【安納サオリインタビュー➀】現在の活躍に至るまでの苦労、そして覚悟!団体の未来像、プライベートなど素顔に迫る!

◆団体トップになるまでの苦労

ーープロレスを初めて色々と紆余曲折あったと思うんですよね。やっぱりなかなか慣れないことをやってきたという事で、だけど今やアクトレスガールズを引っ張る立場になって、他団体にも色々と呼ばれるなど注目される存在になったと思うんですけど、それに至るまでの苦労や葛藤はどうやってクリアしていったのでしょうか?

安納「うーん…がむしゃらでしたね」

――とにかくがむしゃらに

安納「そう、目の前にある事を全部絶対こなしていこうじゃないですけど、そんな気持ちだったかなー最初の頃は、何もできなかったので。それでまあ引っ張る立場っていうのにさせられたっていう言い方は悪いですけどそうなって、それも嫌だったんですよ」

――最初は嫌だったんですね

安納「最初は嫌でしたよ。元々いたトップの方が辞められて、それで繰り上がりだと思っちゃったんです。あー私は結局繰り上がりかみたいな、それが嫌だったていう気持ちもあったから…じゃあどうするか、行動で見せるしかないなみたいなっていうのもあったし、なんでしょう…」

――負けず嫌いというのは昔からあったのですか?

安納「そうですね、負けず嫌いですね(笑)」

ーー自分の性格を一言でいうのどんなタイプですか?

安納「気分屋(笑)アハハハハ」

ーーめっちゃそれっぽい感じがします(笑)

安納「そうです気分屋(笑)」

――ちなみに犬か猫かっていうとやっぱり猫派ですか?

安納「犬です、ワンちゃん好きです」

ーーそうなんですね、なんか猫が好きな感じがしました

安納「そうですかー?」

――でも、そういうご自身が繰り上がりっておっしゃってましたけど、それは繰り上がりできたけども、そういう風に見られたくないっていう意識が凄い強かったっていう感じですかね?

安納「自分自身が思っちゃったんですそれに対して」

ーーなるほど

安納「あー私は繰り上がりなんだっていう風に思ったのが嫌だったんで、じゃあ自分がそう思わないようにやるしかないなっていう気持ちもあって」

ーーその立場になった瞬間に何か自分の中で変えた事ってありますか?

安納「うーん…なんだろ…その時、結構最初だったんですよ、デビューしたばっかりだったんですよね。表に出まくってましたね、言われた事を全部やりました、来たオファーは全部やりましたね」

ーーそれはご自身でこれはやりたくないなっていう仕事というか試合もあったかもしれないですけどそれでも全部受けたんですか?

安納「全部やりました。5番勝負がまずあったりとか、他団体の方ともあったりとかで。昔の方が試合数が多かったんですよ(月に)15~16試合とかしてましたよ」

ーーそうなんですね

安納「めっちゃ多かったんです」

ーー例えば、ぽっちゃりしてた時からスリムになってくる時までは試合の過酷さっていうところとか、トレーニングももちろんありますけどその辺もやはり大きかったですか?

安納「大きかったですねー、連戦連戦みたいな、でもそれが凄い楽しかったんですよね、充実してたっていうか。でも今、全然人気ないんですよ(笑)」

ーーそんなことはないですよ(笑)今はこっち(お金)が上がってるからですよ(笑)

安納「そんなことないですよ(笑)でもとにかく安納サオリを知ってもらおうっていう。アクトレスガールズの安納サオリを知ってもらおう、そしたら何か変わってくるかなっていう風に思ったんで行動し続けましたね、止まんなかったかな、休まなかった」

ーー肉体的にはしんどかったのでは

安納「あーでも怪我したことないんですよ私」

ーーそれは凄いですね

安納「大きい怪我はしたことない。指ぐらい、指を折ったぐらい。でも別に気にしてなかったし、指ぐらいいいやみたいな(笑)」

ーーでも、昔は全然運動しなかった安納さんがもの凄く運動量が変わったし、苦手だった事を色々とチャレンジしたのはなぜできたんですか?

