【リアルジャパンプロレス】6・29後楽園ホール大会一部対戦カード決定!レジェンド王者・大谷晋二郎が船木誠勝と9ヵ月ぶり再戦 船木の優等生発言に怒りあらわ リアルジャパンの意識改革を示唆

リアルジャパンプロレス6・29後楽園ホール大会一部対戦カード決定

レジェンド王者・大谷晋二郎が船木誠勝と9ヵ月ぶり再戦

船木の優等生発言に怒りあらわ リアルジャパンの意識改革を示唆

スーパー・タイガーはロッキー川村と出直しの一戦

 

2日、東京・興義館でリアルジャパンプロレスが記者会見を行い、6・29『LEGEND OF THE GOLD VII』後楽園ホール大会の一部対戦カードを発表。レジェンド選手権試合「(王者)大谷晋二郎vs船木誠勝(挑戦者)」、シングルマッチ「スーパー・タイガーvsロッキー川村」の2試合が決定した。初代タイガーマスクと4選手が記者会見に出席し、試合に向けての意気込みを語った。

 

 

■大谷vs船木は9ヵ月ぶりの再戦

 

タカ・クノウ、高岩竜一、スーパー・タイガーと難敵を退けてレジェンド王座を死守してきた大谷が、前王者・船木のリターンマッチを受けることになった。

 

両者の一騎打ちは今回で3回目。初対決は2014年9月のWRESTLE-1大阪大会。船木が大谷を破り、当時保持していた世界ヘビー級王座を防衛している。2回目は昨年9月のリアルジャパンディファ有明大会で、レジェンド王座を懸けて対戦。当時王者だった船木の強烈な蹴りを受けて脳しんとうに追い込まれながらも、大谷が勝利してベルト奪取を果たした。しかし、激闘の爪跡は尋常ではなかった。試合後、大谷は頸椎損傷と診断されて、1ヵ月の欠場を余儀なくされ、初出場・初優勝を狙っていたZERO1の天下一ジュニアトーナメントもドクターストップがかかり、無念の不参加となった。

 

 

■船木の姿勢に大谷が怒り「挑戦権って奪うものじゃないんですか?」

 

通算戦績1勝1敗で迎えた9ヵ月ぶりの再戦。船木は「9ヵ月ぶりにレジェンドチャンピオンの挑戦者に選んでいただいて、本当に嬉しく思っています」とリアルジャパンサイドに感謝の意を表すと、「前回の試合も、内容では負けてないと思ってますので、今回は9ヵ月ぶりに胸を借りて。自分は来月でフリーになって2年になりますんで。フリーになって初めて巻いたレジェンドチャンピオンのベルトをもう一度取り戻して、フリー3年目に突入したいと思います」とベルト奪還に決意を見せた。

 

迎え撃つ立場の大谷は、「大谷晋二郎がこのベルトを肩にかける姿、非常にしっくり来るような気がするんですね。このベルトも、今や心を持ち、感情を持ち、『大谷晋二郎と離れたくない!』とこのベルトに会うたびに僕に訴えかけてきます」とベルトに愛着を感じている様子。「このベルトを奪った試合ですけど、正直申しまして、僕は後半の記憶があまりないんですね。だからこそ、僕の中ではある意味、チャンピオンでありながらも、リベンジの意味がちょっと含まれているんじゃないかなと」とあえて雪辱戦と捉えて再戦に臨む構えだ。

 

そして、大谷は「挑戦者に選んでいただいて、本当に嬉しく思っています」という船木の発言に反応。「僕がベルトを持ってから次々と挑戦者が来ますけど、毎回、佐山先生のご指名で選ばれてきますよね? 『ご指名で選んでいただきありがとうございます』『挑戦させていただきます』と。いやあ、僕のプロレス観の中で、それはないんですよね」とバッサリ斬り捨てた。

 

「挑戦権って奪うものじゃないですか? 『俺に挑戦させろ』『次は俺だ』じゃないのかな? 僕は毎回感じてます」と優等生発言に苛立ちを隠さず、「選ばれて嬉しいという人任せな態度に、非常に腹が立ちました」と船木を酷評。「僕がこのリアルジャパンを改革したい。誰もがこのベルトを目指したい、このベルトを奪いたい。『次は俺に挑戦させろ』『次は俺だ』……みんながいやがおうにも手を挙げる。そんな空間をこのタイトルマッチが終わったあと、作り上げたいと思います」と選手の意識改革までぶち上げた。

 

 

■船木は大谷の観客を意識したファイトに疑問符

 

しかし、船木は大谷の発言を聞いても、「考え方の違いだと思うんですね。自分はずっとこの形でやってきましたんで、本当に選んでもらってありがたい」と表情ひとつ変えず。「考え方の違う人同士の戦いが、逆に見る側は面白いと思いますんで。自分もやりやすいですね。違うものと戦う。で、勝って、ハッキリさせる」と自分の勝利を断言した。

 

