映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』プロレスラーになることを夢見て旅するロードムービーが公開中!DDTの生みの親ジェイク・ロバーツや元WWEスーパースター、マンカインドのミック・フォーリーも登場

あなたはプロレスラーになりたくて旅に出たことがありますか?

2月7日から劇場公開された『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』が爽やかな感動作だと話題だ。

ダウン症の青年ザックは古いプロレスのビデオを擦り切れる程見ている。彼の応援する「ソルトウォーター・レッドネック」はプロレスラー養成学校を設立しており、ビデオの向こうで「オマエを鍛え上げてやる」と息巻いている。そんなレスラーの呼びかけに素直に応じてザックは自身がいる施設をパンツ一丁で飛び出して遠いレスラー虎の穴を目指して旅を始める。

ひょんなキッカケから一緒に旅をすることになる漁師のタイラーは一緒に逃亡するザックを少しづつ認め、レスラーになる為のトレーニングも一緒に行う仲に…そんな2人を追いかける施設の女性エレノア。この3人がカントリー調の軽妙な音楽とトムソーヤの冒険の様にイカダに乗って夢を追いかける。

果たしてザックは憧れのレスラーに会えるのか?そして「ソルトウォーター・レッドネック」の必殺技「アトミック・スロー」は飛び出すのか?刮目してみて欲しい。プロレスファンの読者には、DDTの生みの親であるジェイク・ロバーツが出演していることや元WWEのスーパースターであるミック・フォーリー(顔の書かれた靴下のミスター・ソッコを腕にはめて戦うマンカインドとしても一時代を築いた)が出ることも注目ポイントである。

本編を見た感想は「さわやかな視聴感」「思わず笑顔になるやりとり」「カントリーソングが旅情感を駆り立てる」「差別や生き方について考えさせられる」「プロレス虎の穴とも呼べるソルトウォーター・レッドネックのプロレスラー養成学校に行ってみたい」と様々なものがあるが、一つ通じて言えることは間違いなくいい映画を見たと思えることだ。

プロレス好きな人、日頃の生活に疲れていて映画でストレス解消したい人、優しい気持ちになりたい人に是非見て欲しい一作だ。連休の映画鑑賞にプロレス観戦の合間のひとときの安らぎにこんな形でプロレスを見てみるのも良いのではないだろうか。

ザックを支えるタイラーはあのトランスフォーマーに出ていた少年とは思えないナイスガイだし、エレノアはしっかり者の様でザックを認め支える素敵な美人だ。あなたの人生の1ページに映画史に残るレスラー「ピーナッツバター・ファルコン」を加えて欲しい。

※ピーナッツバター・ファルコンの正体は映画後半で明らかになる

人生で一度きり、特別な旅の始まりを、自分で選んだ友達=家族とともに。

身寄りがなく、受け入れ先として老人の養護施設に入れら れ たダウン症のザック青年は、プロレスラーになるという自らの夢を叶えるべく、パンツ一丁で深夜に脱走する。同じく 、 しっかり者の兄を亡くしてツキに見放され、飲んでばかりの漁師・タイラーは他人の獲物を盗んでいたのがバレてボートに乗って逃げ出す。そのボートで寝ていたのがザックだったのだ。偶然から始まった二人の旅の辿り着く先は……?

漁師タイラーを演じるのは、『ランナウェイ/逃亡者』『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ。兄の喪失から立ち直れず、問題ばかり起こしていた孤独な漁師タイラーの内側の変化を、繊細に表現。

ザックと通じ合う、施設の看護師エレノアには、『ソーシャル・ネットワーク』『サスペリア』のダコタ・ジョンソン。ラブー フとジョンソンはゴッツァーゲンと意気投合し、まるで家族のような関係性を築き上げた。そのほか、ジョン・ホークス、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ブルース・ダーン、ジョン・バーンサルら実力派俳優が脇を固める。

また、ラッパーのイェラウルフが、タイラーを追うタフガイとして長編映画初出演を果たしているのも注目だ。誰だって、自分がひとりぼっちの出来損ないだと感じるときはある。そんなときに必要なのは、特別扱いされることじゃない。自分を、自分の夢を信じてくれる存在と出会い、絆を深めていくことで、夢は現実へと近づいていく。諦め る前に、当たり前と思っている世界から視点を変えて、自分と世界を見つめなおす大
切さを教えてくれる。愛すべき、大人の成長物語がここに誕生した。

2019 年4月に開催された SXSW (サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭で Narrative Spotlight 部門の観客賞を
受賞後、その評判が話題となった本作。8月のアメリカ公開時初週には、映画批評サイトロッテン・トマトで 100
フレッシュを獲得。高い評判が後押しし、わずか 17 館でのスタートから公開6週目には、 1,490 館にまで上映規模
を拡大し大ヒットを記録している。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン
2月 7 日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

スタッフ
監督・脚本:タイラー・ニルソン、マイケル・シュワルツ
プロデューサー:アルバート・バーガー、ロン・イェルザ、クリストファー・ルモール、ティム・ザジャロフ
撮影監督:ナイジェル・ブラック
プロダクションデザイン:ガブレル・ウィルソン
編集:ナット・フラー、ケヴィン・テント
衣装デザイン:メリッサ・ウォーカー
音楽製作総指揮:チャールズ・バーサミアン
音楽監修:ザッカリー・ドーズ
原題:The Peanut Butter Falcon アメリカ/ 97 分/シネスコ/映画/カラー/ 2019
字幕:髙内朝子
配給 :イオンエンターテイメント

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公式サイト tpbf movie.jp

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