【スターダム】花月がトニー・ストームを下し赤いベルト新王者となる!試合後、イオもリングイン!

◆ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
<挑戦者> 19分24秒
大江戸コースター→片エビ固め
<王者>
花月〇 トニー・ストーム✖
※第9代王者のトニー・ストームが4度目の防衛に失敗。花月が第10代王者となる

トニー・ストームと花月が赤いベルトをかけてシングル初対決。トニーは納得のいかない勝ち方ながらも昨年9・24名古屋で岩谷麻優からワールド王座を奪取して以来、ビー・プレストリー、メルセデス・マルティネスに防衛し、岩谷も返り討ちにしてみせた。

そして迎える今回が4度目の防衛戦。花月とのタイトルマッチはこれが初めてとなる。日本で闘う機会が少なくなり赤いベルトの価値に変化が生じているだけに、ここはなんとしても王者の威厳を取り戻したいところである。

挑戦者の花月は、これまで赤いベルトに2度挑戦。昨年3・5名古屋でイオ、8・13後楽園では岩谷に敗れた。白いベルトには5・5新木場でイオに挑んだが奪取には至っていない。

すなわち、スターダムではまだシングルのベルトに届いていないのだ。先日の6・3札幌ではゴッデス・オブ・スターダム王座から転落し木村花との長期政権が崩壊した。それだけに、出直しの意味も込めて初のシングル王座奪取は絶対に達成したい。

トニーと花月、両者の意地が、横浜のリングで火花を散らす。

ゴングが鳴ると場内はカゲツコールに。慎重な探り合いからトニーがグラウンドへと誘う。首の取り合いからトニーがネックロック。花月が切り返してフロントネックロック。トニーが抜け出しフロントネックロックで絞り上げる。

花月がヘッドロップにとりカバー。トニーが返すと上になって首を取る。トニーがフロントネックロックに取りながらボディーシザーズの複合関節技へ。トニーがカバーすると花月が返す。花月がヘッドロック、トニーがロープに振ると見せかけヘッドロックに切り返す。

トニーはグラウンドでヘッドロック。花月が腹部へのパンチ連打からロープに振るもショルダータックルで吹っ飛ばされる。花月はロープワークからロープを利用してアームホイップ。トニーがフロントキックから場外トペも未遂に。

花月が場外でヘッドロックに取りリングサイドを徘徊、客席に王者を叩きつける。リングに戻すとミサイルキック、串刺しニーアタック。トニーが返すと花月は腕をロック。トニーが反転し上になると腕を絞り上げる。

同時に指も折り曲げると花月が悲鳴を上げる。花月はなんとかロープエスケープに成功すると、反対に腕を極めてギブアップを迫る。花月は胸元へのキックを連打。トニーを担ぎ上げるが切り返され強烈なエルボーを食らう。

エルボーの打ち合いから花月が顔面をかきむしる。サミングを注意された花月にトニーは投げっぱなしジャーマン。串刺しヒップアタックからトニーがジャーマン。10分経過。花月がバックフリップも両者ダウン。

場内はカゲツコール。エルボーの打ち合いからお互いに髪の毛をつかみ合う。トニーがエルボーをかわしスリーパー、ネックロック。花月が持ち上げて強引にブレーンバスター。花月が打撃の連打からハイキック、「終わり!」と叫んでえびす落としで叩きつける。

トニーが返すと花月がコーナーへ。トニーがチョップで落として場外へトペスイシーダ2連発。リングに戻すとリバースネックブリーカー。返した花月に対してトニーは勝利を確信して引き起こす。パイルドライバ-の構えにいくと大江戸隊がレフェリーを引きつける。

花月がグリーンミストを噴射しえびす落とし。トニーが返すと、花月はもう一発えびす落とし。そしてコーナーに上がると大江戸コースターへ。決まったと思われたがトニーがクリアー。15分経過。花月は悔しさから顔面をかきむしる。

トニーが張り手からストロングゼロも両者立ち上がれず。両者ともロープ伝いに立ち上がる。トニーが受けて立つ構えを見せると花月がハイキック連打。ダッシュしたところをトニーが丸め込む。花月が返すとストレッチマフラーホールド。

花月がエスケープすると、トニーはぼう然とした表情。トニーはフィニッシュを予告しストロングゼロの体勢。花月がこらえるとトニーがエルボー狙い。花月はレフェリーと激突させレッドミスト噴射からデスバレーボム。

この日2発目の大江戸コースターを決めると3カウントが入り、赤いベルトが花月に移動した。

花月「横浜のオマエら元気かー!? もう一丁、元気かー!? “ワールド・オブ・チャンピオン”になったぞ-! おい、トニー、トニー、おい、やっぱりオマエ、すげえなあ。今日はよお、花月さまが勝ったから、気分がいいから握手して終わりたいと思う。トニー、ありがとう」

応じたトニーを花月が襲撃。

花月「バーカ! オラ 握手すると思ってるのか、バカヤロー! このベルト取り返したかったらいつでもこいや、アハハハ。ザマミロ、オラー。そんな記念すべき今日は、オマエらに3つ言いたいことがある。その前に、花月さまがスターダムに入団してから3つ掲げてること言ったのおぼえてるか? 一つ目、選手と団体の底上げ。二つ目、ユニットの向上。三つ目、赤の奪還。そこでだ、その一つ、底上げとユニット向上はいまここで撤回する。花月さまがチャンピオン、ついて来るヤツだけ、ついてこいよ。もうオマエらの世話なんてしねえよ。ついてきたいヤツだけついてこい。二つ目、渡辺の桃太郎、オマエの持ってる白よりも、この赤が価値があるってことを証明してやるよ。三つ目、花月内閣を決行する。花月内閣だ。総理大臣はもちろんわかってるよな。花月、そうだよなあ。チャンピオンの花月さまに決まってんだよ。ということで、いまこれから花月内閣を始めまーす。そういうこっちゃね、その3つだね。最後におまけ。おい、紫雷イオ、上がってこいよ」

イオがリングへ。

花月「いま赤、取りました。あと、明日と来週の後楽園、2戦。みんなに惜しまれて退団します。そんなハッピーエンドは要らないと思ってるから。アナタがスターダムを退団したことを後悔させてやりますよ。だからあと2戦、悔いのないように闘ってください」

イオ「最後の試合の対戦相手、大江戸隊の花月だと思ってたら、まさか、ワールド・オブ・スターダムチャンピオンの花月が対戦相手になるとは思ってもみませんでした。ビックリしてるし、賞賛を与えましょう。退団したことを後悔させれるかどうか、最後の試合をもって確認します。6月17日、後楽園ホール、しかと花月のプロレス、私は見届けますよ。楽しみにしてます」

花月「なんか、こんな空気イヤだ…。まあ、ここにいるヤツはみんな来週も見にきてくれるよな。じゃあ今日は花月さまが締めたいと思う。おい、そこの雑魚たち上がってこい。あ、雑魚じゃない、ね、大江戸隊のお姫様もお嬢様も上がってください。(大江戸隊は)雑魚じゃないからね。ハイ、ということで、大江戸隊を信じて明日もテキトーに頑張ろう。ウィー・アー・オーエドタイ!」

 

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