あくまでも直接対戦した時の感覚しか信じないという船木は、「絶対に真正面から向かってくると。で、逃げない。そういう人だと思います。試合の中で裏がない」と大谷のファイトを高く評価しながらも、最近の試合については「少しですけど、パフォーマンスの部分が出てきているかなという感覚がありました」と指摘した。

 

だが、大谷もそれには動じず、「大谷晋二郎のプロレスというものは今やっている通りなんで。これをパフォーマンスと言うなら、どうぞ言ってください。僕の大谷プロレスを崩すつもりはまったくありませんので」と胸を張るばかり。

 

「ここはもう強がってもしょうがない。強い。もうこれは絶対揺るがない僕の船木選手へのイメージがあるんですよね」と船木の強さを認めた上で、「今回、キッチリ記憶がある中で勝った時、僕はまたプロレスラーとしても、人としても成長できているんじゃないかなと思いますね。なので、僕の成長する踏み台になっていただこうかと思います」と挑発した。

 

常にリング上で自分の気持ちをあらわにし、観客をも巻きこむ王者・大谷。どんな時でも冷静沈着で、獲物を仕留めることだけを考える挑戦者・船木。図らずも、記者会見の場で両者のプロレス観の違いが際立つ形に。

 

そんな2人を見て、初代タイガーマスクは「僕がああだこうだ言う必要もないぐらいレジェンドチャンピオンシップに相応しい試合」と称し、「9ヵ月ぶりの再戦になりますけど、お客さんは前の試合を見ていると思いますが、この戦いに慣れないでほしい。あの時がこうだったから、今回もこうなるという試合ではなくて、本当に2人が激突する姿そのままを見てもらいたい。そういう強い思いがあります。自信を持ってオススメします」と期待を示した。

 

 

■スーパー・タイガーが出直しの一戦 ライバル・ロッキー川村と激突

また、セミファイナルではスーパー・タイガーとロッキー川村のシングルマッチが決定した。S・タイガーは4・27後楽園ホール大会でレジェンド王者・大谷に挑んだものの敗戦。今回が出直しの一戦となる。

 

対する川村は現ミドル級キング・オブ・パンクラスの実力者。リアルジャパンには1年3ヵ月ぶりの参戦となる。この間に、ロッキー川村とリングネームを改め、映画『ロッキー』さながらのボクシングスタイルにシフト。ボクシンググローブを付けて試合に臨んでいる。両者は過去に対戦経験もタッグを組んだ経験もあり、今年の3月にもキャプチャー・インターナショナルで激突。S・タイガーが勝利している。

 

ライバルとの対戦に向け、S・タイガーは「どうしても、ロッキー選手との戦いは格闘技色の強い、UWFのように見られる感はあると思いますが、時代を逆行するような戦いをするつもりはありません」と格闘技的な見方を否定。「ただの格闘技戦ではない、それを超えた先にある戦いを我々がこのリングでやっていかなければ、プロレスリングの未来はないと。そういうしっかりとした覚悟を持って戦いたいと思います」と強い決意をにじませた。

 

大谷戦での敗北も「一度負けて、ではまた1から、0からやり直すという考えはないので。あの試合は自分の中で到達した、そして1つの結果であって。そこから戻って積み重ねていくというよりも、逆にあれを超える試合をしたい」と引きずってはいない。「今回はセミファイナルですけど、メインイベントを食う、そういう意気込みで我々は戦っていこうと。そういう思いで挑んでいきたいと思います」と意気込んだ。

 

一方、川村は「ロッキー川村はいつでもどこでもロッキー川村の試合をするだけだ」と言葉少なだったが、「S・タイガーはどこの誰よりも思いっきり殴れる相手。思いっきり俺のバルボアブローを顔面にぶち抜きます。そして、この日、6月29日は俺の誕生日だ。1人でも4人でもかかってこい。ぶっ倒してやる!」とKOを予告した。

 

川村はパンクラス所属で鈴木みのるから大きな影響を受けている。また、S・タイガーも一時期鈴木に師事した経験がある。それだけにS・タイガーは「川村選手の怖い部分は、格闘技の基礎がある中で、師匠に鈴木みのる選手を持っているところ。昨日もDDTが行った東京ドームの路上プロレスに出たり、振り幅を凄い広く持っている。組んだら安心ですが、戦っても最近は非常に怖さを感じてるので、そこに惑わされないように」と警戒心をあらわにしたが、「僕自身も同じように、違った形で経験を積んできているつもりなので、そこはやっぱり、お互いの持ってない部分をぶつけて戦いたいと思います」と真っ向からそんな川村と戦う構えだ。

 

⇒次ページ(各選手からのコメントをご覧ください。)

 

山口 義徳(プロレスTODAY総監督)
『プロレスTODAY』総監督。
その素顔は運営会社(株)リアルクロス代表取締役社長。
プロレスTODAYの企画・進行・管理を行い、会場ではカメラマンも兼務。
またプロレスとビジネスの融合を行い、会場でのクライアントとのタイアップも実施。

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