【川田利明プロデュース興行】2.8(金)「Holy War Vol.4」にて田中稔デビュー25周年記念試合が決定


22日、川田利明は自身のプロデュース興行『Holy War vol.4』(2.8横浜ラジアントホール)についての会見を都内にある麺ジャラスKにて行った。

会見にはフリーのレスラー田中稔も出席し、今大会にて25周年記念試合を行う事を発表した。

二人のコメントは下記

川田「第1弾なんですけど、この大会(Holy War)を始めてからずっと出てくれている田中稔選手が25周年を迎えるということなので、このリングで25周年の記念試合を行ってくれるということで、カードを決めさせてもらいました。デビュー25周年記念試合、田中稔選手、小坪弘良選手。対戦相手が藤原喜明選手、石川雄規選手です。第1弾として今大会の中に組み込まれることになりました。経緯については25周年ということもありまして、彼が育ってきたところとか、色々あってこの対戦相手なんですけど、藤原さんは師匠であって、同じ流れのある選手をそろえてみました。そのあたりは本人から詳しく話して頂きます。」

田中「1994年の1月24日にデビューしまして、来年が25周年なんですけど、自分で記念大会とかやろうというのは考えてはいるんですけど、Holy Warの方で25周年記念試合をやらないかと言って頂いたので、こんな光栄なお話しはないので、ぜひお願いします、と。ただ、いつもこの川田さんの大会のコンセプトは「ベテランvs若手」というのがあるんですけど、どうしても25周年というのを考えたとき、小坪さんは同期なんですけど、25年やっていてもうベテランなんですけど、若い相手というのが思いつかなくて。ここは藤原さん、あと僕が入った時に新弟子が6人いたんですけど、稽古をつけてくれた兄弟子の石川さんに組んでいただいて。師匠&兄弟子vs僕と1ヶ月違いの同期タッグにさせていただきました」

ーーこの大会に向けて、師匠、兄弟子と話をした?

田中「いえ。小坪さんだけには。小坪さんはずっと試合してなくて。14年ぶりの試合らしいんで、あんまり試合をしたがらなかったところを、彼も同じ25周年なんで、やりませんか、と小坪さんとは話をしたんですけど。藤原さんと石川さんとやりたいです、と提案しただけで、僕は直接話をしていないです」

ーー昔のイメージのままで戦う?

田中「目の前で実際向かい合ってみないと、わからないと言えばわからないんですけど、藤原組にいてデビューして1年、2年ぐらいで皆で藤原組を抜けてバトラーツという団体を作ったんですけど、藤原組時代は新弟子の中でも一番ダメ弟子で、しょっちゅう怒られてたので、藤原さんが怖いイメージのまま藤原組を抜けているので、今でもお会いすると直立不動になってしまうんです。ホント藤原喜明さんと前田日明さんは未だに直立不動になってしまうんで。いざ向き合ったときは小坪さんのコメントでも新弟子に戻った気持ちで、と書いてあるんですけど、そうなってしまうのか、いつも通りいけるのか、向き合ってみないとわからないところがありますね」

ーー藤原さんはまだ現役ですが、これから先はどこまで行けますか?

田中「20周年の時に、25周年の時にはもう試合してないんじゃないかと思ってたくらいなんで、これから先はどこまでやるのかわからないんですけど、せっかく25周年を怪我無くコンディション良く迎えられるので、今を一生懸命にいきたい。25周年、次30周年があるかもどうかわからないんですけども、この25周年イヤーをいろんな事をやって、仕掛けていきたいんで、まずはこの記念試合を組んで頂いたんで一生懸命やります。僕のいつも通りの試合にできるのか、藤原組スタイルというか、地味なスタイルになってしまうのか、フタを開けてみないとわからない。非常に楽しみな一戦ですね」

ーーパートナーの小坪選手と一緒に練習などは?

田中「今は全然してませんけど、同期の中では一番関わりが深かったというか、一番仲が良かったというか、今でも連絡を取り合うのは小坪さんだけ。船木勝一さん(FUNAKI)はWWEにいたり、臼田勝美さんは引退してしまったりとか…小坪さんと一番連絡を取り合ったりするので、自分の中ではここは小坪さんかなって」

ーー二人でコンビネーションを確認をしたりする?

田中「多分ないですね、ハハハ。ぶっつけ本番で」

川田「元々この試合にコンビネーションはあり得ない試合だと思うんで」

ーー藤原さんについては?

田中「この間のHoly War(10.1新宿)でもそうですけど、一番目立つところを持っていってしまうんで。あれはキャリアとかいろんな(経験)から出てくるものだと思うので、僕の記念試合なんですけど藤原さんに一番目立つところを持っていかれないように。ハイ。同期タッグで師匠&兄弟子に勝てたら最高かなぁって気持ちがあって、まったく僕らが新弟子の頃に敵わなかったんで」

川田「新弟子の気持ちで向かうんじゃなくて25年たってるんだから、今の田中稔をぶつけていけばいいんじゃないかと俺は思う」

ーー川田さんは実際に25年積み重ねたモノが見たくてオファーをした?

川田「そうですね。今の選手としてのクオリティをリングで十分に出してもらえれば」

ーーその相手として藤原組長は申し分の無い相手?

川田「そうですね」

ーー最後に意気込みをお願いします。

田中「当日を迎えないと全てわからないんですけど、ホントに自分の原点なんで。25周年なんですけど、一番最初に藤原組に入門して、藤原組でデビューして。原点を見せられると思うので、気合を入れていきたいです。ハイ」

川田「逆に藤原さんは気を遣っていくと多分失礼だと思うんでバチバチいった方がいいよ」

田中「ハイ」

川田利明プロデュース 「Holy War ~vol.4~」
日時:2月8日(金)開場18:30開始19:00
会場:横浜ラジアントホール

【決定カード】
◆田中稔デビュー25周年記念試合
田中稔(フリー)&小坪弘良(フリー) vs 藤原喜明(藤原組)&石川雄規(フリー)

石川雄規選手コメント
「ミノル、小坪。我々は30年近く前、足立区南花畑の藤原組道場で出会った。思えば長い道のりを歩いてきたものだ。ミノルのデビュー記念にちなんで、藤原組長を囲み、久しぶりにリングに集合。ありそうでなかったこの組み合わせ。観るほうも、やる方も、まさに”お楽しみ”。警戒すべきは、ミノルの華麗な”ミノルスペシャル”。そして、かつて藤原組若手の我々を恐怖のどん底に落とした、伝説の小坪の”バーミアンスタンプ”。こいつを喰らったら、ヤバイ。観る方も、ヤバイ…」

小坪弘良選手コメント
「田中稔選手の25周年記念試合に抜擢されて、光栄に思います。対戦相手は師匠である藤原組長と、兄弟子である石川さん。もう二度とリング上で会うことは無いと思ってましたが、プロレスの神様は粋なことをやってくれるものです。当日は新弟子に戻った気持ちで闘いたいと思います」

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