~。分かってる、わかってるよ。ありがとうね。
(※立ち去ろうとしながら)……最後に一つだけ。知ってるぞ。この会場で、アナタが、アナタが見てたこと、知ってるぞ。イニシャル“K”!」

石森「負けたか……。負けたよ。今日のところはあいつが一番だ。でもな、でも、でも、まだまだまだまだ全部出しきれてねえだろ? なあ? 俺とお前はまだまだこんなもんじゃねえぞ。お前が言うさ、苦しくて、つらくて、でもおもしろい。(段々大声で)もっと! もっと! もっと! もっと! 限界を超えた闘いしようじゃねえかよ。ヒロム! これからも楽しもうぜ! It’s reborn!」

オスプレイ「石森が優勝していたら、未知の相手だったから分からなかったかもしれないが、次の相手もヒロムということになったから、これは俺にとっては楽かもしれない。本来ならば、レイ・ミステリオとやりたかった。『DOMINION』の前に、新日本のファンには謝っておこう。でも、ヒロムはジュニアヘビー級を背負って立つ選手にはなれないだろう。なぜなら、それは俺だからだ」

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