【編集長インタビュー】「議員レスラー」西村修が語る②「雀を食べるとやせるんです」

西村と私3

 

西村 大変なんですよ。当時の新弟子時代は。小島聡選手は小原道由さんにグチャグチャにされていました。小原さんは小原さんで、南海龍選手に洗面器で脳天をカチ割られて・・・。で、私がついているのは橋本さんなんですが、他にも諸先輩方、獣神サンダーライガーさん、後藤達俊さん、佐々木健介さん、ヒロ・斎藤さんらもいるんです。天山広吉選手なんか、天然キャラですから、ちょっと考えもつかないミスもある。金本浩二選手とかはマイペースだから、重要な雑用は私にまわってきたんです。

 

――西村さんが誰よりも、几帳面だったからですね

 

西村 だって、あとはキチッとした人間なんていませんよ(笑い)。でも、すべて貴重な経験です。大阪の難波にモデルガンのお店があったんです。ライフル銃を橋本さんが買ってきた。ガスでも空気でもなくて強力なスプリングのバネ銃でした。で、BB弾をつめて「バッーン!」って撃つんです。

 

――相当な威力ですよね

 

西村 足とかに当たるとタラタラと血が流れるんです。雀を撃てば、雀が死んでいました。近所のおじさんやおばさんも撃っていましたよ。道場のすぐそばに橋本さんと仲の悪いおじさんとおばさんが住んでいたんです。毎日、道場の前に止めてある橋本さんの車を「邪魔だからどけろ」って言ってきていた。まあ、橋本さんの車の止め方がものすごく自己中心的だったんですけど。他のことなど一切、気にせず、狭い道の真ん中にドーンと止めちゃう。

 

――で、文句を言われると、撃つ?

 

西村 毎回ではないですけそね。たまりにたまって「あっ! ババアがいた! よし、撃ってやる!」てなもんです。で、橋本さん、撃ってすぐに隠れるんです(苦笑い)。雀を撃った時は道場生が食べさせられた。私は何とか逃げたんですが、大体、天山選手の役割でした。毛をむしらされて、焼き鳥みたいにきれいに焼くんです。そのうち、天山選手が見る見るやせてきちゃった。

 

――雀を食べるとやせるんですね

 

西村 10キロほど体重が減って、さすがにみんな心配し始めた。「絶対に雀の寄生虫が原因だぞ」って。で、目黒に寄生虫館ってあるんです。色んな寄生虫の標本なんかが展示してある。ライガーさんの「お前、あそこに行って診てもらえ」という言葉を真に受けた天山選手は、寄生虫館に相談に行ったんです。天山選手は「野生の雀を焼いてどんどん食べたら、体がやせてきました。原因は雀の寄生虫でしょうか?」と、真顔で聞いたんです。寄生虫館の方は「ここは病院じゃなくて研究所なんです。病院に行ってください」と答えてくれました。(続く)

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