【安納サオリインタビュー➀】現在の活躍に至るまでの苦労、そして覚悟!団体の未来像、プライベートなど素顔に迫る!
アクトレスガールズの安納サオリ選手(Beginning)は現在、女子プロレス界でトップレスラーの一角を担う存在である。今回、そこまでに至る苦悩や団体のトップである覚悟、アクトレスガールの未来像、7.21大阪でのジュリアとの防衛戦、初のユニット参加となる正危軍、そしてプライベートについてなど多くをインタビュー。今まで語ってこなかった話など是非ご覧ください。
◆プロレスを始めたきっかけ
ーーまずは、もう色々なところでお話をされているかと思いますが、プロレスを始めたきっかけを改めて教えてください
安納「きっかけは舞台をやっていて、でも全然なにも自分が思っているようにはいかず、目標に向かっていけない時に今の代表と出会って『お前はプロレス界のスターになるぞ』みたいな、誰にでも言ってるようなことを言われ(笑)そしたらいつの間にか練習に誘われて行ってて、嫌だったんですけど」
――女優をやっていた時にいきなりプロレスと言われて真逆なもんだと思うんですよね。身体をつかって大変な仕事だと思うんですけど最初は違和感はなかったですか
安納「違和感しかなかったですよ」
――そうですよね、違和感バリバリですよね
安納「そう、しかも運動もしたことなかったんですよ」
――運動神経は?
安納「ゼロです」
――良くなかったんですか?
安納「そうです、ボールと友達になれないタイプ(笑)」
――ボール苦手なんですね、球技が苦手?
安納「球技も苦手だし、走るのとか全部苦手でした」
――でも今、リング上ではしなやかなブリッジなんかも決められるし、体力も今だからあるのかもしれないですけど、プロレスをやる前とやった後ではだいぶ変身したんですね
安納「変身しましたね。体型もたぶん全然違いますし」
――体型もそうですね…
安納「見ました?」
――他紙さんに掲載されているのを見させていただいた時に、割とポチャめな…
安納「でも本当に太ってたんですよ。筋肉が無かったんです。だから筋肉がついたかな」
――当時は結構食べてたんですか?
安納「めっちゃ食べてました」
――ダイエットはやってたけどもあんまり意識はしてなかったんですか?
安納「ダイエットはしてたけど痩せなかったんですよ。変なダイエットをしてたんです」
――変なダイエットというのはどんな?
安納「全然食べなかったりとか、リンゴだけとか、豆腐だけとか」
――じゃあ偏り過ぎたダイエットの仕方で反動が凄かったんですか?
安納「そうですね、そんな感じでとにかくまず運動をしなかったので太ってたんですプロレスする前は」
――でも自己表現は元々お好きだったんですか?
安納「好きでした、見られることが好きでした」
――見られることが好きだと、では演技をやっている時の安納サオリと演技やる前のプライベートの安納サオリっていうのはけっこう離れてたりするんですか?
安納「演技っていうのは役に?」
――役になる時に
安納「違いましたね、その時は役に徹していたんで。なんかスイッチがあるんですよね、今もなんですけど」
――やっぱりレスラーとプライベートの時ではスイッチが全然違うんですか?
安納「全然違います」
――それはスタートボタンを押すとバーンとスイッチが入る感じですか?
安納「バーンってなるんですけどそこから無(む)なんですよね、あんまり覚えてないんですよね」
――無(む)ですか?!じゃあ一試合集中の燃焼タイプというか
安納「そうかもしれないです」
――その後は素に戻って無になるような
安納「無が試合中で」
――試合中が無なんですか?!
安納「そうなんですよ」
ーー初めて聞きました
安納「ホントですか?最近気づいたんです、覚てないなってのはあったんですけど何でなのかなって分析してったらそうで」
――じゃあ入り込んじゃうタイプ?
安納「うん」
――それは演技で培われた、なんか入り込むっていうのがもしかしたら共通している感じですかね?
安納「かもしれないですね。この状態ではリングに立てないです。今こうやってインタビューを受けている安納サオリではリングには立てない、できないです」
――じゃあリングに上がる前のスイッチ入れるボタンというのはどういう感じにしてるんですか?
安納「たぶん、入場曲が鳴った時かな。入場曲が鳴って裏で出る前に段々気持ちが上がっていって出た時には無になってます」
ーーそうなんですね
安納「はい、お客様の前に立ったらその状態ですね」
ーーその時はバトルモードにスイッチが切り替わっていると
安納「もうレスラーのサオリってなってます」
――今はれっきとした女子プロレス界の一角を占めてると思うんですよね
安納「ありがとうございます、ウフフ」
――これはお世辞抜きで最近凄い輝いて上がってきて、今まさに注目を浴びている存在だと思います
安納「嬉しいです」
――安納サオリという女子プロレスラーに何かがあるんだろうなって思って今日はそれを暴きたいと思ってます(笑)
安納「あっ、どうしようなー、お話しできるかなー(笑)」
ーーそれは僕のココ(腕を叩きながら)にかかっていると思うんで、ちょっと頑張って色々と聞きたいと思います
安納「そうですね、よろしくお願いします。頑張ってくださーい(笑)」