【ノア】新たな船出となったノアの舵取り役は丸藤を下して王座防衛の清宮!「俺と拳王さんでノアの景色を変えます」<3.10横浜文体>

10日、プロレスリング・ノアは神奈川・横浜文化体育館でロゴやテーマ曲などをリニューアルして『ザ・リーヴpresents GREAT VOYAGE 2019 in YOKOHAMA』を開催した。

メインイベントではGHCヘビー級選手権として(王者)清宮海斗 vs(挑戦者)丸藤正道が対戦。

緊張感ある立ち上がりの試合は丸藤の執拗な腕への攻撃やテクニックで追い込まれ、パーフェクトキーロックであわやのところまでいくも、清宮がタイガースープレックスホールドで勝利した。

試合後のマイクでは新たな風景を作っていくにはもっと大きなパワーが必要と、この日の第1試合に登場した拳王に「くすぶってるやつ出て来い」と言い放つと花道より拳王が登場。

拳王は「てめえみたいな小僧にこんなこと言われて悔しいよ」と言いつつもお前の言いたい事は理解できる部分もあると発言。そして「メジャー団体のプロレスリング・ノアの景色をもう一度見せてやろうぜ」と力を合わせ、日本武道館への進出を約束した。

そして最後に清宮は「プロレスリング・ノア、メジャー団体としてさらに輝かせるために、俺と拳王さんでノアの景色を変えます。皆さん応援よろしくお願いします。駆け上がる、みんなと一緒に」

バックステージでのコメント

――試合を振り返ってみてどうですか

清宮「試合中のことはあんま覚えてないですけど、必ずこのベルトを守って、あの時代を超えたい思いで、全力で戦いました」

――杉浦選手、丸藤選手にも勝ちました。改めてそのベルトの重みをどう感じていますか

清宮「このベルトは凄く重いです。だけど、このベルトとともに俺はもっと上のステージに駆け上がっていかなきゃいけないんで。新しい景色を見たいと思うので。このベルトと一緒に新しい景色を、拳王と作っていきたいと思います」

――拳王選手、新生ノアが始まったこの日に清宮選手からの呼びかけに応えたが、改めてその思いについて聞かせてください

拳王「リング上で言ったけど、本当に悔しいよ。去年、杉浦、丸藤、そいつらを超えないといけないって、俺はチャンピオンの時代に言ってて、こいつにやられたのは本当に悔しいよ。ただ、こいつの言っていることも理解できる。新生ノア? 新しくなったんだろ。新しい景色を見せないといけない。これは本当に理解できるよ。だからな、俺もこいつに便乗して、新しい景色を…過去以上に輝かしい新しい景色を見せてやるよ」

――改めてお二人に伺います、本当に連れていってくれるんですね

拳王「新生ノアスタートの日に約束しただろ!誓いを交わしただろ!見てたヤツら、聞いてたヤツら全員に俺は誓ったんだ、必ず連れていってやるよ」

清宮「必ず連れていきます」

――次の防衛戦の相手よりも、次のリーグ戦のパートナーを選んだというのはそういう思いがあったからですか

清宮「そうですね。俺1人ではとてもじゃないけど、これから高いレベルに行くために俺1人ではパワーが足りないと思ったので。拳王と一緒にやりたいと思いました。拳王は凄く心強い。だけど、そこに俺が甘えたら終わりだと思うんで。自分にもカツを入れて、2人で切磋琢磨していきたいです」

――タイトルマッチでの丸藤選手は戦ってみてどうでしたか

清宮「前哨戦からだったんですけど、今まで経験したことがないような攻めばかりで、本当に苦しかったです」

――パーフェクトキーロックが決まってピンチになりましたが、逃げられた要因などはなんですか

清宮「試合が始まる前からあの技を食らわないように、食らったら意地でも逃げてやろうと思ってたんですけど、実際に食らってみると、やっぱり逃げられなくて。でも、そこで頼りになったのは、あのお客さんの声なので、本当に皆さんに感謝しています」

新生ノアの船出は希望に満ち溢れる大会であったが、最後に放たれたテープにはメッセージが書かれており『Misawa-san, you will forever live in our hearts as we set out on a new voyage.(三沢さん、私達は新たな航海に出発しますがあなたは私達の心の中でいつまでも生き続けます)』と故・三沢光晴への想いが込められていた。

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