安納「何でできたんだろう?練習ですよ、練習(笑)」

ーー練習で自信が付いたって感じですかね?

安納「あと、めっちゃ見ましたねプロレスを。なんか私あんまり考えてできないんですね」

ーー考えてできない?

安納「なんて言ったらいいんだろう感覚?なんかわからないですけど、教えられないんですよ」

ーーそうなんですか

安納「言葉にできない。バーンして、ドーンしてこうやってやるんだよ、やってみみたいな(笑)わかるー?みたいな感じでやるんですけど伝わらなかったりするんで、だからあんまりなんだろな考えてやってない…」

ーーじゃあ割りと天才肌なんじゃないですか?

安納「いやーそれはちょっと言い過ぎかもしれないですけど(笑)」

ーーそういう感覚で結構動けるタイプと感覚で動けないタイプがたぶんいると思うんですよ

安納「そうですね、アクトレスもそうです」

ーーそういう部分でいうと感覚で、なんか感性で動けると言うか、そういうタイプなんでしょうねきっと

安納「でも後輩には教えれないタイプなんで、あんまりいい先輩じゃないです(笑)」

ーーでも、トップレスラーって身体を張っているのを見せてるだけでそれが教えに繋がってるんで。今、そういう安納さんが色んなところで活躍したりして背中見せてる事だし、あとは言霊みたいなのが凄い上手いなって僕は思ってて、リング上でのマイクアピールとか、やっぱり言葉に魂がこもっているというか、気が強いところも凄いいいなって思いますね

安納「めっちゃ誉めてくれるじゃないですかー嬉しい!」

ーープロレスラーとして凄い備わってるなって思うんですよね、特に今の現代版のプロレスラーにいい感じにスイングしてるなっていう。昔の全女(全日本女子プロレス)時代とかはあんまり見た事ないんじゃないですか?

安納「ありますあります、全然YouTubeとかで見ますよ」

――そうなんですね、やっぱり昔の時代と今の女子プロレスはちょっと違うかなって思って、技もどんどん進化してきてるし、顔とかも凄く狙われたりするじゃないですか

安納「顔ね(笑)」

ーー頭から落としたりとか、昔と比べると技も進化してるんで、受け身とかも相当練習しないと大変だと思うので

安納「してましたねー、お家で敷布団でやってましたよ。できなかったから、ホントにできなかったんです」

ーー家でもやってたんですか敷布団で

安納「私たぶん一番できなかったんですよ最初の頃のメンバーで。みんな運動経験があったりとかだったんで、それが負けず嫌いだから悔しくて家で敷布団をペッチャンコにしましたよお客様用なのに(笑)」

ーー家でもそうやってかなりやってたんですか

安納「そんなのあんまり言いたくないんですけどね、こういうの実は」

ーーいや、でもそういうのは安納サオリ像がまた違う角度から評価される部分もあるので、今まで語っていない部分などは聞きたいなと思いますね

安納「じゃあ、ちょびっとだけ(笑)」

ーー自宅に帰ってまで負けてなるかという気持ちでやられてたのですね

安納「そうですね、デビューする前までとかデビューした頃とかはそういう感じでやってましたね」

ーーじゃあ劣等感とかあったんですか?

安納「劣等感しかないです、今もですよ」

ーー今もですか?

安納「ありますあります、自信ないですもんあんまり」

ーーそうなですか?

安納「うーんよくわかんない(笑)」

ーー自分にあまり自信持ってないタイプなんですか?

安納「なんかあんまり自分の事をよくわかんないんですよ。結構別の人物と思ってて…これもあんまりしゃべってないんですけど、なんて言ったらいいんだろうな…あんまり自分の事を好きか嫌いかって言われたらわかんなくて、そうあんだけ自撮りとかするから好きでしょってよく言われるんですけど、あれは安納だから安納をっていう感じなんです」

ーー安納サオリを自分でプロデュースしてるみたいな

安納「だと思うんですけどね、これも上手く伝えられないんですけど」

 

⇒次ページ(プライベートな安納サオリ、団体トップの覚悟)

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加

Pages 1 2 3 4 5